大東文化大学に在籍している方や、これから入学を考えている方の中には、大東文化大学の就職実績が気になっている方もいると思います。そんな方のために、大東文化大学の就職支援制度や、実際の学部学科別の就職実績を調査しました。これからの進路決定に役立つような記事になっています。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
大東文化大学とは
大東文化大学とは1923年に設立され、2023年には100周年を迎える歴史ある大学です。学校法人大東文化学園として大東文化大学を中核に大東文化大学第一高等学校、大東文化大学付属青桐幼稚園の3つの学校を所有しています。
板橋と東松山と緑山に3つのキャンパスをもち、現在9つの学部と21の学科を持つ大学です。今回は大東文化大学の就職実績について詳しくご紹介します。
大東文化大学の就職支援環境
大東文化大学では充実した就職支援制度があります。1年次からキャリア設計のステップが始まり、学生それぞれの志望に特化したプログラムがあります。今回はその中でも特に注目したい2つをご紹介します。
特徴①|業界・インターシップ対策の実施
大東文化大学では、キャリアセンター主導のもと、業界・インターンシップ対策も実施されています。業界対策では金融ガイダンスがあり、銀行をはじめとした金融業界を目指す学生のために業界の概略などをレクチャーします。
インターシップ対策では、インターンシップに臨む上での基本的なマナーや身だしなみから親身になってアドバイスしてくれます。また、学内にインターンを受け入れてくれる企業を招き合同説明会の実施もされています。
特徴②|外見力UP講座の実施
面接では外見が全てではないものの、外見での第一印象はやはり重要と言えます。
そのために、面接に向けて身だしなみやメイクなどについてプロスタイリストとプロカメラマンが親身になって指導してくれます。
【2019年卒版】大東文化大学の就職実績
ここからは実際に学部別に就職実績をご紹介していきます。すべてのデータは大東文化大学公式HPの「就職実績」、「学生・生徒の卒業後の進路状況(2018年度)」を参考にしています。
文学部の就職実績
文学部において、日本文学科と中国学科、英米文学科では小売業が、教育学科では教員が、書道学科ではサービス業が最も大きな割合を占めています。
教育学科以外では他の業種にもバランスよく就職できており、文学部で培ったどの業種にも合わせられる柔軟な思考力を活かした結果と言えるでしょう。
経済学部の就職実績
経済学部において、社会経済学科では小売業が13.3%、現代経済学科ではサービス業が17.6%で最も大きな割合を占めています。
その他経済学部という特性を活かして、金融業界や商社業界にも多くの人が就職していることも強みと言えます。
外国語学部の就職実績
外国語学部においては、中国語学科は小売業が21.5%、英語学科はサービス業で20.1%、日本語学科はサービス業が21.4%でそれぞれ一番大きな割合を占めています。
外国語学部では語学力を活かし、空港やホテルなどのサービス業に就く割合が多いことが特徴です。
法学部の就職実績
法学部では、法律学科は公務員が16.6%、政治学科も公務員が19.9%と最も大きな割合を占めています。やはり法学部の強みは公務員になる割合が多いことと言えるでしょう。
また公務員にならなかった人も小売業や金融業などの大手企業に就職できていることが特徴です。
国際関係学部の就職実績
国際関係学部では、国際関係学科は小売業が21.0%、国際文化学科はサービス業が21.1%と最も大きな割合を占めています。
国際関係学部はそのグローバル性を活かして、小売・サービスなど様々なお客様と接する機会の多い業界に就職していることが特徴です。
経営学部の就職実績
経営学部では、経営学科は商社が18.6%、企業システム学科はサービス業が17.4%で最も大きな割合を占めています。
経営学科は学んだことを活かしその特性上、金融業界に、またシステム学科では情報通信業にも多く進出しております。
環境創造学部の就職実績
環境創造学部では、環境創造学科があり、サービス業が20.9%で最も大きな割合を占めています。
環境創造学部では現代社会の様々な環境に向き合い、現状にどのように対処していくかを学ぶ学部で、その学びを活かして、実際にお客様と接する機会の多い業種に就職していると言えます。
スポーツ・健康科学部の就職実績
スポーツ・健康科学部では、スポーツ科学科は教員、教育支援・学習支援関係が21.1%、同じくサービス業が21.1%、健康科学科では病院・医療・福祉業が64.9%と最も大きな割合を占めています。
サービス業に行く人が多いのは、スポーツ科学の知識だけでなく技能を高める授業もあるため、いわゆる体育会系で外交的な性格の人が多いからと言えるでしょう。
社会学部の就職実績
社会学部は2018年4月に新設されたため、就職データはまだありません。予定では2022年に199名が卒業します。
社会学部には、社会学科があり、社会の仕組みを学びどのように社会が変遷していくのかを研究する学科です。
また、語学力やIT技能の向上も目指しており、今後の社会においてオールマイティに活躍できる人材を育成できる学科といえるでしょう。
まとめ
大東文化大学では、充実した就職支援制度があり、一年次からのキャリアサポートもしっかりとしていることから、全学部の就職希望者の就職率は96.1%と非常に高い数字を誇っています。
各学部学科の就職実績も参考にしながら、今在学している方もこれから大東文化大学を目指す方も、ご自身の学びや今後の展望とを照らし合わせ、時にはキャリアセンターを上手く活かし今後の就活のビジョンを考えてみてください。