部活生が就活に有利って聞くけど実際にはどうなんだろう。
部活生だけどアピールの仕方がわからない。
部活をやっていなかったけど、大丈夫かな。
部活生は就活で有利という言葉をよく耳にすると思います。
実際に大学で部活をやっていた就活生は面接の際にそれをアピールすることができます。
では、部活をやっていなかった就活生は就活で不利になるのでしょうか。
結論から伝えると部活生でないことが不利に働くことはありません。
この記事では、部活生でなくても面接でアピールする方法も含めご紹介していきます。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
部活やサークルは就活に活かせる!
部活経験がある人は、元気でタフな印象を抱かれやすいという傾向にあります。
なぜなら、部活をしていると様々な困難にぶつかる場面が多く存在するためです。
メンバーとの人間関係の築き方で悩んだり、技術が向上しないことで悔しい思いをすることがあったり、体育会系の部活であれば、毎日練習に参加することが大変だったりとこのような困難に立ち向かい、乗り越えてきた過去が評価されます。
仕事でも、クレームの対応や人間関係の構築、プレゼンや資料作りに関する悩みなど様々な困難が立ちはだかります。
このような困難に部活での経験を生かせる可能性があるため、企業の人事は部活経験を高く評価する傾向にあります。
部活やサークルは面接で質問される!その理由は?
では、なぜ部活やサークルに関して詳しく面接で聞かれることが多いのでしょうか。
それは部活やサークルでの活動内容で、就活生の人間性や成長過程がわかるためです。
企業の人事は、それぞれどのような部分を見ているのか解説していきます。
- 就活生の人間性を知れるから
- 就活生の成長過程を知れるから
就活生の人間性を知れるから
部活やサークルなどの組織での活動を見ると、その人の人間性を知ることができます。
どれくらいの思考の深さで組織のことを考えているのか、どんな目標を持って日々行動しているのか、その行動によって組織にどのような影響があったのかなどいくつかのポイントによって、企業の人事は就活生を見極めます。
サークルや部活など組織に良い影響を与えたエピソードによって、仕事においても会社に良い影響を与えられそうな人間性と評価されやすくなるのです。
就活生の成長過程が分かるから
サークルや部活などは1日や1週間だけ所属するものではないはずです。
長期間にわたって同じ組織で活動して、どのようにその人が成長したのかという過程をその組織での活動を通して、人事の人は知ることができます。
その過程で何を考えて、どう行動したのかを見て人事の人は採用に関しての判断をします。
より明確に自身の体験を伝えることが重要です。
【有利に働く!】部活やサークルをアピールする時のポイント2選
では実際、面接では経験をどのように伝えるのが効果的なのでしょうか。
人事の人に評価され、内定獲得に繋がる方法をここでは紹介します。
- 課題→過程→結果を意識する
- 企業でどう活かせられるかを伝える
課題→過程→結果を意識する
ただ単に「私は頑張った」と言うだけでは、人事の人には何を頑張ったのか、どう頑張ったのかが伝わらず内定には結びつきません。
何が課題で、その課題に対して何を考えて、どのように行動したのか、そして最終的にどのようになったのかを伝えることが大切です。
なぜなら、課題の捉え方やそれに対する対処を人事の人は評価するからです。自身の頑張りを伝える際は課題→過程→結果を意識するとよいでしょう。
企業でどう活かせられるかを伝える
サークルや部活で頑張っていたとしても、それが企業での仕事にどう活かせるのか伝えられないと就活では意味がありません。
上手く活かし方を伝え、活躍する姿を人事の人にイメージしてもらうことによって、はじめて内定に繋がります。
「課題→過程→結果」でやったこと・考えたことを伝えた後はそこから学んだこと、将来、仕事でどう活かすのかを明確に伝えることが大切です。
部活やサークルの経験をアピールする際の例文
「課題→過程→結果」を伝えると良いとご紹介しましたが、イメージが湧かない方もいるかと思います。
そんな方向けにここからは、実際の面接やES(エントリーシート)で使える例文をご紹介します。
良い例文
良い例文は、先ほど挙げた「課題→過程→結果」がわかりやすく記載されています。
また、学んだこと・会社での貢献の仕方も記載することで評価されるでしょう。
下記例文では「リベロ」というバレーボールのポジションに関しても解説をすることで、わかりやすい文章になっています。
大学時代は部活動に励み、チームで協力することの大切さを学びました。私はバレー部に所属していて、ポジションはリベロでした。リベロは相手に打たれたボールを拾う役割のポジションで、ボールを上手くつながなければなりません。大学に入学し入部してすぐの頃は、とにかく打たれたボールの勢いを抑えるためのボールの受けであるレシーブをしていましたが、それでは通用しませんでした。
チームメイトから「攻撃する人のことを考えて、パスを回した方が良いよ」とアドバイスをもらい、レシーブとパスを組み合わせ、周囲に指示を出しながら動くことで、スムーズにボール繋ぎが出来るようになりました。御社でもチームで協力してより大きな力を発揮することで、確実に目標を達成し、利益に貢献したいと思います。
ダメな例文
ダメな例文は、「課題→過程→結果」が明確になっておらず、結果のみを書いてしまうというミスをする就活生が多くいる傾向としてあります。
私は大学時代にラグビー部に所属していました。ラグビー部は全国でも有数の強豪校で、私たちの代だけでも入学時には150人を超える新入部員がいました。しかし、トレーニングや規則が厳しいことでも有名であり、ハードなトレーニングを積むうちに選手もマネージャーもどんどん減りました。
150人以上いた部員も、最後には10人にまで減り、私はその中でもとくに努力してレギュラーを勝ち取りました。また、最後の大会ではインターハイにも出場することができ、数年ぶりに全国1位を勝ち取ることもできました。
人事の人は、就活生のあなたが何を考えたのかをみて評価をします。
そのため「事実」中心ではなく、何を考えてどのように行動したのか記載するようにしましょう。
上記例文でも、私が何を考えて行動したのかが記載されていません。
これでは、人数が少なかったため、たまたまレギュラーになったのかもしれないと思われる可能性もあります。
【悪影響?!】部活・サークルをアピールする際に注意するべき5つのポイント
部活・サークルでの活動に関しては、ただアピールすれば良いわけではありません。
これから紹介する5つの点に注意しないと、就活に有利に働くはずのアピールが悪影響を与えてしまうかもしれません。
- 嘘や話を盛るのはバレる
- 自慢になりすぎない
- 成績や役割だけ話すのはNG
- 専門用語を多用しない
- 部活全体の成績の話はいらない
嘘や話を盛るのはバレる
アピールすることに必死で嘘や話を盛るのは良くありません。
面接の際、面接官との会話の中であなたの行ったことや考えたことは深堀されていきます。
嘘をついてしまうと、面接官が質問したことにうまく答えられなかったり目が泳いでしまったりします。
その結果、あなたの嘘が簡単にばれてしまいます。
面接官もこれまで何にもの学生と面談したり面接しています。
相手も人を見るプロであるということを忘れずに面接に挑めるとよいでしょう。
自慢になりすぎない
自分がいかにすごいのかということをアピールすることは大事ですが、何事も程度をわきまえる必要があります。
面接官も人間であることを念頭に置きましょう!
聞いていて不快になるぐらいの自慢話や自慢げな口調になってしまうと、マイナスのイメージを抱かれるかもしれません。
成績や役割だけ話すのはNG
結果や役割の説明だけを伝えてしまっては、あなたの魅力が伝わりません。
その役割においてどんな仕事をしたのか、その成績を組織にもたらすためにあなたはどんなことを考えてどんな施策を実行したのかを伝えましょう。
目に見える結果ではなく、面接でしか伝えられないあなた自身の考えを言語化できると、面接官に与える印象が良い方向に変わってくるかもしれません。
専門用語を多用しない
同じスポーツをしているチームメイトであれば、そのスポーツに関する用語がわかりますし、同じサークルに属していればそのサークルが関係する専門用語に関してもよく知っているかもしれません。
しかし、面接官はあなたと同じ経験をしているではありません。
あなたが詳しいサークルや部活に関する内容には全くの素人である可能性の方が高く、専門用語を使いすぎると内容が理解できないと同時に印象も悪くなってしまうでしょう。
面接官に伝えるときは親戚の人や近所の人に伝えるように、丁寧にわかりやすく伝えることが大切です。
部活全体の成績の話はいらない
面接官はあなたが何を考えて、どう行動したのかを評価します。
部活全体が全国大会に行くなどして成績を残したとしても、あなたが何も考えず行動もしていなければ、評価の対象にはなりません。
部活全体の成績に大きく関与した主将などの立場である場合は、どのように貢献したの価も併せて伝えるとよいかもしれませんが、その場合も成績だけ伝えるのでは意味がありません。
あなたが何を考えたのか、結果までの過程を意識して伝えるようにしましょう。
部活やサークルに入っていない人は不利?
ここまで部活やサークルに入っていた人向けにアピール方法をご紹介してきましたが、部活やサークルに入っていない人は就活において不利になるのでしょうか
結論としては、部活やサークルに入っていなくても選考で不利にはなりません。
部活やサークルに入っていなくても他の内容でアピールできれば全く問題はないのです。
部活・サークル以外の活動をアピールする方法3選
では具体的に部活やサークル以外で、どのような経験を伝えればよいのでしょうか。
ここでは3つの例をご紹介します。
- アルバイトについて話す
- 学業や研究について話す
- ボランティア活動について話す
アルバイトの経験について話す
飲食店やアパレル、商業施設やテーマパークなどアルバイト先は様々ですが、アルバイトをしている人がほとんどかと思います。
アルバイトの経験は、「働く」という点で就職してからのあなたの姿が企業から見てイメージしやすいです。
勤務先への利益にどう貢献したか具体的に話せると評価されるでしょう。
学業や研究について話す
学業や研究は長期的にコツコツと努力する必要があります。
具体的な内容は、深堀された際にわかりやすい言葉で伝えるのが良いですが、努力の過程を詳しく伝えることで良い印象を与えることができるでしょう。
一つの目標に向かって、自発的に努力できるという点が評価されます。
ボランティア活動について話す
企業に勤めて働くということは、社会に貢献することに繋がります。
ボランティアは利益を求めず、組織や地域に貢献する活動を指します。
もちろんどのような思いでその活動に取り組んでいたかが最も重要です!
ボランティアの経験は社会への貢献度が高いという点で評価されるでしょう。
まとめ:就活は『課題→過程→結果』を伝えられれば大丈夫!
就活では「課題→過程→結果」を伝えることが大切です。
属していた組織がサークルであっても部活であっても、その両方に属していなくても自分の経験の中から特に学びの多かった出来事を取り上げ、「課題→過程→結果」を伝えれれることが内定に繋がります。
面接官はどのような思いで皆さんがその活動に打ち込んできたのかを気になっています。
自分の経験を素直に等身大で話して確実に伝えましょう!
最後までお読みいただきありがとうございました。