仕事見つからないと焦りを感じる人は多くいます。既卒・新卒を問わず3ヶ月、一年と仕事が見つからないまま鬱々としていると、ニートになってしまうのではと不安です。しかし仕事が見つからないのには理由があります。今回は仕事が見つからない理由や対策について解説します。就職先・転職先の探し方の参考にしてください。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
仕事が見つからないと悩む人は多い
SNS上では、転職に対して不安に感じている方が多くみられます。
転職先が見つからないよ。弱小メーカーじゃどこも見つからないのかよ😭 pic.twitter.com/g8NDlhaycd
— てんぱ (@mejihamu) January 28, 2020
なかなか転職活動に苦戦しているように見えます。ご自身のキャリアが足を引っ張っているのでは、と考えて悩まれているようです。
仕事とか、色々・・
毎日が巡るのが速い📆
転職先を探しているけど、慎重になり過ぎなのか、いいと思う職場が見つからない😅
同期が突然退職で凹む・・
他人事なのにドロドロした現実を見てしまう毎日・・
癒しが欲しい🐈
猫島に行きたい・・🐈🐈🐈
— nya_music (@nya_music) January 25, 2020
ご自身が転職活動をされながらも、社内の同期が転職して社内が不穏な様子が漂う様子が伝わってきます。その状況を目の当たりにしながらでの転職活動は大変そうです。
転職で仕事が見つからない理由
転職活動でそもそも仕事が見つからないという方はたくさんいます。仕事はたくさんあるはずなのに、見つからない…それには以下のような理由があるようです。
理由①条件が多く求人を絞りすぎている
まず、給料がいい・将来性のある会社がいい・残業のない会社がいい、などこだわりの条件が多すぎると仕事が見つかりにくくなります。いくら多くの条件を求めても、転職の段階でどれかを捨てなければいけなくなるからです。
あれもこれもと欲張るのは悪いことではありませんが、仕事の幅だけではなく、自分の可能性まで狭めてしまう可能性があります。
理由②条件があまりにもざっくりしている
自分が希望する仕事の条件があまりにもざっくりした状態だと仕事を見つけにくくなります。
たとえば「給料がいい」という条件もいくら以上がいいのかと具体的に考えましょう。「残業が少ない会社がいい」という条件も平均何時間までなら許容できるのか、数字での把握が必要です。
条件が具体的になれば、ネットでの求人検索もしやすくなります。
理由③自分のことを理解しきれていない
最後は、自分のことを理解しきれていないことで仕事が見つからないというパターンです。自分は何が得意で、何が苦手でという強み弱み、自分にはどんなスキルがあるのかなどを把握できていません。
自分のことを理解しきれていないと感じたら、自己分析を行いましょう。自己分析はどんな仕事がいいのか、自分に向いている仕事は何かを考える大切な要素です。自分のことがわかれば、自分に合う仕事が見つかりやすくなります。
新卒で就職先が見つからない理由
就職活動をしている新卒の中にも、就職先が見つからないという人は多くいます。新卒であれば、頑張り次第で希望する企業に就職できそうなものですが、なぜかコレといった就職先が見つからない…それには以下のような理由が考えられます。
理由①働くこと自体に不安がある
まず、働くということ自体に不安がある場合です。「就活の時期が来たので就活を始めたが、自分が社会人として働ける自信がない」という人は少なくありません。
そして、その自信のなさが就活に対しての積極性を奪ってしまい、自然と消極的な就活を続けてしまいます。この場合の消極的な就活とは、企業が期待している「熱意」や「志望度の高さ」に欠けた就活ということです。
どんな企業も、自社に対しての強い思いを期待するのが通常です。そのためなかなか企業側と上手くかみ合わず、就職先を見つけることができません。
理由②一人で就活をしている
次に、就活を一人で行っている人も就職先が見つかりにくいようです。一人で就活をしていると、つい視野が狭くなり自分の悪いところばかりが目に付くようになります。周りがみんな上手くいっているように見えて、周囲との間に壁を付くってしまう人もいるでしょう。
しかし、就活では「情報」が欠かせません。いかに多くの情報を持っているか、ということが合否を分けます。自分が志望している企業の同業他者でインターンをした人や、過去のOB訪問を経験した先輩など、拾える情報は一つでも多く拾うべきです。
また、友人と情報交換をすることで「苦しんでいるのは自分だけではない」という、心強さも得られます。定期的に情報交換や報告ができる友達、気になることをいつでも共有できる人を周りに見つければ、就活がスムーズに進みやすくなるかもしれません。
理由③やりたいことがわからない
最後に、自分が社会に出て何をしたいのかがわからない、という人も就職先が見つかりにくいでしょう。これは「就活は一生を決める」と、真面目に考えているタイプに多いかもしれません。自分に何ができるのか、何が得意か、と考えてもコレと言いきれず、自分にできる仕事なんてないのではないか、と考えてしまうようです。
しかし、まだ社会に出たことがほとんどない状態で「一生の仕事」を具体的に決めること自体がとても難しいのです。仮に決めていたとしても、社会に出て軌道修正をする人はたくさんいます。
まずは「そもそも自分はどんな製品(サービス)を取り扱っている企業に入りたいのか」「強いていえば自分はどんな業務に興味があるだろうか」と、初心にかえって考えてみると良いかもしれません。
仕事が見つからない状態を打破する方法
このご時世、仕事がないわけではないはずです。毎日求人は更新され、多くの仕事を社会は必要としています。では、この状況をどう打破していくのがいいのでしょうか。
万人に共通する対処法
ここでは、年齢・性別などの違いに関わらず、転職活動の中で使える対処法に関してご紹介をしていきます。どなたにも共通するので、ぜひご自身に当てはめながら考えてみてください。
①希望条件を優先順位づけする
まずは希望条件の優先順位を明確にしましょう。どの条件は譲れず、どの条件なら少し譲歩してもいいのか、ということも考えておくと良いです。
もちろん希望条件を持っておくことは、転職活動の軸ともなるのでとても大切なことです。しかしその条件がすべて揃う会社が多くないのも事実です。
②希望をできる限り明確にする
次に、自分の希望をできる限り明確にすることも大切です。希望している給与額はいくらなのか、残業は何時間以内ならいいのでしょうか。
条件をしっかり数字ベースで把握することで検索は格段としやすくなり、面接で志望動機を聞かれたときにも説明しやすくなります。
③まず自分のことを理解する
そして、自分のことを理解することも欠かせません。何が好きで何が苦手なのか、などが理解できていれば、手あたり次第会社を受ける必要もなくなります。
自分を理解するための方法はさまざまです。自分史を書く、自己分析の質問にネットで答えてみるなど、ご自身の方法でまず自分を理解しましょう。
④診断テストを受けてみる
最後に、診断テストの受診です。自己診断テストを受けて、自分のことを分析してみましょう。
自己分析をするのがご自身では難しいのであれば、「ミイダス」という転職支援ツールがおすすめです。診断テストを受験すると、ご自身の市場価値や強み・弱みを計測してくれるので、ぜひ試してみてください。
【年代別】特定の年代に有効な対処法
それぞれの年代で求められるもの、社会的地位も異なります。それぞれの世代でどのように対策していくのがいいのか、まとめてみました。
20代|将来を見据えたスキル・経験を軸にする
20代は吸収が早く、たくさんのスキルが得やすい時期です。その期間に将来を考えたスキル・資格の取得を目指し、そのスキルをもとに活動しましょう。
20代で取っている資格が、その後の人生・職業選択において大きく影響します。近年の世界情勢でいうと、「TOEIC/TOEFL」などの英語の資格はとても有効です。
30代|大きな挑戦をする最後のチャンス
これがやりたい、ということが見つかっていない人もいるかもしれません。しかし30代は体力的にもスキル的にも一番仕事に打ち込める時期です。自分のやりたいことを仕事にできるのも最後かもしれません。
好きだけど仕事として取り組んだことがないことや、興味があったけど今までしてこなかったことなど、欲張って大きな挑戦をしてみるいい時期かもしれません。
40代|市場が40代に求めることを理解して妥協する
20・30代と多くの経験を積み、40代になると、何がしたいか以上に「何ができるか」を求められる機会が一気に増えます。
さらには長い期間その職場にいる人は管理職のポストに入っていく時期でもあります。過去の経験を振り返り、自分はどんなことができるのか、今一度考えてみましょう。
50代|募集企業の中から逆算する
一見難しそうに見えますが、そんなことはありません。募集されている求人の中で、体力的・精神的にも安定して働けるかどうかを逆算して選んでみましょう。
50代はこれまでに他社で力を発揮してきた人も多い年代です。自分の経験を若い人にレクチャーするような仕事も良いかもしれません。
仕事が見つからないことへの焦りを解消する方法
転職活動中は、どこかに属しながらの人ならまだしも、とくに職場が決まっていない人は不安でいっぱいになるものです。その期間、何をすればいいのでしょうか。
①一時的な収入を得る
長期的でなくても良いので、とりあえずの一時的な収入を得ましょう。近年では、自分の得意なことでお小遣い稼ぎができるような「スキルの売買」が頻繁に行われるようになりました。
スキルを売買できるサービスを使うなどして、好きなことをしながらお金を稼いでおくだけでも、本格的に働き始めるまでの安心感に繋がります。「短期・在宅」などのワードで調べてみましょう。
②スキル・資格を習得する
何かのスキルや資格を取得する、ということもおすすめです。「資格だけあっても使えるかどうか…」そう感じている方は多いのではないでしょうか。しかし採用においての資格保持・不保持で、採用率は2倍になるといわれています。
資格はご自身がしっかり取り組んだという証明になり、必要とする企業も多くあります。過去にとった資格を更新するも良いですし、新たな資格の勉強をするのもいいでしょう。
③周囲やエージェントに相談する
自分だけで考え込まず、周囲の協力を得ることも大切です。「自分の人生だから自分で決めないと」と焦る必要はありません。
まずは自分で何がわからないのかを把握し、家族・友人はもちろん、勇気を出して自分を客観的に見てくれるエージェントにもぜひ相談しましょう。大きな一歩を踏み出すためのお手伝いをしてくれます。
④自分を慰ることを忘れない
どれだけ資格を持っていても、エージェントに相談しても、結局面接を受けて入社して働くのはご自身です。
まずは自分の体を大切にしましょう。風邪の予防など、自分の体の変化にはできるだけ敏感になっておくことが大切です。
また、自分の好きなことを知り・実践することも、ある意味自己分析の一端を担ってくれます。自分を大切にしましょう。
面接に通らずに仕事が見つからない人の原因と対策
面接を受けても、なかなか通らない人もいます。中途採用で厳しいとはいえ、通りにくい人には理由があります。その理由と対策を見てみましょう。
①ブランク期間がある
働くことに対してブランクがあった人は、面接の現場で上手くいきにくいと言われています。しかし、そのブランク中や前職での経験が採用につながることも大いにあります。
ブランクを理由に諦めることなく、これまで得たスキルや知識を最大限使えるように意識しましょう。
②書類・面接で致命的欠陥がある
企業に提出する書類や面接の中で不備・欠陥など、マイナスイメージを与えてしまっている可能性があります。そういった専門的なことはなかな自分ではわかりにくいものです。
転職エージェントに相談して、弱みを解決しながら、本来の良さがしっかりと前に出るようアシストをしてもらいましょう。
まとめ
転職活動では世に関わらず、不安がつきものです。しかしその中で適切な準備をしておけば、採用につながる可能性は十分にありますし、これまで諦めてきた働き方もできるかもしれません。上記に書かれている中からできることをひとつひとつ対策して、自分にあった仕事を見つけていきましょう。