5月は面接が続き、内々定を出す企業も増えてくる時期です。6月から本格的な面接選考が解禁となりますが、実際は約半数の就活生が5月までに内定を獲得しています。本記事では、まだ内定を貰っていない就活生がするべきこと・すべきでないことを中心に、5月の過ごし方を解説します。ぜひ参考にしてください。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
就活における5月の立ち位置
5月は3月の就活解禁と6月の面接解禁に挟まれている時期ですが、実際に就活においてどのような立ち位置にあるのでしょうか。以下の見出しでは、5月の主な流れを紹介します。
上旬はエントリーや企業説明会の締め切りがある
5月の上旬まではエントリーの受付や企業説明会の申し込みを行っている企業があります。しかし、多くの企業ではエントリー等の締め切りは3~4月に集中していますので、5月に締め切りがある企業は決して多くはありません。ほとんどの就活生がエントリーの次の段階に進んでいると考えて良いでしょう。
5~6月は面接のピーク
形式上は6月から面接が開始となりますが、面接と明確に言わなくても「面談」「本選考対策セミナー」「就活支援講座」等の言葉を使用し面接を行っている企業もあります。特に大手企業の早期選考は、例年5月に行われています。
また、人事から依頼を受けた社員(リクルーター)が学生と接触するリクルーター面談も4~5月に集中しています。5月は面接が連続することも多く、就活生にとっては緊張が続く月なようです。
就活生の5月時点の内定率は51.1%
キャリタス就活を運営する株式会社DISCOが2020年3月卒業予定の大学4年生を対象に行った調査によりますと、2020年卒の5月1日時点の内定率は51.1% でした。(出典:キャリタス就活2020 学生モニター調査結果(2019年5月))
16年卒から5月時点の内定率は上昇しています。就活ルールも廃止になるため、今後もこの傾向は続くといえます。内定している会社も比較的に規模が大きいのが特徴です。
また、内定まではいかなくとも、多くの企業で5月ごろから内々定を出し始めることが多いようです。
トップの就活生は3年の5月から始めている
トップの就活生は3年の5月には就職活動をしています。3月に企業から情報開示が開始されており、開示されしだい即行動に移しているのが特徴です。
経団連の規則では選考自体は4年の6月からですが、1年以上前から、企業にインターンシップをしたり、自己分析をしてエントリーシートの精度を上げるなど動き出しています。自己分析や企業研究に早めに取り掛かることで、実際に大学4年生になったときに余裕ができます。
2021年卒から経団連の就活ルールが廃止になり、政府主導の就活へと切り替わります。2022年卒までは現行のルールにのっとって就活が行われる想定ですが、就活の早期化は進んでいます。5月の時点で大学3年生の人は、なるべく早めに行動に移すと良いでしょう。
就活で5月にやるべきこととやるべきでないこと
本格的な就職活動は4年の5月頃から始まります。選考プロセスが直前に迫り時間が無い中、この時期にやるべきことと、やるべきではないことを明確にする必要があります。
5月はまだまだ焦る時期ではありませんが、5月に間違った対策を講じてしまうと、就職活動にマイナスに働くこともあるので注意が必要です。
就活で5月にやるべきこと
5月にやるべきことを押さえられるかで、就活の状況は大きく異なります。逆に言えば、5月の時点できちんとやるべきことを実施すれば、内定を獲得できる確率も上がります。
今までの振り返りをする
3月に情報解禁になって以降、会社説明会にエントリー、SPI等の検査受験などにおわっれますが、5月は一旦それらが落ち着き、面接など次の段階に進みます。ここで一旦今までの振り返りをしてみると、次のステップに進む前に冷静に自分の就活を考えることができます。
面接が本格化する前に冷静に自分を見つめなおすと、忙しさに隠れて見えていなかった・忘れていたことを思い出すことができるかもしれません。再度自分について考える時間を作ることも大切です。
自己PRや志望動機の深堀・補強をする
5月はエントリーを通過し、次の選考に進んでいる就活生がほとんどです。エントリシートに志望動機や自己PRを記入したかと思いますが、選考が進んでも同じ志望動機・自己PRのままでは早々に落とされる可能性が高いです。
面接などでその企業に行きたい理由が明確に表現できるように、志望動機や自己PRを練り直しましょう。
OB・OG訪問をする
OB・OG訪問のピークは3~4月ですが、5月に行っても遅すぎることはありません。選考が本格化する前に、企業の実態を知ることは非常に重要です。
まだOB・OG訪問やっていないという就活生は、得た情報をまとめて自分の選考に活かす時間を考えるとできるだけ早めに済ませておくと良いでしょう。
面接練習をする
5月時点で一番意識してやるべきことはやはり面接への対策になります。実際に対人形式で面接練習をやることがとても効果的です。
面接練習することで、本番の緊張や不安を軽減させる、自分の言いたい事が整理できるなどメリットは大きいです。
面接の練習をする際に意識したいポイントは面接の流れを想定して練習することと自分の言いたいことを自分の言葉で話せるようにすることです。この2点を意識して練習するとより効果的になります。
5月の時点で面接を練習したか否かで、その後の就職活動の差は歴然になります。5月にやるべき最も大事なことだと言えます。
適度に息抜きをする
就活生の中には、実際の選考が始まる前から、必要以上に頑張ってしまう人がいます。人生がかかる大イベントですから気持ちは分かりますが、過度な気合の入れすぎは禁物です。
5月の時点でするべきなのは、適度な息抜きです。就活生とはいえ1日くらい友達や恋人と遊んでリフレッシュするのも良いですし、同じ就活生とくだらないお喋りをしながら、情報交換するのもおすすめの方法です。
5月の時点で気負いすぎると、本番で力を発揮できなかったり、就職活動の途中で息切れしてしまいます。メリハリのついた就職活動が必要になります。
就活で5月にやるべきでないこと
逆に5月時点でやるべきでないことも存在します。4年の5月までに様々なことを考え、準備して5月を迎えています。自分の軸をぶらすような行動は5月にやるべきではないと言えます。
本格的に就職活動が活発になると、自分にとっての安心材料を求めてしまう傾向がありますが、世の中にはたくさんの情報や異なった考え方があります。
そういったものに惑わされないようにやるべきことでないことも合わせて意識すると就職活動が安定して進められます。
特に次に紹介する2つの行動には注意を払ってみてください。
就活コラムを読み漁る
ネットの中にはたくさんの就活コラムが存在します。就活コラムを読むこと自体は悪いことではありませんが、不特定多数のコラムを片っ端から読み漁る行動はするべきではない行動です。
コラムの情報はすべてが同じわけではありません。内容も異なれば、考え方も異なります。ましてや情報の真偽性も絶対的に正しいわけではありません。あまりの情報の多さに自分の軸が揺れ動いてしまうことは避けたいところです。
今までの行動を見直せるようなコラムを1つ2つ程度読めば十分です。
自己分析や企業研究を一からやり直す
5月の時期に自己分析や企業研究一からやりなおすこともやるべきでない行動といえます。5月からの就職活動は実際に自分の足を使って活動することがメインになります。
自己分析をしすぎると、かえって行動を制御する可能性があります。自己分析はもちろん大事ですが、自分と向き合う必要があるため、経験によってはネガティブな感情も生まれます。
面接等に臨む時期にネガティブな感情はおもりにしかなりません。自己分析をから一からやり直すくらいなら、練習も兼ねて難易度が低い企業の面接に行くことの方が重要です。
また企業研究をやり直すことも時間の無駄です。3~4月に大手企業ばかりエントリーしてしまったせいで、5月時点でエントリーに通った企業がないという就活生も例年沢山います。
そのようなときに企業研究や企業探しをしてしまうと、かえって焦りが生じ冷静に慣れません。いったん落ち着いて、自分の行きたい業界の募集がまだあるか探しましょう。大学のキャリアセンター等に相談にいくのも一つの手段です。
就活の5月病に注意
5月病になる可能性にも注意が必要です。生真面目な人がなりやすく、必要以上に落ち込んでしまう状態になります。時には就職活動ができない状態になるので対策が必要です。
5月病を防ぐには「他者とのコミュニケーション」と「適度な息抜き」が大切です。就職活動が自分のすべてと考えず、メリハリをつけた就職活動が重要です。
まとめ
5月は選考が本格化する前の時期ですが、実際は半分以上の人が内定を獲得している状態になります。ただ、就活を継続する人も多く、5月は就職活動が本格的に行われている時期でもあります。
やるべきこと、やるべきでないことを理解して、メリハリのある就職活動をすることがとても重要です。あまり焦りすぎず、冷静に自分と向き合いましょう。