公務員試験では、服装指定なしのためジーパンにスニーカーというラフな服装で良いのかという疑問があります。また、公務員試験では写真撮影や体力測定も予想されますが、髪型やカバンでも迷うと想定されます。本記事では、まず公務員試験の概要と試験ごとの服装。次に、身だしなみや職種別の注意点を解説致します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
公務員試験には一次試験と二次試験がある
学生の皆様や、民間企業から公務員を目指す社会人の方にとって公務員試験はわかりにくいかもしれませんが、試験は一次試験と二次試験によって構成されています。
- 一次試験: 筆記試験
- 二次試験: 人物試験(面接)
このように、公務員試験は2つの試験から構成されており、試験内容が筆記試験と人物試験にわかれているので、各試験フェーズに合わせた服装を選ぶべきだと考えられます。
以下の見出しでは、公務員試験の試験フェーズ別に適した服装をそれぞれ解説致します。
公務員試験の一次試験の服装
公務員試験は、履歴書や職務経歴書などを応募すると一次試験として、筆記試験を受験することとなりますが、服装としては私服での受験に問題はないと考えられます。
こちらの見出しでは、一次試験の概要と適した服装に関して2つのポイントをご説明致しますので、公務員試験の一次試験をご存じない方はぜひご一読ください。
そもそも一次試験とはなにか
1つ目のポイントとして、そもそも公務員の一次試験とはなにかですが、教養試験と専門試験の2種類の試験内容から構成される、筆記試験を受験することと定義できます。
例えば、公務員試験を合格するために多くの受験生が利用している予備校の、LEC東京リーガルマインドによると、一次試験の受験科目は以上のように分類されています。
試験内容としては、教養試験と専門試験に大きく分かれていますが、長時間にも及ぶ高負荷な試験となるので、最低でも半年以上勉強をして準備をすることが求められます。
一次試験は私服でOK
2つ目のポイントとして、公務員の一次試験は私服でOKであり、無理にスーツを着ていく必要性はないと考えられます。
- 大教室に集められて、他の受験者と共に筆記試験を受験する
- 一次試験は、長時間にも及ぶ筆記試験を受けることになる
- 面接のように、各受験者ごとの選考が課されていない
このように、公務員試験の一次試験を受ける際には、服装指定が無い限り私服を着ても問題はなく、仮にスーツで行くと試験に集中できない懸念も想定されます。
ただし、私服と言っても短パンにTシャツといったラフすぎる服装は避けるべきであり、男性であればシャツにチノパン、女性であればワンピースなどが無難だと考えられます。
公務員試験の二次試験の服装
前述の見出しでは、公務員試験の一次面接概要と推奨される服装に関して解説致しましたが、合わせて二次試験についても確認をしておきたいと感じた方も多いと考えられます。
そこでこちらの見出しでは、公務員試験の二次試験の服装と題して、試験の概要や適切な服装を含む3つのポイントをご説明致しますので、ぜひご参照ください。
そもそも二次試験とは
1つ目のポイントとして、そもそも公務員試験の二次試験とはなにかですが、限られた時間で面接官にアピールをする、人物試験(面接)となっています。
公務員試験向け予備校のLEC東京リーガルマインドによると、公務員試験の二次試験は上記いずれかの面接形式で行われますが、数回の面接が課せられる場合もあります。
そのため、個人面接、集団面接に加えてグループディスカッションへの対策をしっかりと行っておくことが求められますが、民間企業への就活経験があれば少し有利だと言えます。
二次試験はスーツが無難
2つ目のポイントとして、二次試験は服装指定がない場合でもスーツが無難であり、以下のような理由により私服は望ましくないと考えられます。
- 面接官から、面接を通して人物像や雰囲気が評価されている
- 面接官もスーツを着用して、フォーマルな面接となる場合が多い
- その他の受験者と共に受ける場合もあり、1人だけ私服だと浮いてしまう
このように、公務員試験の二次試験では服装指定の有無にかかわらず、スーツで臨むことが無難であり、仮に私服で良いとされていてもスーツの方がリスクは低いと想定されます。
多くの国家機関や地方自治体では、それまでの二次試験でどのような面接形態だったか情報を集めることができますので、面接形態も考慮してイメージカラーのスーツを着用しましょう。
オフィスカジュアルを意識する
3つ目のポイントとして、公務員試験の二次試験では仮にスーツを着ていかない場合においても、オフィスカジュアルを意識することが望ましいです。
オフィスカジュアルとは、職場で働くビジネスの場面でも浮くことがなく、相手に対して良い印象を与えられる服装であり、スーツよりの私服と定義することができます。
以下では、男性と女性のオフィスカジュアルで意識すべき点をご紹介致します。
男性の場合
男性の場合、これらのポイントを踏まえればオフィスカジュアルとなります。
- 襟付きのシャツを着て、ジャケットを羽織る
- ズボンはスラックスか無地のチノパンをはく
- 革靴を履いて、カバンは暗めな色でシンプルなものを選ぶ
オフィスカジュアルの服装では、ジャケットを羽織ることが最も重要なポイントとなりますが、全体のコーディネートとしては3色以内でまとめると良いでしょう。
また、カバンは手提げタイプが良いと言えますがビジネスタイプのリュックでも問題はないと考えられます。
女性の場合
女性の場合、以下のようなポイントを踏まえた服装にすればオフィスカジュアルとなります。
- ワンピースを着てカーディガンを羽織る
- スカートをはいて、ブラウスを着る
- 踵が高すぎないヒールかパンプスを履き、手提げかばんを持つ
女性のオフィスカジュアルは、丸の内や銀座で働いているOLのような服装と表現できますが、抑えるべきポイントとしてはフォーマルに近い服装とカバンになります。
色合いや柄については、明るくて派手すぎない程度にして、オシャレはワンポイントの小物にすれば良いと考えられます。
その他に身だしなみで注意する点3選
上述の見出しでは、公務員試験の各フェーズごとに適した服装をご説明致しましたが、これらのポイント以外にも疑問点をお持ちの方はいらっしゃると思います。
そこでこちらの見出しでは、服装以外でその他に身だしなみで注意する点3選として、ポイントを3つ解説致しますので、ぜひご参照ください。
ポイント①|体格に合った服を選ぶ
1つ目のポイントは、自分自身の体格に合った服装を選ぶことであり、服装が小さすぎてパツパツでも、大きすぎてダブダブでも好ましくないと考えられます。
- 身長に適したサイズの服装を選ぶ
- 裾や袖などは、適切な長さに調整する
- 体の大きさに応じて、インナーを追加する
このように、公務員試験へ着ていく服装が体格に合うよう考慮すべきポイントはいくつかあり、洋服のサイズ選択に加えてインナーなどによる微調整が求められます。
筆記試験であれば、その他大勢の受験者と共に受けるため大きな懸念はありませんが、特に面接では面接官からの注目を浴びるので、体格に合った服を選ぶことが必須となります。
ポイント②|清潔感を与える髪型・髪色にする
2つ目のポイントは、清潔感を与える髪型にすることあり、男性や女性を問わず不必要に長くてまとまっていない髪型や、明るすぎる色は芳しくありません。
- 女性: 髪の長さに応じた小物を用いてまとめ、ダークな髪色を選ぶ
- 男性: すっきりとした短髪にして、髪色は黒色を選ぶ
例えば、以上のような髪型・髪色を選んでおけば、女性も男性も清潔感を与えることができるので、公務員試験を受験する際でも問題はないと考えられます。
大学生であればオシャレな髪型・髪色、アパレル業界の社会人も流行に合った髪型・髪色を選びがちですが、公務員試験を受ける際には適切な髪型・髪色を選ぶよう心がけましょう。
ポイント③|必要最低限の持ち物だけとする
3つ目のポイントは、公務員試験を受験する際に必要最低限の持ち物だけとすることです。
- カバンが2つ以上あり、かつそれぞれがパンパンに膨れ上がっている
- 試験とは関係のない、スポーツ用品や楽器などを持ち込んでいる
- 試験の前後で食べる、軽食や飲み物などをたくさん持ってきている
例えば、このような状態で公務員試験へ臨むことは禁止はされていませんが、一般的な社会人としての常識としてすべきではないと考えられます。
公務員試験の会場では、1人が用いることのできるスペースが限られており、他の受験者への配慮を心がけて、不必要な荷物が大量にあるという状態は避けましょう。
職種によって指定が異なるためよく確認するべき
ここまで、試験フェーズごとに適した服装やその他で気を付けるべき注意点を解説致しましたが、結論として「職種によって指定が異なるためよく確認するべき」だと言えます。
例えば、公務員と言っても国家公務員と地方公務員に分かれており、それぞれの職種によって公務員試験へ来ていくべき服装が異なっていると考えられます。
公務員試験を受験するにあたっては、あらかじめ試験概要をしっかりと読んで、筆記試験や面接における服装指定があるか否かを把握しておくことが推奨されます。
まとめ
本記事では、公務員試験が一次試験と二次試験に分かれており、それぞれに適切な服装があるとご説明致しました。
また、その他の身だしなみや職種を考慮して、服装に気を付けるべきだということもわかりました。
公務員試験を受験される方は、試験に合った服装にて合格を目指して頑張って頂ければ幸いです。