20代、30代の多くが「やりたい仕事がない」「やりたい仕事がみつからない」という状況で、将来何をしたらいいかわからない人もいます。新卒者の場合は「自分にできる仕事がわからない」と悩む人もいます。そんな方に向け、今回はやりたい仕事の見つけ方を紹介していきます。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
新卒の場合|やりたい仕事がなくても内定は貰える
やりたい仕事がないまま就活をしていると、志望動機や将来のキャリアプランをしっかり描かけている周りの就活生と比較して不安を覚えます。しかし、就活生のすべてが「やりたい仕事」をはっきり持ったまま就活しているわけではありません。
やりたい仕事にこだわる必要はない
やりたい仕事といっても、業界なのか、職種なのか、企業なのかで全くレベルが異なります。とりあえず金融業界なら何でも良いという人から、企画職ができれば業種には拘らないという人もいます。一方、どうしてもこの企業のこの職種につきたいという明確な志望を持つ人もいます。
ひとによってやりたい仕事は様々です。周りをみて焦りやりたい仕事を探すことに執着してしまうと、どのレベルでのやりたさなのかわからずかえって空回りし、失敗してしまう可能性もあります。無理はせず、少しでも魅力を感じる仕事があれば良い程度に捉えておくと気が楽です。
また、やりたい仕事がなくても受け答えがちゃんとしていれば内定を貰うことは十分可能です。
やりたい仕事に就いている社会人は少ない
マイナビのアンケート調査によると、自分の好きな仕事に就いている社会人は4割程度に留まっています。
一方、内閣府による「就労等に関する若者の意識」(平成29年度)によると、仕事を選択する際に重要と考える観点について「自分のやりたいことができること」は「安定していて長く続けられること」及び「収入が多いこと」8に次いで重視されているにも関わらず、仕事をする目的は「収入を得るため」に傾斜しています。
仕事にやりがいを求める人は多いものの、現実的には給与面での希望が高いようです。
しかしやりたい仕事があると就活の指針になり、楽です。以下ではやりたい仕事がない理由と見つけ方を紹介します。
やりたい仕事がない・わからない理由
やりたい仕事がないという人は意外と多く、社会人でも自分が何をしたいか分からずにただ漠然と働いている人は少なくありません。ましてや、社会経験のない就活生は、自分に何ができるかわからないため仕事を選ぶのも苦労します。
そうならないためにも、本見出しではやりたい仕事の見つけ方を紹介します。
①自分の強みが分からない
自分の強みが分からないので、自分に何ができるか分からずに悩んでしまうパターンです。自分の長所などの強みを理解できていない為、やりたいことが分からずに悩んでしまうというのはよくあります。
また、何でもこなせてしまう「器用貧乏」な人も、何でもこなせてしまうがために何が得意なのか分からないといったパターンに陥りやすいです。そういった人はやりたい仕事が見つからずに仕事探しに苦労しています。
②失敗したくない
失敗したくないという気持ちが強すぎる慎重派の人も、やりたい仕事が見つけられないことが多いです。特に就活生や初めて転職を経験する20代の多くがこのパターンです。社会経験が浅いため、どうしても慎重になってしまいます。
また、慎重派の人は、やりたい仕事はあるのだけれども挑戦する勇気が沸かないといった人も少なくありません。
③自分に自信がない
やりたい仕事を見つけることができない人の多くは、自分に自信がない人です。特に、20代の人の多くは社会経験がないため、やりたい仕事があっても行動に移せない人は多いでしょう。
しかし、そのような人は、新しいことにチャレンジする不安が邪魔をして、やりたい仕事を見つける前の段階で諦めてしまっている可能性があります。
やりたい仕事の見つけ方
やりたい仕事が見つからずに悩んでいる人は、どうすればやりたい仕事が見つけられるのでしょうか。やりたい仕事の見つけ方は人それぞれだと思いますが、やりたい仕事がみつけやすくなる方法を紹介していきます。
①将来から逆算して考える
自分がなりたい将来の姿を考えることで、仕事が見つかる場合もあります。自分のなりたい将来の姿から、その目標を達成するために今何をすべきかを考えましょう。
自分の将来が漠然としている人は、自由に発想してリストアップしてみるのもいいです。リストアップした将来の姿を思い描きながら、その姿を実現させるためには、今自分が何をすべきか考えてみましょう。
②楽しかった体験から考える
どうしてもやりたい仕事が見つからないときは、過去を振り返るのも一つの手です。バイトや勉強、部活、スポーツなどの過去の経験から楽しかった体験をリストアップしてみましょう。
何故楽しかったのか、何が楽しかったのか、その要因を考えることにより、本当に自分が何をやりたいのか、性格的に合っているのかということが見えてきます。
③やりたいことをリストアップしてみる
今、漠然とやりたいことがあるのであれば、一度全てリストアップしてみましょう。大切なのは自分の心の内を自由に書いてみるという事です。自由に書くことにより自分の本当の気持ちが見えてきます。
全て書き終わった後に、やりたいことの中から仕事に関係できそうなことを抜粋すれば、自然とやりたい仕事が見えてくるはずです。やりたいことを紙に書くことで、客観的に自分を見つめ直すことができるので、やりたい仕事がみつかる可能性が広がります。
④努力した経験を振り返ってみる
学生時代の部活やバイトで努力した経験を振り返ってみましょう。苦しいこと、辛いこともある中で、なぜ努力できたのかということを考えてみるのです。そうすることで、自分がどんなことに意欲的に取り組むことができるか見えてきます。
自分の努力できるポイントを知ることによって、同じような達成感を得ることができる仕事を見つけることができます。
⑤やりたくないことを考えてみる
選択肢が多すぎると、その中から仕事を選ぶことが難しくなる場合があります。ですので、やりたくない仕事を考えてみることにより、選択肢を絞ることができます。選択肢が狭まればやりたい仕事を見つけやすくなる可能性があります。
体力に自信がなければ体を動かす仕事はしたくないですので、建設業などは除外されます。そうやってやりたくない仕事を除外して、残った仕事の中から選ぶというのも一つの手段です。
⑥自分の可能性を信じてみる
やってみたい仕事があっても、最初から諦めるのは得策とは言えません。もしその仕事が適職だとしたら自分の可能性を自分で狭めてしまいます。大切なのは自分の可能性を信じて、チャレンジする姿勢です。
求人サイトを眺めてみて、少しでも仕事内容に興味があれば問い合わせてみるのも大事です。「どうせ無理だから」とあきらめるのではなく、自分を信じてチャレンジすることにより、思いもよらないやりたい仕事が見つかる可能性もあります。
⑦どんな仕事があるのか調べてみる
世の中にはたくさんの仕事があります。自分で思い描くことのできる仕事はその中のごく一部であり、自分の知識だけでは知らなかった仕事もたくさんあります。その知らない仕事の中にやりたい仕事が隠されているかもしれません。
ですので、インターネットや本、友人や知人から、世の中にはどんな仕事があるか聞いて情報を仕入れるだけでもやりたい仕事が見つかる場合もあります。エージェントを活用してみるのも一つの手段と言えます。
⑧積極的に人と会ってみる
やりたいことを見つけるために、積極的に人と会ってみるのも大切です。特に自分の知らない世界の人や、関わりの薄い世界の人は自分の知らない情報を持っている場合が多いです。その情報からやりたい仕事につながる可能性もあります。
また、就職・転職イベントに参加して、直接企業の人と話すことも重要です。今まで敬遠していた仕事でも、より具体的な仕事内容が分かることにより、やりたい仕事に変わる可能性もでてきます。
就活生の場合は、OB訪問やインターンを積極的に利用し、実際に働いている人の声を着てみると何かヒントを得られるかもしれません。
⑨身に着けたいスキルをもとに考える
やりたいことばかり考えていても具体的に思いつかないという方は「身に着けたいスキル」をベースに仕事を探すのも一つの手段です。就職した一生その企業で仕事をしないといけないというわけではありません。
〇歳までに独立したい・起業したいという気持ちがあるのであれば、多角的な視野を身に着けることができる仕事を探したり、他業種でも活かせる仕事がしたいのであれば汎用性のある職についてみたり、身に着けたいスキル・要素に併せて労働環境を選択しましょう。
業種や職種が変わっても柔軟に対応できるポータブルスキルも注目されています。
⑩適職診断・適性審査をもとに考える
自分で考えるだけでは行き詰まってしまうという方は、適職診断や適性検査をもとに自分のやりたい仕事を考えてみると良いかもしれません。主観的な分析だけではなく、客観的な判断材料をもとに考えることで自分だけではわからない向き・不向きが見えてきます。
やりたい仕事がない人に知って欲しいこと
やりたい仕事が見つからずに憂鬱になったり、自分はダメな人間だと思ってしまう人もいるかもしれません。しかし、そうではありません。本見出しでは、やりたい仕事が見つからない人に知って欲しいことを紹介します。
①働きながらやりたいことを見つけて行く
全ての人がやりたい仕事をしているわけではありません。むしろ、社会人の多くがやりたい仕事じゃない仕事をしている場合が多いです。やりたい仕事がないからといって、働かないというわけにはいきません。
むしろ、働きながらやりたいことを見つけていくのは良いことです。社会や仕事を経験することにより、今まで気づかなかったことや、思いもしなかった自分の可能性に出会うこともあります。
ですので、やりたい仕事がないからと働かないのではなく、まずは働いてみる、経験してみるという事も必要です。
②「やりたいこと」より「ありたい姿」
やりたい仕事が見つからない人は、やりたいことにとらわれ過ぎている傾向にあります。むしろ大事なのは「やりたいこと」よりも「ありたい姿」です。
毎日をキラキラ輝いて過ごしたい、誰かのために尽くす自分でありたいなど、そういった姿を想像することにより、自分のやりたい仕事が見つかります。「ありたい姿」に繋がる仕事、それが自分の「やりたい仕事」です。
③やりたいことがある人が偉いわけではない
やりたいことがある人は、やりたいことがない人から見ると、どうしてもキラキラ輝いて見えます。しかし、だからといって偉いわけではありません。
確かに充実した毎日を送っている人を見ると羨ましくもあり、自分が情けなく見えてしまいます。人生について悩んだり苦しんだりしている人もいるでしょう。
しかし、その経験こそ自分の財産となり、10年後、20年後に生きてくる可能性もあります。ですので、やりたい仕事がないと悩む人は、今貴重な経験をしているのだと前向きに捉えましょう。
④「やりたい仕事がある」は判断材料の一つに過ぎない
やりたい仕事をベースに就活をしないといけないという決まりはありません。
- 福利厚生
- 労働時間
- 給料
など条件面やワークライフバランスを重視して仕事を選んでも全く問題はありません。どうしてもやりたい仕事が見つからないという場合は、拘りすぎる必要はなく、労働条件を重視して仕事を選ぶと良いです。
まとめ
本記事では、やりたい仕事がないと悩む人に向けて、やりたい仕事の探し方を紹介しました。世の中にはたくさんの職業がありますが、その中でやりたい仕事を見つけることは簡単ではありません。
しかし、そんな中でもしっかりと前を向いて生きていくことにより、やりたい仕事と巡り合える可能性は高まります。
ここで紹介した考え方が、一人でも多くの方の参考になればと思います。