就活詐欺とは就活生を狙った詐欺行為です。今回は就活詐欺についてのお話です。なぜ就活詐欺にあうのか、就活詐欺TOP3、就活詐欺にあわないために注意すること、もしも就活詐欺にあってしまったらなどについて解説します。他にも就活詐欺がしにくい現状やSNSの声などについてもご紹介しています。
弊社bizualでは、就活で業界選び、面接対策、ES対策などにお悩みの方向けに無料サポートを実施しております。
無料登録後、下記就活サポートが完全無料で受けられるようになっているため、就活生の方はぜひご活用ください。
bizualのサポートに無料登録しておくと・・・
- 就活生専門のコミュニティに無料参加できる!
- 面談後参加できるコミュニティで近年の就活業界の傾向などの情報を受け取れる!
- ES免除・1次面接無しの選考ルートも選べる!
- 選考対策(ES添削・模擬面接)を無料サポート!
- 面接官からの合否フィードバックを共有!
この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
就活で詐欺にあうのは情報の非対称性があるから
就活で詐欺にあってしまうのは、双方の関係に情報の非対称性があるためです。非対称性とは、片方が専門的な知識や情報を持っていることに対して、もう片方はそれらを知らないという関係のことをいいます。
この非対称性を就活に当てはめると、詐欺をする側が多くの知識や情報を持っており、就活生はそれらを持っていません。そのため詐欺にあいやすくなるのです。
被害にあいやすい就活詐欺TOP3
詐欺被害にあいやすい就活は以下の3つです。
- 求人詐欺
- 塾・セミナー詐欺
- OB訪問詐欺
以下ではそれぞれの詐欺の手法や被害などについて解説します。
①求人詐欺
1つ目は「求人詐欺」です。求人情報に記載されていた待遇よりも実際の待遇が悪い、求人に記載されていた仕事内容と違う仕事をさせられる、などが求人詐欺です。
求人に事実と異なる内容を掲載することは違反ですが、補足すべき内容を記載していないなどの理由によって、結果的に求人詐欺となっていることも多いと言われています。
②塾、セミナー
2つ目は「塾・セミナーによる就活詐欺」です。就活対策をメインにした就活塾や就活セミナーは多く存在しています。この塾やセミナーに通っても、適切な指導を受けられないという詐欺が塾・セミナーによる就活詐欺です。
すべての塾やセミナーが詐欺というわけではありませんが、お金を払って通っても具体的な就活対策を教えてもらえず、根性論をたたき込まれただけという被害者も多いようです。
③OB訪問
3つ目は「OB訪問による就活詐欺」です。就活に欠かせないOB訪問の場で、詐欺やセクハラ被害にあう学生が増えているようです。
就活生がOBに就職について相談をする場で、金銭やセクハラを強要されたという被害が出ています。人目が届かないところで会うことをOBから提案されると、断れない就活生は多く、結果としてOB詐欺につながりやすくなっています。
就活で詐欺にあわないために注意すること
就活詐欺の被害は多く報告されていますが、就活生は就活のために必死です。気がついたときには詐欺にあっていた、ということもあるかもしれません。
以下では就活詐欺にあわないために注意すべき2つのことについて解説します。
契約や承諾をする前にネットや知人に確認する
1つ目の注意点は「契約や承諾をする前に確認する」ということです。就活について、何かの契約をしたり承諾をする前には、必ずネットや知人などに確認をするようにしてください。
就活生は日々の就活で判断力が低下していることがあります。第三者の意見を聞くことで、おかしい・あやしいということに気がつけるかもしれません。
有料であれば疑う
2つ目の注意点は「有料であれば疑う」ということです。今は多くのサービスを無料で利用できる時代です。そんな時代に最初から有料で就活生を呼び込むのは、就活生からマネタイズしようとしていると考えて良いでしょう。
特に就活塾などはネットでも検索できるような情報を高額で販売していることもあります。金額の大小にかかわらず、料金が発生するサービスを使用するときはいったん疑ってみてください。
就活で詐欺被害にあってしまった場合は弁護士に相談
就活詐欺にあわないように、と注意をしていてもあってしまうことはあります。その場合は泣き寝入りせずに弁護士などの専門家に相談しましょう。
弁護士というと高額な料金が必要というイメージがありますが、法テラスなどであれば無料で相談することもできます。実際に依頼をする場合は料金に納得ができる弁護士を探すこともできますので、まずは相談してみてください。
就活詐欺はしにくい時代になっている
就活詐欺はこの数年で始まった犯罪ではありません。詐欺の手口は変化しつつも、類似する詐欺事件は昔から起っています。
しかし、近年は就活詐欺もしにくい時代となりつつあるようです。以下ではその理由について解説します。
求人詐欺を規制する判決が出ている
まず1つ目は「求人詐欺を規制する判決がすでに出ている」という理由です。2017年に原告が提訴した裁判では、原告側が勝利し数百万円の残業代が支払われることになりました。
このような判決事例が出たことにより、それまで求人情報と異なる実態を持っていた企業も、求人票の修正をすることが多くなったと言われています。
しかしあくまでも「詐欺がしにくい」という程度で、現在でも同様の就活詐欺は行われているでしょう。
誰もがSNSで発信できる
2つ目は「誰もがSNSで発信できる」という理由です。昔と違って、現代はSNSを使えば誰でも自由に情報を発信することができます。
昔なら世間に知られなかった詐欺被害も、簡単に拡散されることで就活詐欺の被害が口コミで広がりやすく、詐欺を行う側としては詐欺がしにくくなったと言えるでしょう。
今まで「走れるパンプス」詐欺に遭われてきた方、Fuwarakuパンプスはマジで疾走できるのでオススメ。3,890円とバシバシ履くにはもってこいな価格だしサイズもワイズも豊富だから、営業&立ち仕事&就活生は足先死ぬ前に一度試してほしい。ヒールの位置って、土踏まず寄りであればあるほど疲れないよね👠 pic.twitter.com/pbZC7N67mc
— 貫之 (@tsurayuki__) February 23, 2019
キャッチコピー通りの商品でないものを履いた経験を持つ人が発信したツイートです。自分が試したメーカーのパンプスでやっと履き心地が良いものが見つかったと発信しています。
元電通の岸勇希さんのセクハラ・パワハラについて証言した記事が公開されました。数か月に及ぶ取材中も、自分と相手の実名を出すことへの葛藤がありましたが #metoo のムーブメントが背中を押してくれました。リスクを背負って証言してくれた関係者の皆様に感謝しています。https://t.co/Ymy4UOiCpu
— はあちゅう (@ha_chu) December 17, 2017
このツイートは人気ブロガーのはぁちゅうさんのものです。はぁちゅうさんが受けたパワハラ・セクハラはSNSで発信、拡散され世間の知るところとなりました。相手からの謝罪や当時所属していた企業からのコメントも発表されました。
まとめ
就活詐欺は何とか内定が欲しい、と必死になっている就活生を狙っています。犯罪として成立するものも多く、就活生なら誰もが注意しておかなければなりません。もしも就活詐欺にあってしまったときは、迷わず周りの人や弁護士などに相談するようにしてください。