正しい住所の番地の書き方を知っていますか?最近は簡略化された住所の番地の書き方が一般的になりつつあります。ですが、正式な書き方を知っておくと、就職活動で有利になることもあります。どこからが番地なのかについてや正式な番地の調べ方、縦書きと横書きの場合のそれぞれの書き方も含めて解説します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
住所における番地とはどこからか
住所の中で番地がどれなのかと聞かれると、わからないと思う人もいるかもしれません。
- 東京都千代田区永田町1丁目7−1
上記の住所は国会議事堂の住所です。この中で番地とはどこからかというと「1丁目」より後ろの「7−1」を指します。
最初の「7」という数字は、道路を四方に囲まれた区画を指しています。「東京都千代田区永田町1丁目」の中には道路で四方を囲まれた区画がたくさんあり、国会議事堂はその中で7番目にあたるという意味です。
2つ目の「1」という数字は7番目にあたる区画の中に存在している建物に割り振られている番号です。国会議事堂は7番目にあたる区画の中で一番最初に番号を割り当てられたということです。
今回は、住所の書き方についてご紹介しますが、就活で気になりがちな「封筒」と「宛名」についてはこちらの記事で紹介しています。ぜひご一読ください。
以下の記事では、提出書類を郵送する際に使われる「角型2号」の封筒の切手料金について解説しています。
以下の記事では、採用担当者に書類を郵送する際の宛名の正しい書き方について紹介しています。
正しい住所(番地)の書き方
住所には正しい書き方というものがあります。ですが、意外と知らないで簡略化された形で書いてしまっていることが多いのも事実です。
正しい住所や番地の書き方とはどういうものなのか、例を挙げながら解説します。
正式な番地の調べ方
正しい住所や番地を書くためには、まず正式な番地を検索しなければいけません。主な調べ方としては次の4つが挙げられます。
- 自分の住所を調べる場合は住民票で確認する
- 企業などの場合は、ホームページを検索して調べる
- インターネットのマップ上で住所を入力し、建物をクリックする
- 直接電話をして確認する
最後の「直接電話をして確認する」は最終手段です。どうしてもインターネットで調べることができない場合は直接確認するしかありません。
ハイフンは使わず漢字で表記する
正しい住所の書き方をする場合、ハイフンは使用しません。ハイフンを使用した住所の書き方はすべて略式です。例えば「東京都千代田区永田町1丁目7−1」の住所の場合、正式な住所の書き方は以下のようになります。
- 東京都千代田区永田町1丁目7番地1号
「7−1」の部分は、正しい書き方に直すと「7番地1号」と表記されます。ハイフンの前の数字は「番地」を表し、ハイフンの後ろの数字は「号」を表しているのです。
ふりがなは市町村まで書く
住所ではふりがなを書かなければならない場合があります。役所などのような書類で見たことがあるでしょう。ふりがなは漢字の部分前部に書くというのが一般的です。
- 東京都千代田区永田町1丁目7番地1号
上記の住所の場合は「とうきょうとちよだくながたちょう」までふりがなを振ります。この時、もし「フリガナ」と漢字で表記されていた場合は、ふりがなもカタカナで書きましょう。
マンション・アパート名は正式名称を書く
マンションやアパート名も正式名称を書かなければなりません。マンションやアパートの正式名称と言われてもピンとこない人もいるでしょう。
- 5丁目6番地8号〇〇マンション(アパート)703
名称の後ろにマンションやアパートを付け足すのが一般的に正式とされている書き方です。ただ、マンションやアパートによっては正しい表記方法が変わる場合があります。正式な住所は住民票に書かれているので、それを確認すると良いでしょう。
番地の数字表記
番地の数字表記にも正しい書き方があります。その書き方は、縦書きと横書きによって異なるのですが、意外と知らない人が多くいます。
縦書きの場合と横書きの場合の番地の数字表記について解説します。
縦書き|番地は漢字で書く
縦書きの場合、番地は漢数字で書きます。例えば「1番地3号」という住所を縦書きで書く場合は、「一番地三号」と表記します。
封筒やはがきに住所を書く際、その多くは縦書きです。横書きで書く場合もありますが、ほとんどは縦書きです。そのような場合は、すべて番地の数字は漢数字で書きます。
横書き|番地は算用数字で書く
横書きの場合、番地の数字は算用数字で書きます。ただし、ハイフンの使用は厳禁です。ハイフンを使った書き方はすべて略式な書き方だからです。
例えば、「1-3」という番地だった場合は、「1番地3号」と書きます。
履歴書には住所を書く欄があります。また、エントリーシートにも住所を記載する欄が設けられています。これらに住所を書く際には、番地は算用数字で書きましょう。
住所(番地)を書く際のポイント
住所を書く際に注意が必要なのは番地だけではありません。その他にもさまざまなポイントがあります。
これから紹介するポイントを押さえておくと、企業などに郵便物を送る際、「この人はきちんとした人だ」という印象を与えることができるでしょう。
ポイント①|住所と表札が違う場合は「○○方」
郵便物を送る相手の住所と、その住所にある建物の表札が必ずしも同じ名前とは限りません。時には、表札と郵便物を送りたい相手の名前が違っている時もあります。
そのような場合は、番地の後ろに「〇〇様方」と書きます。
例えば、田中さんというお家に下宿している木下さん宛てに郵便物を送る場合、住所は「6番地8号田中様方」と書きます。そして、宛名の部分には木下さんの名前をフルネームで書くというのが正式な書き方です。
ポイント②|緊急連絡先が同じ住所の場合は「同上」
履歴書などには緊急連絡先を書く欄が設けられています。もし、現住所と緊急連絡先が同じの場合は、わざわざもう一度同じ住所を書く必要はありません。緊急連絡先には「同上」と書くだけで充分です。
「同上」と一言だけ書くことに抵抗がある場合は、「現住所に同じ」と書きましょう。ただ、緊急連絡先の欄はあくまで現住所と違っていた場合に書く欄です。そのため、「同上」と書いても失礼には当たりません。
ポイント③|住所は2行に分けてOK
企業などに郵便物を送る場合、住所がとても長いことがあります。住所は無理矢理1行に収めて書く必要はありません。その場合は2行に分けて書きましょう。
ただし、分け方があります。番地までは1行に収めて書きます。そしてそれ以降の住所を2行目に書きます。この時、1行目よりも先頭を下げて書くのが2行に分けて住所を書く際の正式な書き方です。
住所の番地の豆知識
住所の番地の書き方にはその他にも知識として知っておくと良いものがあります。
豆知識として2点紹介するので、もし機会があれば思い出してください。
番地に「の」が入る住所もある
住所の番地は「〇番地□号」という表記ばかりではありません。「〇番地の□」のように「の」が入る住所も存在します。
ただ、ほとんどの場合は番地はハイフンで省略されるため、「の」が入るのか入らないのか一見するとわからないことも多々あります。
正式な住所や番地が表記されているのは、住民票や登記簿謄本です。これらには必ず正しい住所や番地が書かれていますから、取り寄せることができるのなら取り寄せて確認しましょう。
住所に番地がないこともある
住所に番地がない場合もあります。なぜ住所に番地がついていないかというと4つの理由があります。
- 不動産登記されていない土地
- 国有地
- 埋立地
- 自治体同士の間で境界線争いが起こっている土地
不動産登記とは、誰かが物理的にその土地を所有しているという権利を証明するためのものです。
ただ、絶対に不動産登記をしなければならないという法律はないため、していない土地があります。そのような土地は番地がありません。
国有地は国庫として国が管理しているので番地がつかない場合もあります。
その他に埋立地はまだ土地として設定されていない場合に限り番地がなく、境界線争いが起こっている土地は番地をつけることで争いが激化する可能性があるのでつきません。
まとめ
今回は正しい番地の書き方について解説しました。
多くの場面で見るハイフンを使った書き方は略式の書き方であり、正式な書き方ではないということがお分かりいただけたと思います。ぜひ正しい番地を調べて普段から正しい番地の書き方を実践してみてください。
特に就活では細かいポイントが好印象につながります。小さなところにこだわってみましょう。
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①文章の要約
例)今回の記事では〜〜について解説しました。
②ポイント部分のおさらい
例)特にXXはYYでZZであることがご理解頂けたと思います。
③次のアクションへの呼びかけ
例)ぜひAAをBBしてCCしてみてください。
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