【例文つき】得意分野を上手く伝えるには?|考え方や書き方のポイントを徹底解説!

得意分野は履歴書に書く際や面接でもよく聞かれる質問です。本記事では得意分野を紹介しています。得意分野のそもそもの意味や伝え方、考え方、書き方、得意分野についての視点をまとめています。履歴書の書き方を学び、面接で相手にうまく得意分野を伝えれるようになりましょう。

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この記事の監修者

キャリアカウンセラー|秋田 拓也

厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。

■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

得意分野とは

得意分野とは何でしょうか。本見出しでは得意分野の意味、類語、英語表記を紹介しています。まずは意味を理解していきましょう。

目次

意味

得意分野の意味を調べるとweblio辞書では下記のように記載があります。

得意であり自信のある分野。それのことならまかせておけといえる事柄。

「効率よくこなせること」、「自信があること」と読み解くことができます。

類語

得意分野とは意味にある通り、自分に自信があることです。類語としては下記が該当するでしょう。

  • 長けている
  • 十八番(おはこ)
  • 自負している
  • 強み

自分が難なくこなすこと、アピールできることが「得意分野」の類語になると言えます。

英語表現

Weblio英語翻訳では得意分野を翻訳すると下記の言葉が出てきます。

  • 「one's field of expertise」
  • 「one's strong area」

得意分野は専門知識がある分野であることから「specialty」という表現することもできます。

得意分野を上手く伝えるためには

面接で得意分野をうまく伝えるための準備として考えるポイントと履歴書に書くときのポイントを紹介します。何事も物事を進めるときの準備は必要です。成功するための準備をしていきましょう。

得意分野を考えるときのポイント

ここでは得意分野を考えるときのポイントを3つ紹介します。得意分野を伝えるにはまず、得意分野を見つけることが必要です。得意分野をみつけるための考え方について述べています。

ポイント①|人と比べない

1つ目は人と比べないことです。人と比べると何もかも劣っていると考えてしまい、劣っていることの方が切りなくでてきます。

得意分野を見つけるためにはまず、他人と比べない気持ちを持つことが土台となります。

ポイント②|成功体験を考える

2つ目は成功体験を考えることです。自分が人生でやってきたことに対する成功体験を考えることは得意分野を見つけるためには重要です。苦労して成功した体験は得意分野と言える事柄になります。

ポイント③|夢中になれたことを考える

3つ目は夢中になれたことを考えることです。時間を忘れるほど夢中になれたことは、好きで比較的こなすことができるから夢中になれます。

「スポーツをしているとき」「読書をしているとき」「勉強しているとき」というように考え共通点を見つけると得意といえるでしょう。

得意分野を書くときのポイント

次に書く時のポイントを紹介します。前項の得意分野を考えるポイントで引き出したことを実際に書いて行きましょう。書くことで履歴書に書くことも伝える準備もできます。

ポイント①|結論から書く

まずは何が得意なのかを書きます。結論から始まり、結論で終わるという書き方は人に伝える手段として有効です。得意なことが分かったらまずは書いてみましょう。

ポイント②|得意になった理由を書く

得意なことを書いた後、得意になった理由を書きます。なぜ得意になったのか、理由書くことによって説得力が増します。より多くの情報を伝えれるようにしましょう。

ポイント③|活かし方を書く

今後、得意分野をどのように活かすのかを書くことによって相手に印象を与え、イメージさせやすくなります。面接では伝えイメージさせることが大切です。

得意分野がないときには

どうしても得意分野が見つからないときもでてきます。本見出しでは得意分野が無い人に向けて、得意分野の見つけ方を紹介します。

対処法①|周囲の人に聞く

得意分野は何かわからないときは人に聞くことが大切です。1人で考えていても見つけられないときはあります。人に聞くことで客観的な意見を聞くことができ、自分にしかない得意分野を見つけることができます。

対処法②|ハードルを低くする

得意分野は完成しているものと捉えている人が多いです。目標を達成できていないことや、途中で挫折してしまったものでも、過去に努力して取り組んでいたことは、他人にはできないことです。

得意分野として達成していなくても得意分野と言うことはできます。

対処法③|自信がなくても書き出す

得意分野を見つけられない原因として、「失敗を繰り返している」、「成功したということが無い」と考える傾向にあります。

自信がなくても、小さなものでも成功体験を見つけるために書き出してみることをおすすめします。

履歴書の得意分野の回答例5選

本見出しでは履歴書に書く、得意分野の回答例を紹介しています。自分の得意分野と似ているものを参考にしてください。

回答例①

「私の得意分野はコミュニケーション能力です。私は海外旅行が好きで大学時代はアメリカやヨーロッパ、東南アジアを旅行に行きました。現地の人に観光名所を教えてもらったり、食事をしたりしていました。今でもSNSで密に連絡を取っています。このコミュニケーション能力を仕事に活かしていきたいと考えています。」

ーー

最初に何が得意分野か分かるように書いています。理由も海外でうまく情報収集出来ていることが分かり、コミュニケーションが取れていることが分かります。得意分野は英語の能力でもうまく伝わるでしょう。

回答例②

「私の得意分野は簿記、会計学です。高校が商業高校だったこともあり、簿記と会計学を大学に入る前から学んでいました。高校では周りの人と劣っていましたが、大学に入ると普通科出身の人が多く、簿記は強みになると思い、日商簿記検定2級の取得を目指し取得できました。簿記を活かして行きたいと考えています。」

ーー

最初は劣っていたと感じていたことから、環境変化がきっかけで検定試験を目指し、努力した結果が出たとイメージできます。2級という基準が明確で分かりやすいです。

回答例③

「私の得意分野は運動能力です。私は高校のクラブ活動で野球の全国大会、甲子園に出場した経験があります。優勝は逃しましたが、力仕事には自信があります。物流業界で運動能力を活かしていきたいと考えています。」

ーー

なぜ運動能力が得意分野なのかが甲子園に出場している結果から分かります。運動能力を活かせることができる物流業界を選ぶことによって、具体性があり相手に伝わるでしょう。

回答例④

「私の得意分野は時間管理です。時間管理を徹底し、高校時代には皆勤賞を取ることもできました。社会に出ても時間管理を徹底し、迷惑を掛けないよう続けていきます。」

ーー

皆勤賞という成功体験から、時間管理を得意分野しています。社内、社外ともに時間では迷惑を掛けないことがイメージできます。

回答例⑤

「私は小学1年生からの時代から高校卒業まで水泳を12年間続けてきました。全国大会の出場は出来ず、良い結果は出せませんでしたが誰よりも続けることは惜しみません。社会に入っても少しのことでは挫けず続けていきます。」

ーー

自分では思うような結果をだせていなくても、続けることを得意分野としている例になります。続けることも得意分野、強みになりますので参考にしてください。

履歴書の得意分野のNG例

本見出しではNG例を紹介しています。わかりやすいように前項の成功例の文を参考に解説しています。履歴書に得意分野を書くときのNG例を理解し、失敗しないようにしていきましょう。

NG例①

「私は海外旅行が好きで大学時代はアメリカやヨーロッパ、東南アジアを旅行に行きました。現地の人に観光名所を教えてもらったり、食事をしたりしていました。今でもSNSで密に連絡を取っています。このコミュニケーション能力を仕事に活かしていきたいと考えています。」

ーー

最初に結論の記載がないことがNGになります。最初にもコミュニケーション能力を記載することによって相手に印象を与えやすくなります。結論は最初と最後に記載し、イメージさせやすくしましょう。

NG例②何個もあること

「私の得意分野は時間管理と健康管理と数学です。時間管理と健康管理を徹底し、高校時代には皆勤賞を取ることもできました。数学は高校時代に学年で最高位に立てることが出来ました。社会に出ても時間管理と健康管理を徹底し続けます。」

ーー

得意分野が複数あることがNGの例です。何が得意分野か絞り切ることができず、まとまっていないことが分かります。得意分野は1つだけに絞り、記載していきましょう。

NG例③

「私は高校のクラブ活動で野球の全国大会、甲子園に出場した経験があります。優勝は逃しましたが、優勝に向けて日々、努力していたので悔いは残っていません。」

ーー

高校野球をしていたということ、努力していたことは分かりますが、何が得意分野か伝わりにくい文章です。野球を続け、甲子園も出場して何を得たのかを伝える文章を書いていきましょう。

まとめ

今回は得意分野について紹介してきました。「得意分野」は人より能力が長けていることです。得意分野の伝え方、考え方、見つけ方が大切だということが分かります。履歴書に記載する際の具体的な例もまとめていますので本記事を参考に履歴書を書いていただけると幸いです。

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