4月の就活は一部の学生が企業から内々定をもらい始め、周りもピリッとした空気になります。本記事では就活スケジュールにおける4月の立ち位置を解説します。また、内定が決まらない、就活で何をしたらいいのかわからない、少人数座談会やOB訪問は意味があるのかなど4月から就活を始めても間に合う方法を紹介します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
就活スケジュールにおける4月の立ち位置とは
就活において4月はどのような立ち位置にあり、就活生は何をしているのでしょうか。この見出しでは、一般的な就活生の4月の動きを紹介します。
エントリーのピークは3月
2018年に経団連が就活ルールの廃止を発表しましたが、2021年卒・2022年卒までは現状のスケジュールを踏襲する予定です。そのため、今まで通り3月の就活解禁・6月の本選考解禁は変わりません。
そのため、多くの就活生は3月までに自己分析や企業研究を済ませ、3月の就活解禁に併せて、合同説明会への参加やエントリーシート(ES)の提出をします。
4月は主にエントリーの締め切りや内々定が出始める時期
3月にエントリ―があった企業は、3月下旬から4月にかけて結果通知を出します。また多くの企業は4月までにエントリーシートの提出や適性審査を締め切るため、それに向けてエントリーを済ませる必要があります。
一部の企業では早期選考の一環として、6月の本選考解禁を待たずに4月の時点で面接を開始し、内々定を出しています。6月の本選考解禁を待っていると、気づいたら周りに乗り遅れてしまう可能性があります。
多くの就活生は4月の時点で内定が決まっていない
とはいえ、4月時点で内定が決まっている人がほとんどというわけではありません。4月時点で内定がもらえる就活生の特徴として言えることは、行動力があることがあげられます。
早い段階から自分のやりたいことや進みたい道が決まっており、3月から積極的に会社説明会や企業見学などに参加する就活生は、面接などの選考の際に熱意が伝わりやすく、早くから内定をもらうことができます。
しかし、リクルートの就活プロセス調査によると、4月の時点での内定率は21.5%とそれほど高くないのが現実です。直接内定という形で就活生に通達をしなくても、口頭などで内定を伝えることもあるため、実際の内定率は、少し高くなることが考えられます。
就活は4月から始めても間に合う
では、4月から就活を始めるのは手遅れなのでしょうか。就活生の中には、学校やサークル活動、アルバイトなどによって就職活動が出遅れてしまって、4月から就職活動を始めるという学生もいます。そのような就活生は焦りと不安があると予想されます。
結論から言えば、4月からでも就職活動を始めることは可能です。
しかし、他の学生よりも1ヶ月も2ヶ月も遅れていることに変わりはないためエントリーや説明会への選択肢や、企業選び、身振りを考える時間が必要です。逆に言えば、自身の方向性を定めて、時間内にきちんとやるべきことを押さえておけば4月から就職活動をスタートした場合でも十分間に合います。
4月から就活を始める際の注意点
4月から就活を始める就活生は、3月や3月以前から就活を始めている他の就活生と少々状況が違います。本見出しでは、4月から就活を始める就活生が押さえておくべき注意点を紹介します。
就活は4月から持ち駒が減る
4月の時点で選考の続いている企業の持ち駒がない人は、改めてエントリーから始める必要があります。しかし、この時期は、WEBテストやESなどの足切りの時期でもあり、企業によっては募集が終わっています。
そのため、ESやWEBテストで落ちれば落ちるほど持ち駒も減っていきます。あらかじめ多くの企業にエントリーをしましょう。
ただし、二次募集を行っている企業もあります。二次募集があるかどうかは予測できないことが多いので、募集が終了しても気になる企業がある時には、こまめにホームページを確認しておくと良いでしょう。
興味のある企業・業界に絞る
他の就活生は3月に説明会解禁の時点で、志望度に関係なく様々な企業の説明会にエントリーできますが、4月から始める就活生にはそんな余裕はありません。
4月でも説明会や企業見学を実施している企業は3月に比べて少ないため、それにつられてむやみやたらにエントリーしてしまうと時間の無駄になってしまう可能性が高いです。
時間に余裕がないからこそ、ある程度志望を絞る必要があります。
計画的なスケジュールを立てる
4月から就活を始める場合、時間がかなり限られてきます。無駄な時間を浪費してしまう前に、計画的なスケジュールを先に立てることオススメします。
エントリーしてから、内定を得るまでに必要な時間は企業によって様々ですが、おおよその目安は逆算して考えることができます。1社ごとに選考を受ける余裕はないため、複数の企業の選考スケジュールを確認し、長期的な計画を立てましょう。
周りの就活生と比較しない
多くの就活生は3月の就活解禁に併せて就活を行っています。そのため、4月になると就活の話題が増えることが予想されますが、時期的にエントリーの先の話題に進んでいる可能性が高いです。4月から就活を始める場合、3月に就活を始めた人と比べると最低でも1か月は遅れる計算になることは明確です。
そのような時、周りと比較すると必要以上に焦ったり、自分のペースを乱されてしまいます。そもそも就活を始めた時期が異なるのですから、比べても意味がありません。自分と他は違うと割り切ることも必要です。
しかし、どうしても周りと比較してしまうこともあるかもしれません。そのような場合は、大学での接触を減らしたり、SNSを見ない工夫をしたりするなど、無理やりでも自分の就活に集中できる環境を作り、意図的に情報を断つことをオススメします。
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就活で4月にやるべきこととやるべきでないこと
就活生が4月の時点でやるべきことはとやるべきでないことを紹介します。就活は時間に余裕がありません。就活でやるべきことを理解しておらずに、やるべきでないことをして、時間をかけている人は多くいます。無駄な時間をかけないためにも、あらかじめ知っておくことが大切です。
就活で4月にやるべきこと
4月に就活でやるべきことは、大きく4つあります。少人数の説明会で、自分の知りたいことを深く知る、OB訪問で直接生の声を聞く、自己分析を仕上げて自分がどのような人間なのかを知る必要があります。
少人数の説明会にいく
説明会では、大規模な説明会などもありますが、少人数の説明会に行くことでより深く自分の行きたい企業のことを知ることができます。
また、質疑応答の時間では質問もしやすく、自分が聞きたいことを聞ける可能性も高いため、4月から就職活動を始める場合は、自分の進みたい企業の少人数説明会に参加して、効率よく情報収集することをおすすめします。
OB訪問で企業研究をする
興味のある業界、企業に勤める社会人の話を聞きに行くOB訪問は多くの就活生が活用している方法の1つだと思います。OB訪問では、就職活動の一環として興味のある業界や企業に勤める人の話を直接聞くことができます。
自分が何に魅力を感じているのか、要素分解したり、魅力を感じない時には何が引っかかっているのか要因を深く考えるきっかけとなります。
自己分析を洗練させる
自己分析の洗練は必須です。なぜならば、多くの面接官は就活生の過去を深堀していき、人物像を探ります。
面接で過去にどのような人物であったのかすぐに答えられるように、自己分析をして自分を知りましょう。
過去の楽しかった体験や、苦しかった体験を思い返して、ノートにまとめてみると、どのような人間なのかわかってきます。
面接練習をして面接に備える
4月は面接が本格化する前の時期に当たります。面接が本格化する前にある程度面接の練習をしておくと、実際に面接が始待った時に余裕ができます。
主な面接の練習方法として以下の2つの方法があります。
- 志望度が比較的低い企業の面接を受ける
- 友人や知り合いに模擬面接をしてもらう
志望度が低い企業にエントリーすることは無駄なことに思えますが、良い面接練習になります。面接にはある程度の慣れが必要なため、場数をこなすことが最もよい面接対策になるからです。志望度が高い企業とと同じ業界の企業を受けるとより実践的です。
また、友人や家族、知り合いに頼んで模擬面接をしてもらうのも効果的です。同じ就活生や就活をすでに終えている知り合いに頼むとより良いでしょう。面接は自分だけではなかなか練習できないため、うまく周囲を利用しフィードバックを貰うと新たな気づきが生まれるかもしれません。
また就職活動をより効率的に進めるために、自分のプロフィールを登録すれば企業からスカウトが届く逆求人サービスをご存知でしょうか。2月から本格化する就職活動において、持ち駒が多いに越したことはありません。 今回紹介するOfferBoxは、就活生の3人に1人が登録し、大手企業・ベンチャー企業・官公庁(経産省)などからスカウトが届きます。またプロフィール入力率を80%以上にすると90%以上の人にオファーが届くので、企業にオファーするだけでなく、企業からのオファーを「待つ」というOfferBoxを利用するのはいかがでしょうか。
就活で4月にやるべきでないこと
就活で4月にやるべきでないことは、就活関係の塾で面接などの指導を受ける、大学での生活と就活をしっかり分けて考える必要があります。4月だと募集人数もどんどん減っていくので余分な時間はありません。
就活塾に通い始めるには遅い
4月から就活の塾に通うのは、遅すぎます。4月となると、就活も終盤になるため、就活関係の塾でスキルを身につけるよりも、、自分で自己分析や、説明会に参加して、自分の行きたい企業を決める必要があります。
大学の授業や遊びに時間をとられないよう注意
周りが内定を持っていると、どんどん空気が緩くなり、遊びの雰囲気になっていきます。周りに誘われたからと言う理由で、時間を取られることは減らしましょう。自分の就活にかける時間をしっかり確保してから、遊ぶことをおすすめします。
周りの就活生の4月の状況を参考にする
キャリタスの調査結果では、2018年4月に調査された4月時点での、就職活動の状況が記載されています。内容は、エントリーの状況や、会社説明会への参加状況、内定状況などが掲載されています。
4月から就活を始める人には、必見の情報だらけなので、読んで自分の置かれている立場をを知りましょう。
まとめ
4月から就活を始めても正しい方法で進めていけば内定を獲得できます。そのためには、少人数座談会やOB訪問で企業の知識を身につけたり、自己分析で、面接対策をしておきましょう。それらを身につければ、内定獲得も可能です。
4月から就活を始めると必要以上に焦ってしまいがちですが、結局は自分を上手く表現できるかが大きな鍵となります。不安を抱きすぎることなく、自分のペースで計画的に就活をこなしていけば、内定に近づきます。
この記事がお役に立てれば幸いです。