豊田通商は、トヨタグループの総合商社です。金属、生産部品やエネルギーなどの産業において、豊かな社会づくりに貢献する企業を目指しています。豊田通商は、事業方針や人事権などの管理権を有する子会社をもっています。以下では、豊田通商の子会社を紹介します。就職活動中の方は、併願先企業として参考にして下さい。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
豊田通商は総合商社
豊田通商は、トヨタ自動車を中心とするトヨタグループの総合商社です。金属や石油に限らず、プラントなどの商品まで幅広く扱っています。
その従業員は4,000名に満たないものの、売上高はおよそ3兆8千億円にものぼります。「Be the Rght One」というスローガンでさらなる成長が期待されます。
自動車産業に強みを持つ
豊田通商は、幅広い商材を扱う中でも自動車産業に強みを持っています。なぜなら、トヨタ自動車は世界を代表する日本の自動車メーカーですが、子会社には日野自動車やダイハツ工業などもあるからです。
そのため、豊田通商はトヨタ、日野自動車やダイハツ工業といったグループ企業と連携をしています。例えば、車両や部品の輸出や海外におけるグループ企業の車両販売といった業務を扱っています。
これは、トヨタグループの強みである自動車産業を活用するためといえます。自動車メーカーと総合商社という、それぞれの強みを生かしたうえで分業によるシナジーの最大化を図っているのです。
アフリカにも注力している
豊田通商は、アフリカにおいても事業拡大の注力をしています。近年アフリカは、とりわけ経済的成長やその人口増加速度が、多くの戦略コンサルティングファームから注目と期待を受けています。
豊田通商は、そのようなGlobal Mega Trendsに対して先見的な事業投資を行っています。例えば、アフリカ本部では自動車、機械やヘルスケアといった、成長が期待される事業を扱っています。
政治や地理的リスクから全ての商社がアフリカに注力をしているわけではありません。しかし、豊田通商はその確かな可能性を見込んでいます。
子会社とは
子会社とは、50%以上の議決権行使割合が他の会社に保有されている会社です。これにより、親会社は子会社の事業戦略、営業戦略や人事戦略を決定できます。
また、子会社は2つに分けられます。1つは、親会社の財務諸表に合算して記載される連結子会社。もう1つは、親会社とは異なる財務諸表となる非連結子会社です。
豊田通商と子会社の関係
豊田通商は、財務や経営を決定することができる子会社を有しています。上述の通り、豊田通商はこれらの子会社が営む事業を管理する立場なのです。
また、商社では子会社に出向することがあります。これは、グループ企業間の連携を高めるだけでなく、直接子会社の事業に携わり、成果を出すためでもあります。
豊田通商の主要子会社
以下は、豊田通商の子会社です。幅広いセグメントをカバーしているとわかります。
豊通マシナリ
豊通マシナリは、豊田通商の子会社であり機械を専門とした商社です。コーポレートコピーとして、「機械商社No.1」から「機能商社No.1」を掲げています。
2010年に、TEMCO、豊通マシナリー、豊通エスケーとDICOの4社合併によりと設立されました。主要株主は豊田通商が100%を保有しています。
子会社名の事業内容
豊田マシナリは、大きく分けて6つの事業を行っています。いずれも、機械専門商社としての特色を前面に出した事業展開と言えますが、トヨタグループのCore valueである「ものづくり」に密接しています。
- 技術営業(設備導入、機械の改善やメンテナンス)
- 常備品(生産設備、刀具や工具の供給)
- 技術サービス(生産ラインの設置や設備調達)
- 産業機械(半導体、太陽電池や熱処理機械の供給)
- 繊維機械(自動車内装、エレクトロニクスや建築機械の供給)
- デジタルソリューション(3Dプリンタ、3Dスキャナやソフトウェアの販売)
子会社名の採用情報
豊田マシナリでは、採用活動を行っています。採用HPによると、大きく分けて大学生・大学院生を対象とした新卒採用と、社会人を対象とした中途採用を行っています。
年収は、新卒採用であれば300~400万円。中途採用であれば、前職での年収と経験に寄ります。選考過程においては、なぜ商社の中でも機械に特化した豊田マシナリへ就職をしたいのかを伝えましょう。
社風としては、商社特有の明るさと機械メーカーとしての追及心を兼ね備えた人が多いです。自己分析をもとにして、豊田マシナリの求める人物像を研究すると良いでしょう。
豊通オールライフ
豊通オールライフは、福祉用具や介護保険などヘルスケア事業を展開しています。元々、福祉用具をはじめとする介護分野で事業を開始しましたが、その後医療・健康分野へ領域を広げています。
日本では高齢化社会化が進んでおり、介護や保険事業におけるニーズは高まっています。そのため、今後更なる事業成長が期待されます。
子会社名の事業内容
豊田オールライフでは、主に5つの事業を行っています。いずれも、需要が高まり続けている福祉・介護分野を中心としています。社会の変化に伴い、今後も継続的な事業拡大と最適化が求められています。
- 福祉用具レンタル卸事業
- 介護用品販売卸事業/EC販売事業
- 介護報酬前払事業
- 自費リハビリ施設運営
- 訪問医療マッサージ
豊通オールライフの事業は、単なる福祉・介護サービスの提供にとどまりません。その周辺事業である金融事業にも及んでいるため、より包括的な形でのソリューションが提供できると言えます。
子会社名の採用情報
豊田オールライフの採用HPによると、大学生・大学院生を対象として各事業グループごとに採用活動を行っています。働いている社員の方のインタビューが掲載されているため、参照すると勉強になります。
その社風は、高齢化する日本社会の未来を作っていける「自分らしい想い」をもった社員が多いことが特徴です。正解がない中で、どのようなシニアの社会を創りたいかが1人1人に問われているのです。
選考にあたっては、ボランティア、アルバイトやゼミ活動を通して福祉・介護へ携わった経験をアピールすると良いでしょう。高齢化社会への変革を形にするという、強い熱意を伝えることが大切です。
豊田通商システムズ
豊田通商システムズは、豊田通商グループの情報通信企業です。豊田通商グループを顧客として、直面する経営課題に対して情報通信による問題解決を行っています。
こちらの記事によると、豊田通商システムズは豊通シスコムから独立した新会社であるとわかります。その役割として、豊田通商グループの業務最適化が期待されます。
子会社名の事業内容
豊田通商システムズは、大きく分けて5つの事業をソリューションとして行っています。これらは、豊田通商グループの企業が、IT分野においてより優れた競争力を有することを可能とします。
- トータルソリューションサービス: システムの開発構築・保守運用
- セキュリティソリューション: 情報に関するトラブル解決
- ネットワークソリューション: 活用目的に応じたアプリケーションの適応
- グローバルソリューション: 海外進出のサポート
- デジタルエンジニアリングソリューション: 製品企画から製造までのノウハウ提供
子会社名の採用情報
豊田通商システムズの採用HPによると、大学生・大学院生を対象として採用活動を行っています。興味がある方は、ぜひ上述の採用ホームページにて先輩社員のインタビューをご覧ください。
採用選考において、理系の学生であれば大学・大学院での研究をどのように仕事へ生かすかをアピールしましょう。一方、文系の学生は今後ITが企業の経営に対してどのような価値をもたらすかに着目しましょう。
年収は、新卒社員の一般的な平均と同程度である300~400万円程です。また、社風は1人1人が個性を持ちつつ協力し合える雰囲気があります。豊田通商システムズは、多様性を大切にした企業であるとわかります。
まとめ
豊田通商は、トヨタ自動車のグループ企業でありかつ、総合商社です。商社の特徴を生かしてトヨタ自動車をはじめとする自動車メーカーへの業務協力を行っていることがわかりました。
また、豊田通商は多数の子会社があります。豊田通商への就職を希望している方は、事業方針を知るためそれらの企業研究をしてみると良いでしょう。