2018年1月に積水ハウス株式会社は仲井嘉浩(なかいよしひろ)を社長として人事発表をしました。積水ハウスは日本を代表する住宅メーカーです。仲井嘉浩社長は社内の福利厚生制度に力を入れています。この記事では、積水ハウスの会社情報、仲井嘉浩社長の経歴と実績、そして今後について紹介しています。

積水ハウスの社長は仲井 嘉浩（なかい よしひろ）

仲井嘉浩(なかいよしひろ)は積水ハウス株式会社の代表取締役です。積水ハウスは大手の住宅メーカーです。日本での住宅メーカー業界は人口減少で不安な印象があると思います。

今回は積水ハウスと仲井嘉浩氏の基本情報、年収と評判、また今後について紹介します。

積水ハウスの基本情報

積水ハウスの基本情報を「第68期有価証券報告書」を参考に基本情報を紹介します。

売上も従業員も非常に多く、日本を代表する住宅メーカーであることが分かります。

積水ハウスの社長 仲井 嘉浩のプロフィール

2018年に仲井嘉浩氏は執行役員から第4代目代表取締役に就任しました。仲井嘉浩氏のプロフィールは以下の通りです

仲井嘉浩氏の経歴と実績については後述します。

積水ハウスの歴代社長

積水ハウスの歴代社長を紹介していきます。どのような方が積水ハウスの社長を担っていたのか見ていきます。

• 田鍋健 / 積水ハウスは積水化学の一事業でしたが、赤字が続いており子会社化、1963年に初代社長として就任しています。プレハブ業界のトップに育て上げ大きな実績を残しています。
• 和田勇 /積水ハウス社長とプレハブ建築協会会長を務めていた時期に、東日本大震災の被災地に応急仮設住宅を43,260戸建てており、大きな社会貢献をしています。
• 阿部俊則 / 2007年に専務執行役として首都圏を担当しており2008年に社長に就任しています。積水ハウスの地面師詐欺の被害に合い、63億円という損失を被った責任として社長を辞任しています。

積水ハウスの社長 仲井 嘉浩（なかい よしひろ）のプロフィール

仲井嘉浩氏は京都大学工学部を卒業して、積水ハウスに入社しました。ここでは仲井嘉浩氏の経歴と実績を紹介します。

積水ハウスの社長 仲井 嘉浩の経歴

まずは仲井嘉浩氏はどのような経歴があるのでしょうか。歩んできた足跡をたどります。

京都大学を卒業後、積水ハウスに入社

1965年4月30日に京都府で生まれ京都大学工学部工業化学大学を卒業後1988年4月に積水ハウスに入社しています。入社後、マンション事業、商業施設の営業職を経験している。

経営企画部部長に就任

仲井嘉浩氏は前社長の阿部俊則氏と二人三脚で仕事をしていたと言っています。仲井氏は2012年に経営企画部長就任、その後、執行役員、常務執行役員と就任し、社長に就任しています。

仲井嘉浩氏の社長就任は阿部俊則前社長が強く勧めたと言えるでしょう。

社内最年少で社長就任

先々代、先代社長は戸建て住宅事業の営業と各エリアの本部長の経験をしてきたが、仲井嘉浩氏は戸建て住宅事業の営業と各エリアの本部長の経験なく、社内では異色の社長就任と言われています。

また、仲井嘉浩氏は52歳で就任しており、積水ハウスでは一番若い社長就任になりました。

積水ハウスの社長 仲井 嘉浩の実績

2020年が社長就任4年目となる仲井嘉浩氏のこれまでの実績を紹介します。

イクメン休業制度

2018年9月にイクメン休業制度の運用を始め、2019年8月末で対象者全員、1ヵ月以上の休暇取得を完了しています。

きっかけは仲井嘉浩氏がスウェーデンを訪問した際、公園でベビーカーを押しているのは男性ばかりだったという。スウェーデンの文化を取り込み、働き方の多様性を考えていると言えます。

うめきた2期計画

2020年秋から着工が予定されている、うめきた2期プロジェクトに積水ハウスが関係しています。大阪駅、最後の超一等地と言われている場所に2024年、民間住宅と都市公園の完成が予定されています。

このプロジェクトの関与には仲井嘉浩氏の貢献があったと言えるでしょう。

積水ハウスの社長 仲井 嘉浩の年収と評判

積水ハウス社長、仲井嘉浩氏の報酬と評判が気になる方は多いと思います。ここでは報酬と実績を紹介していきます。

積水ハウスの社長 仲井 嘉浩の資産・報酬

IR BANKと公式ホームページに基づき調査をしました。IR BANKでは名前の記載がありませんでした。上場企業では1億円以上の報酬がある場合のみ名前の記載が必要です。

名前が無かったことから仲井嘉浩氏の報酬は1億円未満と言えます。公式ホームページから人事異動の資料がありました。資料から持ち株7,480株を保有していることが分かります。

株式を多く保有していることから多くの資産を持っていることが分かります。

積水ハウスの社長 仲井 嘉浩の評判

仲井嘉浩氏が進めたイクメン制度から社内環境をよくしたいという印象が強いのではないでしょうか。ここでは評判を紹介していきます。

男性育児制度の評判

積水ハウスは2019年9月にイクメンフォーラムを開催しています。そこでイクメン休業におけるディスカッションがあり、社外へ福利厚生制度の情報発信をしています。

イクメン休業推進の実施前に積水ハウスは、47都道府県の20代～50代の「パパ・ママ」9,400人対象に男性の育児休業について調査した結果、男性の育児休業制度に8割以上の人が賛成している結果がありました。

ダイバーシティの指標データから成果が数字で表れていることから組織の活性化が見れます。従業員から評価を受けていることが分かります。

医療住宅の開発評判

2019年1月にラスベガスで「プラットフォームハウス」についてプレゼンを行っています。

人の急性疾患対応ができる医療と住宅の連携を密にする取り組みを発表しており各国のビジネスパーソンに印象付けている。

NEC社、NTTコムウェア、慶應義塾大学とパートナーを組み戸建て住宅の開発が進んでいます。

積水ハウスの社長 仲井 嘉浩（なかい よしひろ）についてもっと知りたい方へ

ここまで積水ハウスと仲井嘉浩氏の情報を見てきました。「日経ビジネス」のインタビュー記事では積水ハウスの今後のビジョンと方向性について仲井嘉浩氏が語っています。是非ご覧ください。

まとめ

本記事では積水ハウス社長、仲井嘉浩社長を紹介してきました。実績では福利厚生を充実させる働き方改革が進められています。今後も、うめきた2期、医療住宅と新しい構想があります。

この記事をきっかけに積水ハウス、また、日本住宅メーカーに興味を持って頂き業界分析に使って頂ければ幸いです。