サイバーエージェントの社長|藤田晋の出身や経歴を徹底解説!

今回はブログサービスのAmebaや数々の有名スマホアプリなどで知られている株式会社サイバーエージェントの社長である藤田晋氏についてご紹介します。また、藤田氏の出身や経歴にも触れ、クラウドファンディングなど新事業を次々と生み出してしているサイバーエージェントの事業についても簡単にご説明します。

監修者

キャリアアドバイザー|秋田 拓也

厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。

■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

サイバーエージェントの社長は藤田晋

藤田晋(ふじたすすむ)は株式会社サイバーエージェントの創業者、代表取締役社長です。

藤田氏は、サイバーエージェントの社長として数々の敏腕社長ランキング上位に名を連ね、日本の長者番付にも入っています。以下に、藤田氏のこれまでの経歴やサイバーエージェントの事業内容などについて詳しく触れていきます。

サイバーエージェントとは

藤田氏が社長を務めるサイバーエージェントの事業内容は多岐にわたっています。

ここでは、創業以来サイバーエージェントの事業内容のメインとなっているインターネット広告事業とメディア事業の2つについて説明します。

目次

インターネット広告事業

1998年の創業以来、サイバーエージェントの事業の中核を担っているインターネット広告事業は、インターネット広告業界において国内トップシェアを誇っています。

また、これまでの実績としてHONDAやTOYOTA、KIRINなど業界を問わず、様々な大手企業のプロモーションやインターネット広告に携わっています。

メディア事業

2004年にブログを中心としたAmebaを開始しマッチングアプリの提供など、その後もインターネット産業の変化にあわせ、時代に求められているメディアサービスを提供しています。

2016年には成長分野である動画事業に参入しており、インターネットテレビ局AbemaTVを開局しています。開局3周年のタイミングで4200万DLを突破しました。

サイバーエージェントの採用情報

広告やメディア業界を志望している学生の中には、サイバーエージェントへの就職を考えている方も多いと思います。

以下の記事では、サイバーエージェントの採用に関する噂や、選考と学歴の関係を説明し、選考フローに対するアドバイスを紹介していますので、こちらも併せてご覧ください。

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サイバーエージェントの社長(藤田晋)の出身や経歴

サイバーエージェントの社長である藤田氏の出身や経歴が気になる方も多いと思います。当時の最年少でマザーズ上場を果たしており、藤田氏は多くの挫折や苦悩、努力を経て今の地位があるということを身をもって証明している人です。

サイバーエージェントの社長(藤田晋)は福井県出身で青山学院大学を卒業

藤田氏は1973年5月16日生まれの46歳で福井県出身です。高校卒業後、青山学院大学に入学しました。高校時代は、起業を意識するきっかけとなるバンド活動を行っています。父親は大手企業のサラリーマンでしたが、そのようになるのが嫌だったそうです。

青山学院大学入学後にまもなく、留年するほど麻雀にハマり「ビジネスで大事なことの非常に多くを麻雀を通じて学んだ」と藤田氏も話しています。大会で優勝するなど腕前もプロ並みで、現在は競技麻雀のプロリーグを設立しています。

インテリジェンス(現パーソルキャリア)に就職

藤田氏は青山学院大学卒業後に人材派遣会社のインテリジェンスに就職しますが、1年目は頑張るタイミングで結果を出すことで組織から認められやすくなり、パフォーマンスもいいという考えのもと、一日も休まずに出勤したそうです。

1年目が終わるタイミングで元バイト先の先輩から起業の話があったので、退社の意向を伝えたところ社長から「投資をするから、おまえがやれ」という返事をもらうことになり、サイバーエージェントの起業が決まります。

サイバーエージェント設立2年で東証マザーズに上場

藤田氏は1998年にインテリジェンス時代の同期で、現取締役副社長の日高氏とサイバーエージェントを起業します。インターネット業界バブルという社会的な背景もあり、設立2年目となる2000年に、26歳という当時の最年少記録で東証マザーズ上場を果たします。

インターネット業界のバブル崩壊後うまくいかず苦悩しますが、中長期で会社を創ることを意識し終身雇用を打ち出すことで藤田氏の考え方に賛同する社員も増え、2004年に黒字化に成功しました。その後も、AbemaTVの立ち上げなどを行い売上を伸ばしています。

藤田社長「あわやクビ」の想定外事態

サイバーエージェントが2019 年の12月13日に開催した株主総会で、藤田社長はあやうく「クビ」になりかけました。株式総会で付議された取締役選任の議案で、藤田社長に対する賛成率は57.56%に留まりまったためです。これはあと少しで選任の条件である過半数を下回るという水準となっています。

2019年2月にインスティテューショナル・シェアホルダー・サービシーズ(ISS)のようなアメリカの議決権大手が、サイバーエージェントのような監査等委員会設置会社に対し取締役会に占める社外取締役の割合を、「3分の1以上」に変更しました。サイバーエージェントの社取締役の割合は取締役15人のうち3人で3分の1に満たしません。

サイバーエージェントの株主構成は外国人機関投資家の割合が高いため、多くの議決権を持つ機関投資家が、賛成票を通さなかったと考えらえれます。

サイバーエージェントの社長(藤田晋)の資産や年収

藤田氏の年収については詳細な情報がありませんが、資産については自社株の20%となる約2600万株を保有しており、総資産は2019年3月時点で1170億円と公表されています。

サイバーエージェントの社長(藤田晋)に関する噂

藤田氏に関して情報を集めようとすると、高確率で前妻と現在の奥様の話題が挙げられています。ここでは、二人の女性に関する噂を簡単にご紹介します。

2004年に女優と結婚

2004年に藤田氏は女優の奥菜恵さんと結婚します。しかし、この結婚生活はわずか一年半余りで終わりを迎えます。

離婚理由は定かではありませんが、2008年に奥菜恵さんが発表した自叙伝『紅い棘』では「女優である自分の知名度を利用されている気がした」「お金に関する価値観が違った」というような心が離れていった原因が暴露されています。

2009年に元秘書の女性と再婚

2009年に藤田氏は自身の元秘書であった澤野井宏美さんと再婚します。 澤野井さんは 女性誌『JJ』のも読者モデルで、社内でも美人で人当たりが良いと有名でした。

藤田氏と澤野井さんの間には2013年に生まれた「大門」くんという息子さんがいます。藤田氏は自身のブログでも子供のことを書いており、今のところ後を継がせるつもりはないようです。

サイバーエージェントの社長(藤田晋)をもっと知りたい方

藤田氏は個人のSNSやブログでも情報発信をしているので、もっと藤田氏のことを知りたい方は見てみると良いと思います。また藤田氏の著書や外部メディアの記事も多数あるので、考え方などを深く知りたい方にはオススメです。

Twitterを見る

藤田氏のTwitter公式アカウントですが、フォロワー数が約64人と多くの方にフォローされています。

主に著名人のツイート内容へのリツイートが多く、他にはAbemaTVの内容や自身が代表を務めている競技麻雀の大会やイベントの様子をツイートしています。また以下の個人ブログ内容もツイートしているので、Twitterからもブログを読むことができます。

ブログを見る

藤田氏のブログはテーマ別に分かれているので、プライベートな内容から仕事に関する内容など読む目的に合わせて探すことができます。もちろん、過去のブログも見ることができます。

毎日更新するというよりは何かがあった時に更新するというようなスタンスなので、更新は不定期です。

かなり丁寧に書かれているので、藤田氏の考え方やビジョンが伝わってきます。

以下では面白そうな記事を例示しますので、興味のある方は是非ご覧ください。

採用は、もの凄く優秀な人を大勢集めるよりも、一緒に働きたい人を大勢集めることのほうが大事であると再認識しました。

参照:「採用で大事なこと」(2014年1月5日)

「明らかに経験不足なのに自分の考えに固執しすぎるのは遠回り」と少し前にTwitterに書いたらたくさんの反響をもらいました。当社の中でも、功を焦る若い人ほど自分で考えたことに固執するので勿体ないなぁと感じることがあります。

参照:「成長の近道」(2011年3月1日)

本を読む

  • 『憂鬱でなければ、仕事じゃない』

内容はビジネスや仕事に対する考え方について書かれています。2011年が初版と少し前の本ですが、タイトルのように心に響くような言葉が今でも多く、仕事をするうえで考えさせられる一冊です。

  • 『仕事が麻雀で麻雀が仕事』

ここぞというときに必要な「勝負強さ」。 藤田氏はこの「勝負強さ」を磨くために最高の教材となるのは「麻雀」だと語ります。他人の言動を養分にして自分に取り入れる、ルールを守る、勝つ面白さなど、麻雀にはビジネスに活かせる気づきがたくさんあることを説いた一冊です。

記事を読む

  • 『サイバー藤田社長が語るAbemaTV“脱苦戦”次の一手「2019年はドラマ当てる」「キラーコンテンツ3連敗」』

藤田氏はAbmaTVをはじめとする事業について、現状を把握し今後をしっかりと見据えています。利益をただ優先するわけではなくユーザーが求めているモノを提供することをしっかりと考えているのは流石です。

  • 『サイバーエージェント藤田社長が語る「技術」への思い–今後の注力領域は』

サイバーエージェントはこれまでも技術分野に投資してきましたが、2018年以降その傾向は加速し、技術政策室の新設や、取締役に技術者畑出身のの長瀬慶重氏を抜擢しました。技術を強化する意図や政略など、「技術のサイバーエージェント」を目指す展望について語られています。

まとめ

今回は、サイバーエージェントの社長である藤田晋氏についてご紹介しました。若いころから起業することを意識して有言実行し、数々の失敗を後の成功に繋げサイバーエージェントは大企業になりました。

今後の業界の動向をしっかり見据えている藤田氏とサイバーエージェントの発展にこれからも注目です。

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