キヤノンは2020卒向け就職偏差値ランキングでも文系で59、理系で63と人気を誇っています。しかし実際に入社するのは難関なので、子会社を狙うのもおすすめです。今回は主要子会社であるキヤノンマーケティングジャパン・キヤノンメディカルシステムズなどの事業内容についても紹介します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
キヤノンは大手電気機器メーカー
キヤノン株式会社は、カメラやビデオをはじめとする映像機器だけでなく、複写機やプリンタなどの事務機器、デジタルマルチメディア機器など様々なものを製造している電気機器メーカーの大手です。
海外売上比率が80%にも及ぶグローバル企業であることもあり、子会社であっても豊富な海外拠点を設けています。
キヤノンと子会社の関係
キヤノンには子会社だけでなく、関連会社もたくさんあります。そして事業領域が幅広いため、関連領域に関するビジネスは子会社やグループ会社が担っています。
ここではキヤノンと子会社の関係について、説明します。
子会社とは
そもそも「子会社」とは、親会社に50%以上の株式を保有されている会社を指します。そして、子会社は以下の3つに大別されます。
- 子会社の中でも親会社が100%の株式を保有している「完全子会社」
- 親会社の決算に子会社の財務情報も含まれる「連結子会社」
- 子会社の中でも連結対象から外れている「非連結子会社」
親会社に20%以上の株式を保有されている場合は、「関連会社」となります。また大手企業では「グループ会社」という言葉がよく使われますが、これは親会社・子会社・関連会社すべてを包括する際に使います。
キヤノンは子会社と製販分離を行なっている
キヤノンが製造している主力製品の多くは、キヤノン本社で研究・開発・生産されています。必要な一部の部品を子会社が生産することもありますがキヤノン本社が製造部門を担い、子会社が販売しています。
そして子会社であるキヤノンマーケティングジャパンが、製品の販売を引き受けています。「エンタープライズユニット」「エリアビジネスユニット」「コンスーマビジネスユニット」「プロフェッショナルビジネスユニット」の4部門に分かれ、ユニット別に様々な子会社があり、サービス業務を担っています。
キヤノンの主要子会社
キヤノンは様々な事業を展開しているため、子会社の事業内容も多岐にわたっています。その一部を表にまとめてみました。
キヤノンマーケティングジャパン
キヤノンマーケティングジャパンは、日本国内におけるキヤノン製品並びに関連ソリューションの販売を手掛ける会社です。マーケティングから営業・販売まで、業務は多岐にわたります。
子会社名の事業内容
キヤノンマーケティングジャパンには、「ビジネスソリューション」「ITソリューション」「イメージングシステム」「産業・医療」という4つの事業領域があります。
ビジネスソリューションではクライアントの業界や事業内容に合う、ソリューションを提案します。ITソリューションではクライアントのIT環境の構築をはじめ、同業他社との競争力アップや価値向上を提供します。
イメージングシステムでは様々な感動を提供する、写真や映像機器の楽しみ方を提案します。産業・医療では専門性と質の高さを兼ね備えた、様々な機器や技術を提供します。
子会社名の採用情報
キヤノンマーケティングジャパンの新卒採用は、例年101~200名となっています。営業職と技術職を合わせた募集となっています。
採用実績大学には大阪大学や京都大学、大阪大学などの国公立をはじめ、早稲田大学や慶應義塾大学、上智大学などがあります。技術職の場合は東京理科大学や芝浦工業大学からの採用も多いようです。
2019年の会社四季報によると総合職の平均年収は841万円と高めなのにも関わらず、販売職を中心に一定の離職者がいるようです。「個」を大切にする会社であることを考慮しても、自分で考えて行動できるタイプの人に向いている会社といえそうです。
キヤノンメディカルシステムズ
キヤノンメディカルシステムズは、医療機器の開発並びに製造・販売・アフターフォローを手掛けている会社です。医療・福祉の業界で、経営やワークフローも考慮した様々なソリューションを提供しています。
子会社名の事業内容
キヤノンメディカルシステムズで取り扱っているのは、大型画像診断機器だけではありません。X線診断システムをはじめ、CTシステム、MRIシステム、超音波診断システム、放射線治療装置、核医学診断システム、検体検査システムなど、様々な機器を開発・製造・販売しております。
またコスト削減や働きやすさを実現する、ヘルスケアITソリューションの提供を行うとと共に、各機器を使用する際の技術サービスも行っています。
子会社名の採用情報
キヤノンメディカルシステムズの新卒採用は、例年101~200名となっています。営業職と技術職を合わせた募集となっており、海外拠点もあります。
採用実績大学には大阪大学、横浜国立大学などの国公立をはじめ、早稲田大学や慶應義塾大学、芝浦工業大学などがあります。東京外国語大学や津田塾大学など、語学系に強い大学からも採用されています。
2018年1月に東芝メディカルシステムズから商号変更されたばかりですが、平均年収も高めであると予想されます。職種が16種類あり、グローバルに活躍したい人におすすめです。
キヤノンITソリューションズ
キヤノンITソリューションズは、情報システムの企画・構築・運用を一括して請け負う会社です。クライアントに合わせて、多種多様なシステムを手掛けています。
子会社名の事業内容
キヤノンITソリューションズの事業領域は、「SIサービス事業」「ITインフラサービス事業」「エンジニアリング事業」の3つに大別されます。
SIサービス事業ではクライアントのニーズに応える、高品質なシステム開発に取り組みます。ITインフラサービス事業では、多種多様なサービスとソリューションを組み合わせることにより、クライアントのICT業務効率化をサポートします。
エンジニアリング事業では既存のシステムでは実現できない、クライアントのニーズに応えるソリューションを開発・提供します。
子会社名の採用情報
キヤノンITソリューションズの新卒採用は、例年101~200名となっています。募集職種はシステムエンジニアです。
採用実績大学には東京大学や筑波大学などの国公立をはじめ、早稲田大学や慶應義塾大学、上智大学などがあります。東京工業大学や電気通信大学、芝浦工業大学、東京理科大学など理系大学からの採用も多いです。
平均年収は他のキヤノンの子会社と変わらず、高めのようです。IT関連の専門スキルより人間力を重視する傾向が強いため、学業やサークル、ボランティアなどに自ら主体的に取り組む学生が向いているようです。
まとめ
幅広い事業を展開し、製品も多岐にわたるキヤノン本体を支えているのが子会社です。中でもキヤノンマーケティングジャパン・キヤノンメディカルシステムズ・キヤノンITソリューションズについて詳述しましたが、その他の子会社にも魅力あふれるところがあります。競争率も低い傾向にあるので、積極的にエントリーしてみるとよいでしょう。