アイシン精機とは、トヨタグループの自動車部品メーカーです。日本においてはトヨタ以外の自動車メーカー、海外においてはフランスのプジョー等へ自動車部品を供給しています。アイシン精機は、数多くの子会社を有しています。今回は、そんなアイシン精機、その子会社と両社の関係について紹介します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
アイシン精機は自動車部品メーカー
アイシン精機は、ブレーキシステムやトランスミッションといった自動車部品の生産供給を行っている自動車部品メーカーです。企業文化として「Geared up for the future(未来に向けて)」を掲げています。
アイシン精機は音声案内を行うカーナビゲーションを世界で初めて世に送り出しました。また、アイシン精機の自動変速機は世界最高レベルと称賛されており、今後も様々な自動車製品を開発することが期待されている企業です。
子会社とは
子会社とは、議決権のある株式の50%以上を他の会社(親会社)に保有されている会社です。 また子会社といっても色々な形態がありますので以下で紹介します。
- 完全子会社:子会社が発行する株式の100%を親会社が保有
- 連結子会社:子会社の会計を親会社の会計に合算
- 関連会社等:親会社が20%以上、50%以下のの株式を保有
アイシン精機と子会社の関係
アイシン精機では、自動車製品を製造している子会社を多く保有しています。アイシン精機のグループでは、親会社と子会社間の関係が密接です。
親会社であるアイシン精機が子会社を支配することもあれば、子会社が実質的権限を有してアイシン精機をサポートしている形もあります。これこそ、アイシン精機グループの特徴です。
アイシングループを構成する主要子会社
以下は、アイシン精機の子会社です。
アイシン・エィ・ダブリュ(アイシンAW)
アイシン・エィ・ダブリュ工業株式会社は、トルクコンバータとトランスミッションに特化した自動車部品メーカーです。アイシン精機の子会社として、高品質な部品の開発と生産を行っています。
1983年に設立され、従業員わずか3,000名程ながら年間の売上高は1,800億円に届こうとしており、企業理念には品質保証の徹底により品質至上が達成できるという考えを掲げています。
また、行動指針においてはコンプライアンスの徹底と安全行動の順守により、自主性・創造性・協調性の3つに繋がるとしています。
アイシン・エィ・ダブリュの事業内容
アイシン・エィ・ダブリュ工業株式会社は、主に3つの部品開発と製造を行っています。1つ目は、自動車用自動変速部品と呼ばれる変速用の部品です。
2つ目は、無段変速機用変速機部品です。これは歯車や軸から動力源の動力を、トルクや回転数に変えて活軸へと伝達するための組み立て部品です。
3つ目は、ハイブリッド車用変速機部品です。そもそも、ハイブリッド車はエンジンに加えてバッテリーやモーターなど重量の大きい部品を搭載しています。この部品はより効率的に変速をするための部品です。
アイシン・エィ・ダブリュの採用情報
アイシン・エィ・ダブリュ工業株式会社の採用サイトによると、新卒採用とキャリア採用を行っています。新卒採用では大学・大学院を対象に、キャリア採用では社会人を対象としています。
選考においては、技術職であれば上述の3部品に対する理解が不可欠となります。一方で事務職は、なぜ親会社で知名度の高いあるアイシン精機でないのかを明確にすると良いでしょう。
新卒採用の人数はおよそ25名ほどを予定しており、年収は300~400万円程となる見込みです。この他にも、勤務情報、仕事内容や福利厚生などが採用サイトで参照できます。
アイシン・エィ・ダブリュ
アイシン・エィ・ダブリュ株式会社は、トランスミッションをはじめとする自動車部品のメーカーです。アイシン精機の子会社として、自動車に不可欠な部品の開発と生産を行っています。
1965年に設立され、単独での従業員数はおよそ20,000名です。また、売上高においては単独で1兆4千億円にもおよびます。
アイシン・エィ・ダブリュの事業内容
アイシン・エィ・ダブリュ株式会社の事業は、駆動系と情報系の部品に大きく分かれます。これらは、どちらも自動車の駆動や情報管理といった、運転に直結する部品です。
まず、駆動系ではATのパワートレインや、各種トランスミッションが挙げられます。いずれも、クルマ社会の安全と安心を支える、重要な自動車部品です。
次に、情報系ではカーナビゲーションやコネクティッドソリューション技術が挙げられます。これらは、次世代の情報ツールと呼ぶにふさわしいものです。
アイシン・エィ・ダブリュの採用情報
アイシン・エィ・ダブリュ株式会社の採用サイトによると、高卒、新卒とキャリアの3つで採用活動を行っています。いずれも、オートマチックトランスミッションの世界シェア1位を支える人財となります。
新卒採用では、まず各部門ごとの職業内容を確認しましょう。技術職と事務職のいずれにおいても、学生生活での経験を志望動機に繋げて、熱意をアピールする必要があります。
そのため、それぞれの仕事ではどのようなことを行っているのか正しく理解しましょう。そして、選考では自分が持つポテンシャルをアピールしましょう。
アドヴィックス
株式会社アドヴィックスは、自動車用ブレーキシステムとそのシステムを構成する部品のメーカーです。2001年に設立され、従業員はおよそ3,800名です。
アドヴィックスの年間売り上げ規模は、単独でおよそ3,700億円にものぼります。自動車の安全性に注目が高まる中、今後より一層の事業成長が期待されます。
アドヴィックスの事業内容
株式会社アドヴィックスでは、主に5つの事業を行っています。これらは、いずれも自動車の安全性を確保しているブレーキに関わる自動車部品であり、極めて重要な存在であると言えます。
- 制御ブレーキ
- アクチュエーション
- ファウンデーション
- パーキングブレーキ
- 2輪車用ブレーキ
株式会社アドヴィックスでは、ゆるぎない技術力に支えられた安全性と快適さを搭載しています。世界で唯一、ブレーキペダルからパッドまでの開発をするブレーキシステムのサプライヤーなのです。
アドヴィックスの採用情報
株式会社アドヴィックスの採用サイトによると、新卒採用とキャリア採用を行っています。新卒採用では、「世界一のブレーキや集団へ」をキャッチコピーに大学生・大学院生を対象としています。
その社風は、プロフェッショナルな意識の高い社員が多く集まっています。技術職や事務職の垣根を越えて世界最高のブレーキをつくるという、共通の目標に向けて取り組んでいます。
選考においては、競合他社のブレーキと何が違うのか差別化をできることが必要です。業界のリーダーとなる企業と、その他の企業では圧倒的な違いがあるので、その違いを把握することが必要です。
障害者の雇用促進を図る子会社も設立予定
アイシン精機では、障碍者雇用促進のための子会社(アイシンウェルスマイル)を設立することがわかります。この「アイシンウェルスマイル」は、アイシングループ内での施設内清掃や文書管理を行うようです。
出資比率はアイシン精機が51%を出資し、他のグループ会社5社が残る49%を出資します。この新たな取り組みにも期待が高まります。
まとめ
アイシン精機は、トヨタグループの自動車部品メーカーです。そして、その子会社は自動車部品の製造販売をしており、アイシン精機の管理下にあります。
これから就職活動を行われる方は、自動車部品という切り口でアイシン精機グループの企業研究をしてみると良いでしょう。