JTBは大学生の就職人気ランキングでも常に上位に君臨する、人気企業の一つです。インバウンドの影響もあり、旅行業界を志望する就活生であれば、チャレンジしてみるのがおすすめです。そこで今回は JTBの採用情報について解説すると共に、書類選考を突破して採用されるための志望動機の書き方を紹介します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
JTBは旅行会社
株式会社JTBは、言わずと知れた旅行会社です。1963年創業で、2019年3月31日時点でグループ全体では2万8510人の従業員が働いています。
2018年4月に経営体制を刷新し、分社化していた旅行事業15グループを統合しています。それは「交流創造事業の担い手となる」という、JTBの決意の表れでもあるようです。
JTBの採用情報
JTBでは、新卒採用はグループとして行われます。そのため、就活サイトの情報もまとめて掲載されています。グループ採用の対象となるのは、以下の通りです。
- JTB
- JTB沖縄
- JTBトラベル
- JTBグローバルマーケティング&トラベル
- JTBビジネストラベルソリューションズ
- JTBメディアリテーリング
- トラベルプラザインターナショナル
- JTBビジネスネットワーク
- JTBコミュニケーションデザイン
- JTBベネフィット
- JTBパブリッシング
- JTB情報システム
- JTBマネジメントサービス
- JTB Pte Ltd
ここでは、JTB本社での採用情報について紹介します。
JTBの募集職種
JTBが新卒採用している職種は、「総合職」と「基幹職」の2つです。
総合職ではJTBグループが行っている、あらゆる事業や業務を担当することになります。グループ総合職の場合は国内だけでなく、海外に転勤する可能性もあります。
基幹職は、業務が特定されます。そのため総合職よりも、専門性が高い仕事に就くことになります。募集職種は事業会社によって異なりますが、渉外営業やインバウンド、仕入造成業務、リテール業務、WEB・システム業務などを担当します。
JTBの採用人数と採用大学
「マイナビ2020」の採用データによるとJTBの2018年度の採用実績は、540名となっています。内訳は男性が192名、女性が348名です。採用実績大学については、非公表のようです。
旅行業界であることを考えると、学歴だけでなく、TOEICスコアも重視されることが予想されます。企業が就活生に求めるTOEICスコアは550点ほどと言われていますが、JTBへの応募を検討するなら日本航空と同じ600点以上を目指すことをおすすめします。
JTBが求める人物像
JTBの採用サイトにある「求める人物像」に、同社が求めるものについて記載されています。それは、「自律創造型社員」であることです。その詳細は、以下の通りです。
- 新しい情報やスキルを継続的に習得し、自己成長への努力を惜しまない人
- 物事や組織の課題を認識し、その解決に向けて、自律的 主体的 に考え、行動できる人
そして自律創造型社員になるために必要な資質として、「コミュニケーション能力」「ホスピタリティ精神」「主体性」「発想力」「ポジティブ思考」の5つをあげています。
JTBの選考フロー
JTBの採用サイトにある「応募・選考フロー」によると、第1クールと第2クールによって締め切りが異なるようです。ここでは新卒2020の応募・選考フローを参考に、流れを紹介しておきます。
- 3月にClub JTBに登録してから応募
- 自己PR動画の登録(第2クールは6月初旬)
- コース選択並びにWEBエントリーシートの登録(第2クールは6月初旬)
- WEB適性検査の受検(第1クールは3月下旬と5月初旬と締め切りが2回ある。第2クールは7月初旬)
- WEB選考合否通知(第1クールは6月初旬、第2クールは7月中旬)
- 面接選考(回数や内容はコース・事業会社によって異なる)
- 合否連絡
JTBの面接選考は、就活生自らが「Club JTB」のマイページから会場を予約する必要があります。また、合否通知が届くタイミングは、コース・事業会社によって異なります。
JTBのインターン情報
JTBでは大学生を対象に、仕事内容を理解し追体験してもらうことを目的に、インターンシップを行っています。その詳細は、「JTBの公式インターンシップサイト」で確認可能で、1dayと5daysの2つが用意されています。
1dayではJTBが得意としている「グローバル」「広告・マーケティング」「地域交流・訪日インバウンド」「スポーツビジネス」という4テーマに分かれ、リアルケースを参考に事業提案プログラムを体験します。
5daysは1day参加者限定で、リサーチ・マーケティング業務や企画書・提案書作成業務、プレゼンテーションなどを体験します。また、社員や内定者との意見交換・フィードバックも行われ、採用選考の際に優遇されるといわれています。
JTB志望者の併願先企業
JTB志望者の多くは、旅行業界で働きたいと考えていることでしょう。その際には、同業他社を併願先企業として選択するのがセオリーです。
- KNT-CTホールディングス
- HIS
- 日本旅行
- 阪急交通社
上記4社はJTBに次いで、旅行取扱高が多い企業です。旅行に限らず観光業界で働くことを目指すなら、ホテルやショップを運営する企業も選択肢に含まれるので、検討してみましょう。
JTBの特徴
JTBの旅行取扱高は業界No.1を誇っています。それももちろん魅力ではありますが、JTBには同業他社にはない強みがあります。一方、弱みと感じられる部分があることも事実です。
ここではJTBの強みと弱みについて、詳述します。
強み|様々な事業を展開している
JTBは旅行会社としてのイメージが強いですが、実は多彩な事業を展開しています。事業内容は、以下の通りです。
- 旅行事業
- ソリューション事業
- 出版・広告事業
- 商事事業
- プラットフォーム・シェアードサービス事業
そして国内旅行の需要は下がっているものの、インバウンドの影響で海外からの観光客が増えています。そのため文化交流に関する調査や会議並びに展示会の企画・運営、旅行関連の商品開発などに対応する事業を展開しています。これは、大きな強みといえます。
弱み|自社の取扱額は総取扱額ほど増加できていない
JTBは日本国内において、圧倒的なプレゼンスを誇っています。そのため、旅行業界での総取扱額の増加率は、同業他社より大きいです。
しかし近年はオンライン旅行代理店が台頭し、個人旅行の大半はそこで取り扱われています。そうした事情からJTB単体の取扱額は、それほど増加できていません。これは、弱みといえるでしょう。
しかし同業他社と比べると国内旅行に強く、様々な事業を展開しているため、経営は安定しています。
JTBのさらに詳しい情報
JTBは応募職種や事業会社によって、キャリアパスや年収が異なるといわれています。そのため就活生は入社後のキャリアを考えて、応募職種を選択するのがおすすめです。
ここではJTBの仕事内容やキャリアの積み方、年収、将来性について知る方法を紹介します。
JTBの仕事・キャリアを知りたい方
JTBでは総合職採用か基幹職採用かで、仕事内容やキャリアの積み方が変わります。総合職の場合はグループ各社への転籍が可能で、旅行事業以外でキャリアを形成できるチャンスがあります。基幹職の場合は専門職採用なので、管理職を目指すのが一般的です。
JTBは業界の専門知識を磨くことを目的に、研修旅行を多く取り入れています。一方で忙しい業界なので休みが取りにくく、家庭との両立が難しいという声もあるようです。
JTBの職種別の業務内容や働き方、転勤の有無については以下の記事で紹介しています。ぜひ参考にしてみてください。
JTBの年収・将来性を知りたい方
2019年3月30日にアップされたamanekiの「株式会社JTBの平均年収・給料や初任給はいくら?就職の採用情報や福利厚生も!」によると、JTBの平均年収は426万円です。さらに職種によって、平均年収が変わるようです。
- 店頭職の平均年収は370万円
- 営業職の平均年収は410万円
- 企画職の平均年収は520万円
平均年収を考えると、総合職として入社して企画職を目指す方が将来性はありそうです。そして旅行業界の中では、福利厚生が充実していることで知られています。JTBの年収や将来性については、以下の記事で紹介していますので、ぜひ参考にしてみてください。
JTBの志望動機
JTBは求める人材を明確にしているので、志望動機はその点を意識して作成するのがセオリーです。例文を紹介しておきましょう。
私は旅行が好きなので、旅行に携わる仕事に就きたいと考えておりました。大学3年生の夏に初めてアメリカ旅行をした際、貴社へ手配をお願い致しました。私は訪れたい観光スポットを複数お伝えしてしまったのですが、希望の日程でより多くの希望がかなうよう、宿泊施設や交通チケットを見事に手配してくださいました。お客様に満足してもらえるよう、プロの知識を駆使してプランを組み立ててくださる担当の方に接し、私もお客様の希望に叶った旅行を提供できるプロになりたいと思いました。持ち前のポジティブ思考とコミュニケーション能力を生かして、どんなことにも全力で挑戦し、お客様にご満足いただけるようなホスピタリティを持った旅行のプロとなり、貴社に貢献していきたいと考えています。
JTBの書類選考に通過するためには、志望動機の中で自分が同社が求める人材にいかにマッチしているかを、アピールすることが大切です。その際に、自分の経験を交えることを意識してください。
まとめ
JTBは穏やかで堅実な社風があることでも知られており、業績も安定しています。また、社員の教育にも力を入れているので、長く働ける会社を探している就活生にピッタリです。ゼロから何かを立ち上げることに興味がある就活生は、ぜひ応募を検討してみることをおすすめします。