日立製作所の年収はいくらでしょうか。本記事では、日立製作所の2019年の平均年収や初任給、ボーナス、採用情報などを解説しています。本記事を読めば、日立製作所のお金に関することがわかります。高卒で入社した場合の年収や同業他社との比較など、気になる点も解説しているので、ぜひご一読ください。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
日立製作所の平均年収
本記事は、日立製作所の公式HP、採用HP、有価証券報告書などの公的なデータおよび口コミ・評判系サービスの情報を用いて作成しております。
まずはじめに日立製作所の平均年収を紹介します。
職種ごとの平均年収
四季報によると、2019年の日立製作所の平均年収は894万円(42.1歳)でした。
一方カイシャの評判によると、職種ごとの平均年収は以下のようになっています(2020年4月時点)。
あくまでカイシャの評判に情報提供した方の平均年収なので、実際の平均年収とは異なります。職種ごとの平均年収の参考にご活用ください。
学歴ごとの平均年収
口コミによると、20代後半になると高卒でも年収500万円もらえることがあるようです。また主任になると年収600万円程度、課長クラスになると年収は800万円程度もらえるようです。部長クラスになると1000万円を超えます。
ただし大卒以上は確実に主任や課長になれますが、高卒では労働組合の役員をしたり、日立内の日立工業専修学校に行かないと出世できないとの口コミがありました。
また大卒以上と高卒では、同じ仕事をしていても基本給が10万違って、大卒だけ昇進するので格差が相当あるとの口コミもありました。
日立製作所の初任給
2020年の日立製作所の採用HPによると、初任給は以下のようになっています。
- 大学修士修了…239,500円
- 大学学部卒業…215,500円
- 高専卒業…190,500円
これに住宅手当や家族手当、通勤手当などの諸手当が付きます。高卒で入社した場合の初任給に関する情報は見つかりませんでした。
日立製作所のボーナス
日立製作所のボーナスは夏と冬の年2回あります。
ボーナス額は、会社の実績・事業部の実績・個人の実績の多段階評価で決まるため、会社としての利益が出ていれば個人実績が振るわなくてもそれなりに支給されます。
カイシャの評判の口コミによると、日立製作所のボーナス額は他社より高く、社員の満足度は高いようです。大体月給5、6ヶ月分以上は支給されるという口コミがありました。
日立製作所の年収・給与に関する評判
ここでは、カイシャの評判から日立製作所の年収・給与に関する評判をご紹介します。
正直、20代は基本給が同業他社よりも安いので、残業代で何とか凌いでいるのが現状である。そのため、若いうちに転職する方も多々いる。
管理職になれば世間と比較しても高い年収になり満足できるといえる。以前は役職定年があったが、最近は60歳まで役職定年もなく収入が下がることはなかった。
競合他社含め、業界内では比較的高い水準である。そのため、一定数以上の割合で満足をしている人はいるかと考えられる。ただし、主任クラス以上との条件つきであり、ヒラ社員(肩書きなしの企画員)などは少ないと良く聴く。
若いころは同業他社どころか協力会社よりも低く、寮に入らないと生活できないレベルだったが、30歳前後を境に上がっていき、気づくと世の中一般よりも高いことに気づく。
口コミからは、20代で役職についていない時は、同業他社よりも給料が安いことがわかります。ただし、役職につけば比較的高い給料がもらえるようです。
ある一定の年次になり、裁量労働制になり、みなし残業手当がつく。その手当が労働時間にまったく見合ってないと感じている。裁量労働制の残業手当は改善すべき。
一定クラスに達すると、管理職でなくても裁量労働になる。初任給は高くないが、役職がついてくると高くなる印象
こちらの口コミからは、日立製作所は一定クラスになると裁量労働制になり、みなし残業代がつくことがわかります。しかし、残業をしても給与額が変わらず、みなし残業代が労働時間に見合っていないと考える人もいるようです。
日立製作所の年収が高い理由
年収リサーチによると、上場企業の電気機器業界内における日立制作所の年収偏差値は63.9で、上位約15.9%に属します。
業界内でも、かなり高い年収水準であることがわかります。高い年収水準を支えるのは、日立製作所の好調な業績です。
日立製作所は最近事業構造の見直しを進めており、業績が安定しない分野を子会社化・売却しました。この事業再編が功を奏し、2018年3月期決算では過去最高の利益を出してします。
日立製作所の基本情報
ここからは日立製作所の基本情報をご紹介します。以下の情報は、日立製作所の公式HPの情報を参考にしています。
企業情報
まずは基本データとして会社概要をまとめました。売上と従業員数は日立グループ全体の数字です。
福利厚生・休暇制度
日立製作所の採用情報では、福利厚生・休暇制度の一部が紹介されています。
<福利厚生>
- 住宅支援制度(寮、手当等)
- 財形制度
- 持株制度
- カフェテリアプラン
- 家族手当
- 通勤手当
<休日休暇>
- 完全週休二日制
- 年間休日125日
- 年次有給休暇24日(入社日より3ヶ月は3日)
社風・経営理念
日立製作所はグループの目標として、日立グループ・アイデンティティを掲げています。
日立グループアイデンティティは、「企業理念」「日立創業の精神」「日立グループ・ビジョン」の3つで構成されています。
<企業理念>
優れた自主技術・製品の開発を通じて社会に貢献する
<日立創業の精神>
和・誠・開拓者精神
<日立グループ・ビジョン>
日立は、社会が直面する課題にイノベーションで応えます。優れたチームワークとグローバル市場での豊富な経験によって、活気あふれる世界をめざします。
ビジネスモデル
日立製作所には、3つの事業セグメントがあります。
日立製作所は産業パソコンなどの情報機器の製造や、発電機・変圧器・原子力発電所などの電力設備など、各方面の様々な電気機器を製造しています。
電気機器業界におけるポジション
日立製作所の競合他社は、ソニー、パナソニック、三菱電機などがあります。
同じ電気機器メーカーですが、それぞれ力を入れている分野は異なります。日立製作所は様々な分野にバランス良く力を配分していますが、あえて言えば情報通信システムの比重が高い企業です。
それぞれの2019年の平均年収は以下のようになっています。
- ソニー…1050万円(42.4歳)
- パナソニック…774万円(45.6歳)
- 三菱電機…816万円(40.4歳)
日立製作所の平均年収894万円は、同業他社の中では比較的高いですが、ソニーなど日立製作所より高い年収の企業もあります。
将来性
日立製作所は「なんでも屋」と呼ばれるほど、電気機器関連の様々な事業に取り組んでいます。
どこかの事業が不調でも、他の事業で補うことが可能なので、安定した業績を上げています。また業績が安定しない事業に関しては子会社化や売却をして対応しています。
日立製作所は大きな損失が出ないよう、堅実な経営をしているので、今後も安定した業績を上げ続けることが予想されます。
日立製作所の採用情報
日立製作所の2020年の新卒採用予定数は、500名です。既卒、第二新卒も応募可能です。
日立製作所は現在、AI・デジタルフィールドの技術者を求めており、この分野の技術を見込まれて採用された場合は、通常よりも初任給が高めに設定されることがあるようです。
まとめ
本記事では、日立製作所の平均年収や初任給、ボーナスを中心に解説しました。同業他社や、年収900万円に近い他の企業もぜひ比較・検討されてみてはいかがでしょうか。
本記事が少しでもみなさまのキャリア選択の一助になれれば幸いです。