三菱食品という会社名を聞いたことがありますか？安定して成長をし続けている将来性のある食品商社です。就職を考えている人もいるでしょう。そのような人たちのために、年収や初任給、口コミなどを調べてみました。将来性についても解説しますので、ぜひ参考にしてみてください。

三菱食品の平均年収

三菱食品の平均年収や賞与、更には平均勤続年数は5年間で以下の通りです。これらのデータは三菱食品の有価証券報告書を参考にして算出しています。

5年間の推移を見る限りでは、年収も賞与も大きな変動はありません。安定した上昇傾向にあると言って良いでしょう。

三菱食品の初任給

三菱食品に就職した時の初任給が気になっている人も多いでしょう。初任給は職種や学歴によって差があります。職種と学歴、更にボーナスについても掘り下げて解説します。

職種ごとの初任給

職種ごとの初任給は、三菱食品の採用情報を参考にしています。三菱食品では、募集職種を「ゼネラル職」としています。この中には営業やマーケティング、システム開発や経理などの事務も含まれています。

三菱食品では職種ごとに初任給を変更するということはしていないようです。入社した人はどの部署に配置されてもみんな同じということなのでしょう。

学歴ごとの初任給

学歴ごとの初任給については、三菱食品の採用情報とリクナビ派遣を参考にしています。三菱食品の採用情報では、大卒の初任給しか記載がありません。ただ、リクナビ派遣内の三菱食品採用情報を見ると、院卒の方は8,000円高い金額で記載されてます。

ボーナス

三菱食品の役職別ボーナス金額は公表されていません。この数字は三菱食品の有価証券報告書から算定した参考の数字です。

三菱食品の年収・給与に関する評判

社員が多すぎて、ボーナスといってもあまり嬉しい金額ではない点。

三菱食品の年収や給与に関する評判は少し厳しい目のものが多くなっています。社員の人数が多すぎるため、賞与は特に多いとは感じないという声が見受けられます。

最初は少ないが次第に50万程度となる。

ただ、給与に関しては最初は安いですが、長く勤めれば確実に上がっていくという声も寄せられています。年功序列型を採用しているため、腰を落ち着けて勤め続ければ着実に給与は増えるということのようです。

参考口コミサイト：カイシャの評判

三菱食品の年収が安い理由

三菱食品に実際に勤めている人の声を見る限りでは、年収は決して高いとは言えないようです。ただ、安いと感じている人たちの年齢は比較的若い人に集中しています。これは、三菱食品の給与形態が年功序列だからでしょう。

三菱食品は腰を落ち着けて長く勤めてくれる人を求めています。長期にわたって会社で仕事をし、その成果を上げてくれた人や貢献してくれた人に対して、ベースアップという形でその成果を讃えています。

入社したばかりの頃は確かに給与やボーナスは安いと感じるかもしれません。ですが、定年まで勤めあげるつもりで腰を落ち着ければ、年収は確実に上がっていく会社です。

三菱食品の基本情報

三菱食品の基本的な企業情報や福利厚生などが気になる人もいるでしょう。そこで、三菱食品の企業情報やリクナビの三菱食品サイトを参考に、基本情報をまとめてご紹介します。

企業情報

福利厚生・休暇制度

• 住宅補助あり
• 完全土日祝休み
• 寮・社宅制度
• 退職金
• 企業年金
• 持株会
• 会員制福利厚生サービス（ベネフィット・ステーション）
• 年次有給休暇・特別有給休暇・積立年次有給休暇
• 育児休業

三菱食品は全国転勤があります。単身赴任を余儀なくされることもあるでしょう。そのような場合でも安心して仕事に打ち込むことができるように、寮や社宅制度が設けられています。

社風・経営理念

所期奉公・・・事業を通じ、物心共に豊かな社会の実現に努力すると同時に、かけがえのない地球環境の維持にも貢献する。
処事光明・・・公明正大で品格のある行動を旨とし、活動の公開性、透明性を堅持する。
立業貿易・・・全世界的、宇宙的視野に立脚した事業展開を図る。

三菱食品は「三綱領」を経営理念に掲げています。詳細は上記の引用を参考にしてください。「三綱領」は1947年に解散した旧三菱商事の経営理念でした。三菱食品は三菱グループの一員として、現在も「三綱領」を経営理念として掲げています。

ビジネスモデル

食を通して豊かな暮らしを実現することを目的としています。その目的を果たすために外せないのがAIです。三菱食品はすでにAIを駆使した「AIソムリエ」を開発しています。

AIソムリエが、その人に合ったワインを選ぶことができるというものです。ゆくゆくや接客用の人型ロボットを作り、百貨店のワイン売り場や飲食店などにも配置する計画が進んでいます。

食の世界にAIを浸透させ、さらに豊かな生活を送ることができるように、というのが三菱食品が目指しているビジネスモデルです。

食品商社業界におけるポジション

食品商社業界には三菱食品や伊藤忠食品といった大手の会社が数多く存在しています。その中で三菱食品のランキングは断トツ1位を誇っています。まさしく、食品商社業界を引っ張っていくポジションにあると言って良いでしょう。

平均年収だけでみると、三菱食品商事は40位前後です。ただ、売上高は2兆円を超えています。業界3位の伊藤忠食品の売上高は6000億円くらいなので、三菱食品の売上高は飛び抜けて高いことがわかります。

三菱食品は積極的に食の世界にAIを導入しようとしています。最先端技術を取り入れることで流通だけでなく、求めている人のもとに求めているものが的確に届くようなシステムを構築しようとしているのです。

将来性

三菱食品は、不景気の波にも影響されず、安定して売り上げを伸ばし続けています。大変堅実な会社経営をしているからと言えるでしょう。ですが、新しいものにまったく目を向けていないわけでもありません。

古きものを大切にしながら、積極的に新しいものにも目を向けて取り入れることで、三菱食品だけではなく、業界そのものを成長させようとしています。先進的な考え方を持った会社なので、今度も着実に成長し続ける将来性のある会社と言えます。

三菱食品の採用情報

三菱食品は新卒者の場合は、大学または大学院卒業者や卒業見込みで、職歴のない人を採用しています。主な大学は筑波大学や帝京大学、関西大学や神戸大学などです。全国各地から幅広く採用しているという実績があります。

三菱食品が採用しているのは職歴のない新卒者だけではありません。中途採用も行なっています。ただ、こちらの採用情報については公開されていません。直接三菱食品にメールをして問い合わせるという方法を取っています。

新卒者の採用情報については、リクナビの三菱食品を参考にしました。また、中途採用について気になる方は、三菱食品の採用ページにメールアドレスが掲載されていますので、直接問い合わせてみてください。

まとめ

三菱食品の年収や初任給、評判などについて解説してきました。三菱食品は食品商社業界では売り上げナンバー1の会社です。それは堅実な経営を行なってきたからでしょう。

新しいことも積極的に取り入れている三菱食品は、これからも成長を続けていく会社と言えます。食を通して多くの人たちの生活を豊かにしたいと思われた方は、ぜひ就職を検討してみてください。