三井住友海上火災保険は金融業界を志望する学生に人気の企業です。三井住友海上火災保険の平均年収はいくらなのでしょうか。気になる一年目の年収やボーナス、社風に関する評判など、今回は三井住友海上火災保険の平均年収をはじめとする企業情報を紹介します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
三井住友海上火災保険の平均年収
三井住友海上火災保険の選考を受ける上で気になるのが、平均年収です。この見出しでは初任給とボーナスについて紹介します。以下は直近3年の三井住友海上火災保険が所属するMS&ADホールディングスの平均年収です。
上記の数字は各年度の有価証券報告書から引用しています。平均年収はグループ全体のものになります。三井住友海上火災保険はグループの中核企業なので、単体だとさらに高くなると考えられます。
初任給
以下は直近3年の、いわゆる総合職採用である全域社員の初任給です。以下、初任給は採用HPを参照しています。
2017年度も同じ額面であったことからも、当分三井住友海上火災保険の新卒社員の初任給が変動することはなさそうだと言えます。
職種ごとの初任給
三井住友海上火災保険の職種は以下の3つに分けられています。仕事内容はほぼ同じですが、転勤の有無によって職種が分かれています。
- 全域社員
- 地域社員(エリア)
- 地域社員(ワイドエリア)
海外を含む転勤があるのが全域社員、原則転勤がないのが地域社員(エリア)、国内の決められた地域内で転勤の可能性があるのが地域社員(ワイドエリア)です。以下がそれぞれの職種の初任給です。
地域社員の場合はエリアによって額面が変わります。地域社員(ワイドエリア)は「自宅から通える通勤圏に勤務先があるかどうか」で初任給が変わります。いずれにしても移動を伴うと額面が上がります。
こちら、採用HPからの数字に統一したのですが、おっしゃる通り数千円単位の方が見やすいでしょうか?
ひとまず、出典を見出し上部の本文に記載しておきます!(すみません、ところどころコメントを残しております。チャットワークでお伝えするより、本文と一緒に見ていただける方がよいかと思ったので)
学歴ごとの初任給
学歴ごとの初任給は以下の通りです。
大学院卒の場合は給与の水準が上がりますが、短大や専門学校卒でも大学卒と給与は変わりません。
ボーナス
ボーナスに関する公式の記載はありませんが、口コミサイトなどによると6月と12月の年2回、4〜5か月分支給されるとのことです。ボーナスは以下の3つの要素が組み合わされ、合計額が支給されます。
- 基本賞与…支給時点の役職で決まる賞与
- 考課別賞与…前年の成果評価と前年の役職で決まる賞与
- 会社業績賞与…支給時点の月給と前年の会社業績賞与で決まる賞与
ただし、後の口コミでも紹介しますが全域社員と地域社員でボーナスの支給額には大きな差が出るようです。全域社員の方が支給額が大きいということを理解しておきましょう。
【検品者さま】
一部役職ごとのボーナスに言及しているサイトもありましたが、エビデンスが弱いと感じたので表は作成しませんでした。https://heikinnenshu.jp/kininaru/mitsuisumitomokaijo.html
こちら参考に表を作った方がよければ、差し戻していただければと思います。
三井住友海上火災保険の年収・給与に関する評判
実際、三井住友海上に勤務した人たちにとって、年収や給与は満足いくものなのでしょうか。以下は「カイシャの評判」による口コミです。
新卒二年目で額面500万は越えてきます。三年目で額面600万弱、10年目には1000万円を越えてきます。給与水準は非常によいです。
上記の口コミは20代の営業系の現役正社員男性(全域社員)によるものです。年収は高く、かつハイペースで昇給していくことが分かり、本人も昇給に満足しているようです。一方、以下のような意見もあります。
全域社員のみならず地域社員も一般的な平均年収と比べて遜色ない水準。しかし同じ役割でありながら全域社員と地域社員は給与差が大きく、地域社員は業務内容と給与が割りに合わないと考えている人が多い。
上記の口コミは30代の企画・事務・管理系の現役正社員女性のものです。口コミの内容から管理部門の全域社員だと推測されます。
上の見出しでも紹介したように、転勤の有無によって大きく給与に差が出てくるようです。その点を踏まえ、職種選択をするようにしましょう。
すみません、地域・全域については記載がなく特定できなかったので、あいまいな言い方ですが追記しています!
三井住友海上火災保険の基本情報
続いては三井住友海上火災保険の選考を受ける上で押さえておきたい基本情報について説明します。
気になる項目があれば深くリサーチして、企業研究の参考にしてください。
基本データ
公式HPと2018年度の有価証券報告書から引用した三井住友海上火災保険の基本データは以下の通りです。
売上は連結決算で、2019年3月の時点のものです。売上額と従業員数の大きさ、大正時代から続く歴史を踏まえると三井住友海上火災保険の企業規模の大きさを実感することができます。
福利厚生
新卒採用HPに記載されている福利厚生の中から、特徴的なものを以下にピックアップしました。
- 独身寮・社宅
- 社員持株会制度
- 財形貯蓄制度
- 企業年金基金
- フレックス制度(条件あり)
- クリエイティブ休暇
保険会社だからこそ金融面での福利厚生が充実しています。クラブ活動や保養所などのサポートや各種休暇制度もあります。
社風・経営理念
三井住友海上火災保険は、以下のような経営理念を掲げています。
「グローバルな保険・金融サービス事業を通じて、安心と安全を提供し、活力ある社会の発展と地球の健やかな未来を支えます」
「グローバル」という言葉があるように、世界規模での展開に力を入れているため、仕事はハードであることが多いようです。また、三井と住友の2つの財閥の合弁であるため、少々堅い雰囲気も感じられます。
一方、近年は働き方改革が推進され、原則残業禁止となっているそうです。給与や福利厚生などの待遇がよく、従業員の満足度が高いのが特徴ですが、限られた時間で業務をこなすのが困難だという声もあがっています。
ビジネスモデル
三井住友海上火災保険は損害保険会社です。顧客から徴収した保険料から、火災や事故などが起きた時の保険金を支払い、その差額が損害保険会社の収益となります。
また、顧客から徴収した保険料を運用するのも損害保険会社の仕事の1つです。保険料を元手として、収益を少しでも増やすために投資を行なっているのです。そのため、三井住友海上火災保険をはじめとする保険会社は、「機関投資家」と呼ばれます。
損害保険業界におけるポジション
2019年4月の時点では、三井住友海上火災保険は単体で売上業界3位です。業界1位は東京海上日動火災保険、2位は損保ジャパン日本興亜ですが、三井住友海上火災保険の利益額は損保ジャパンをしのいでいます。
また、機能再編のための合併を何度も繰り返し、イギリスの保険グループの買収なども進めています。競合2社が進出していない東南アジアでの保険料収入も、全企業中1位となっています。
グローバルネットワークと高い利益率という2つの強みを持つ三井住友海上火災保険は、今後の成長が期待できるでしょう。
すみません、ご指摘ありがとうございます!自分の中で明確に線引きできていませんでした。今後、金融系記事を書く際気をつけます!
将来性
損害保険業界は必ずしも安泰であるとは言えません。近年自然災害の被害は拡大し続けており、数十年以内には首都直下型地震が必ず来ると言われています。そのため、支出額の増加が懸念されています。
一方、三井住友海上火災保険に限ってみれば、さらなるグローバル展開が見込まれます。また、利益率は7%で業界最高水準です。「稼ぐ力」のある企業は不況にも強いと言われるので、将来性は明るいと言えます。
同時に「スペシャリストコース」の採用コースを設け、ITや自然リスク分析の専門職人材も強化していく傾向にあります。グローバルだけでなく、ITを生かした事業展開も期待することができます。
まとめ
三井住友海上火災保険は保険業界の中でもトップクラスの大企業で、給与や福利厚生など待遇が充実しています。また、働き方改革が進んでおり、残業時間も削減の方向で進んでいます。
金融業界を見ているなら、ぜひ受けておきたい1社です。保険会社に興味があるなら、さらにビジネスモデルを深く研究して三井住友海上火災保険の選考に備えましょう。