トヨタやデンソーを志望する方は、ジェイテクトやアドヴィックスを併願先に考えているかもしれません。年収ランキングを見て、ジェイテクトの年収や退職金を魅力的に感じる人もいますが実態はどうでしょうか。本記事では、まずジェイテクトの概要と年収事情について。次に、ジェイテクトの評判や会社概要をお伝えします。
弊社bizualでは、就活で業界選び、面接対策、ES対策などにお悩みの方向けに無料サポートを実施しております。
無料登録後、下記就活サポートが完全無料で受けられるようになっているため、就活生の方はぜひご活用ください。
bizualのサポートに無料登録しておくと・・・
- 就活生専門のコミュニティに無料参加できる!
- 面談後参加できるコミュニティで近年の就活業界の傾向などの情報を受け取れる!
- ES免除・1次面接無しの選考ルートも選べる!
- 選考対策(ES添削・模擬面接)を無料サポート!
- 面接官からの合否フィードバックを共有!
この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
ジェイテクトは機械・自動車部品製造会社
ジェイテクトは、機械・自動車部品会社ですが、社名すら聞いたことがないという方もいらっしゃるかもしれません。
以下の見出しでは、機械や自動車部品を中心とする製造業界を志望する方に対して、ジェイテクトの年収を中心に解説致します。
ジェイテクトの給与事情
就職活動において、事業内容や経営理念など就職先を選ぶ判断軸は多種多様ですが、給与を最優先に考えている方も多いと考えられます。
本見出しでは、ジェイテクトな有価証券報告書や採用ホームページ等を参考にして、ジェイテクトの給与事情を解説致します。
平均年収
以下では、ジェイテクトの平均年収を職種別と年齢別でそれぞれご紹介致します。
このように、過去3年間におけるジェイテクトの平均年収は700万円付近を推移しており、全国の平均である500万円と比べると高い結果になります。
また、平均年収に関連するその他のポイントは以上となっており、比較的ホワイトな労働環境下で長期就業を実現しているとわかります。
職種別の平均年収
ジェイテクトにおける、職種別の平均年収は以下のような結果になっております。
ジェイテクトでは、事務系と技術系に分けて採用活動を行なっておりますが、一般職のみ平均年収が若干低めだと想定されます。
また、総合職と技術職においては、役職に就いて会社全体の平均年収より高い人は少数であり、全体としては全体より高めだと想定されます。
年齢別の平均年収
ジェイテクトにおける、年齢別の平均年収は以下のような結果になっております。
ジェイテクトにおいても、20代で入社して年齢に応じて給与が上がっていく、年功序列制の給与形態になっていると想定されます。
そのため、人口のボリュームゾーンである30〜40代でジェイテクト全体の平均年収にあたる700万円に到達していると考えられます。
初任給
以下では、ジェイテクトの初任給に関して、職種別と学歴別でそれぞれご紹介致します。
全国の大卒初任給はおよそ21万円であり、短大や専門学校卒が若干低めにされることもありますが、大学院卒はこれより高めとなります。
職種別の初任給
ジェイテクトにおいて、職種別の初任給は以下となります。
大手人材企業の、マイナビに掲載されている募集要項によればジェイテクトでは事務職と技術職の2つで新卒採用を行なっています。
各職種の初任給は、学歴によって異なっており、最大で5万円程度の差が付けられていることがわかります。
学歴別の初任給
ジェイテクトにおいて、学歴別の初任給は以下となります。
これらは、ジェイテクトが大手人材企業マイナビにて、募集要項として提示している情報であり、大学院卒が最高額となっています。
尚、入社から3か月は試用期間となっていますが、本採用時の初任給と同じになります。
ボーナス
以下では、ジェイテクトで支払われるボーナスの金額を職位別に解説致します。
上述の通り、ジェイテクトのボーナスは1年で2回支払われておりますが、業績によって金額の調整がされると考えられます。
ジェイテクトと同業他社との年収の違い
前述の見出しでは、ジェイテクトの年収を解説致しましたので、競合との比較をするためジェイテクトねか同業他社の年収をご紹介致します。
これらは、ジェイテクトと同じ自動車部品メーカー5社の平均年収をまとめた結果であり、ジェイテクトは上位に位置することがわかります。
一般的に、年収の高い企業には志望者も多い傾向がありますので、就職偏差値などを参照して併願先の企業を決めることが推奨されます。
ジェイテクトの年収が高い理由
自動車部品業界の競合企業と比較して、ジェイテクトの年収がなぜ高いのか、その理由を知りたいと感じた方もいらっしゃるかもしれません。
- トヨタ系列の自動車部品メーカーである
- Only oneの商品・サービスを提供している
- ステアリングで世界トップクラスのシェア
ジェイテクトの年収が高い理由としては、確かな技術力で競争力があるだけでなく、トヨタ系列という販売網を有していることが挙げられます。
また自動車業界では、自動車メーカー各社への部品供給率も売上に起因するため、ジェイテクトは高い年収を実現できるのだと考えられます。
ジェイテクトに関する評判〈年収・給与編〉
本見出しでは、実際に働いている社員の声を聞きたいという方に対して、ジェイテクトの年収・給与に関する評判をお伝え致します。
給与面で他のトヨタグループと比べると見劣りするが、世間と比べると不満は今のところあまりない。
参照: Openwork
学部卒だと主任になれる9年目あたりで同期と差が出てくるが、TOECIさえクリアできればほぼ昇格することができる
参照: Openwork
このように、ジェイテクトでは一定の勤続年数に加えて、英語能力試験の1つであるTOEICのスコア取得をすれば、平均より高い給与となります。
ジェイテクトの社員として、日々の業務に勤しむのみならず、自己研鑽を続けることが必要だと考えられます。
ジェイテクトの基本情報
ここまで、ジェイテクトの平均年収事情や社員による評判をお伝えしましたので、応募を検討している方もいらっしゃるかもしれません。
- 企業情報
- 福利厚生・休暇制度
- 社風・経営理念
- ビジネスモデル
- 自動車部品業界におけるポジション
- 将来性
- 採用情報
そこでこちらの見出しでは、ジェイテクトの基本情報としてこれら7つのポイントをお伝え致します。
企業情報
以下では、ジェイテクトの公式ホームページを参照して作成した企業情報をお伝え致します。
このように、ジェイテクトはトヨタ自動車が本社を構えている愛知県にあり、およそ90年の歴史を持つ準老舗企業だとわかります。
- 自動車部品事業
- 軸受事業
- 工作機械・メカトロ事業
また、ジェイテクトが展開している事業内容は上述の3つであり、自動車や工作機械に用いられる部品の製造販売をしていることがわかります。
福利厚生・休暇制度
以下では、ジェイテクトの採用ホームページや人材企業マイナビに掲載されている募集要項を元に、福利厚生・休暇制度をお伝え致します。
このような結果から、ジェイテクトは社員の満足度や勤続年数に影響する福利厚生に力を注いでいることがわかりました。
一方、休暇制度については一般的な上場企業では基本的である、各種休暇制度が導入されていると考えられます。
社風・経営理念
以下では、ジェイテクトの公式ホームページを参照して社風・経営理念をご紹介致します。
ジェイテクトでは、これら3つの軸により「No.1& Only one -より良い未来に向かって-」を実現することを理念として掲げています。
ビジネスモデル
以下では、ジェイテクトが行なっているビジネスモデルに関して解説致します。
ジェイテクトでは、自動車部品、軸受、および工作機械・メカトロの3事業を展開することで、技術力向上のシナジーを生み出しています。
これにより、競合他社よりも優れた製品開発と研究を促進させ、トヨタ自動車をはじめとするメーカーに対して、部品の販売を行っています。
機械部品業界におけるポジション
以下では、機械部品業界におけるジェイテクトのポジションを解説致しますので、併願先企業の決定などにおいてご活用ください。
このような平均年収の比較結果から、ジェイテクトの平均年収は機械部品業界において高いポジションに位置しているとわかります。
機械部品業界では、技術力に紐付いて注文数も変動するため、ジェイテクトは機械部品業界を今後もリードしていくと想定されます。
将来性
以下では、ジェイテクトの将来性に関して3つのポイントをお伝え致します。
- 自動車部品業界のプレイヤー
- 機械部品業界のマーケットリーダー
- 軸受事業のサービス多角化
このように、ジェイテクトは本業である3つの事業領域において、それぞれ異なる立ち位置で成長を続けていくと考えられます。
また、系列の親会社であるトヨタ自動車を中心として、自動車メーカー各社との事業関係をより深めていくことも考えられます。
採用情報
以下では、ジェイテクトの採用ホームページや大手人材企業マイナビに掲載されている募集要項を参照して、採用情報をお伝え致します。
このように、ジェイテクトでは毎年150名前後の新卒採用を行なっており、技術職と事務職の割合としては技術職が大半を占めております。
以上のような結果から、ジェイテクトでは全国の難関大学・大学院から就職実績があることがわかります。
ジェイテクトに関する評判〈社風・福利厚生編〉
本見出しでは、ジェイテクトの社風・福利厚生に関する評判をお伝え致しますので、応募で悩まれている方はぜひご参照ください。
モチベーション高く、優秀な人材が集まる部署とそうでない部署の差が激しく、残業などの業務負担にも大きな偏りがある
参照: Openwork
大きな会社なりの安定感はあるが、大企業病に陥っている部分もあり、ルールだけが多く形骸化しており、それにより実務レベルはルールに縛られやることばかり増えて疲弊している部分もある。
参照: Openwork
ジェイテクトでは、高い技術力を誇る部品を作ることを厳守する社員が多く、大変でも規律やルールを重んじる人が多い社風だと考えられます。
一方で、大企業ならではの非効率性もあるため、社員のストレスを軽減する福利厚生制度を導入し続ける必要もあると言えます。
まとめ
本記事では、トヨタ系列の自動車部品メーカーである、ジェイテクトの平均年収や給与が同業他社よりも比較的高いことがわかりました。
また、ジェイテクトの評判に加えて基本情報も解説致しましたので、これらを参照し企業研究を進めてみてはいかがでしょうか。