奨学金の申請時には作文を書く必要がありますが、「作文を書く意欲がでない」「特に理由がない」と、筆が進まないのが実情でしょう。一人暮らしや進学などを理由にするのが一般的ですが、中には嘘を書こうかと思うほど迷うこともあるかもしれません。今回は奨学金の作文内容や申請文の例文を紹介します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
奨学金の作文を書く意欲がない人は多い
返済不要200万の奨学金申し込んだ
作文まじでダルかったわ— ふぇにる (@mynamefenil) January 10, 2020
奨学金の申請をする時に、誰もが悩むのが奨学金の作文です。何を書けばよいのかわからず、申請書の前で頭を抱えてしまう経験がある人も多いことでしょう。
実際、作文はそれほど見られはしませんが、きちんと埋めておかなければなりません。作文に対してはなかなか意欲が出ないこともありますが、申請書を提出する時には作文もきちんと作成しましょう。
奨学金の作文はそれほど審査に影響しない理由
実際、奨学金申請にあたって作文が審査に大きく影響することはありません。かと言って適当に書いてよいわけではありませんが、作文をプレッシャーに感じすぎる必要もないということです。
ここでは、奨学金の作文がそれほど審査に影響しない理由について紹介します。
理由①|申込者数が膨大
近年では奨学金に申し込む人が増え、申込者は膨大な数にのぼります。
独立行政法人日本学生支援機構による「平成30年度都道府県別採用状況」によると、第一種奨学金の新規申込者数は119,735人、第二種奨学金の新規申込者数は14,8229人です。
合計で225,964人もの作文を、1つ1つ考慮しながら審査をすることは不可能です。そのため、作文の内容が審査に影響を与えるとは考えにくいと言えます。
理由②|経済状況が最重要事項
奨学金の申請が通る・通らないに関しては経済状況が最重要視されます。奨学金はそもそも、「家庭の事情や経済的な理由で進学が難しい学生を支援する」という目的で給付されるからです。
そのため、作文の内容は実際には審査上補助的なものでしかありません。
つまり、経済状況をより明確に伝えるために作文が設けられているということです。自分がどれほど奨学金が必要な状況なのかは言葉でないと伝えられない部分もあるでしょう。そのための作文だと考えておいてください。
奨学金の作文を書く際のポイント
続いては、奨学金の作文を書く際に押さえておきたい3つのポイントを紹介します。
以下の3つさえ押さえておけば作文が書きやすくなるだけでなく、奨学金の審査にあたって必要な要素を伝えることができます。
①「勉学に集中したい」旨を書く
奨学金の目的は、「学生に大学の勉強に集中してもらうこと」です。
実際には「バイトをしたくないから」「いざという時のためにもらっておきたい」などの理由があるかもしれませんが、「勉強に集中するために奨学金が必要」だということを作文の中では強調しましょう。
奨学金の本来の目的に沿った使い方をする、ということを作文の中で述べておくと印象がよくなります。
②奨学金なしでは勉学に集中できない理由を書く
なぜ、奨学金がないと勉学に集中できないのか、その理由も大切です。
「一人暮らしをするにあたって自立する必要があるものの、アルバイトだけで生活費を賄おうとすると学業に集中できなくなる」など、経済状況を優先すると勉強に支障が出ることを伝える必要があります。
「留学のための資金にしたい」「学費を自分で払う約束を親としている」なども、奨学金が必要な理由として記載することができるでしょう。
③大学での勉学の目的を書く
大学での勉学の目的を書くことで、相手に「奨学金を給付して、勉強に専念してもらいたい」と思ってもらうことができます。自分の夢や目標がある場合には、その内容も作文に入れましょう。
「将来外交官を目指すために、国際政策学部を受験しました。夢の達成には十分な勉強時間を確保する必要があるため、奨学金を生活費に充てて、本来アルバイトをする予定だった時間で公務員試験に備えたいです。」
上記のように将来の目的達成のためにも奨学金が必要であると訴えることで、説得力が増します。ただ、「大企業に入りたい」「いい仕事に就きたい」など曖昧な記載しかできない場合には無理に書かなくてもよいでしょう。
継続時の作文は一年間の活動・成果を書く
奨学金の中には、継続する時に申請書を毎年書かなければならないものもあります。その場合には、「奨学金を得ながら一年間どのような活動をして、どんな成果を得たのか」を記載しましょう。
例えば、「奨学金のおかげで勉学に集中することができ、ゼミの研究に没頭することができた。フィールドワークを元に論文を書き、論文発表の場では『着眼点がいい』との言葉をいただいた」などと書くことができます。
そして、継続にあたって「今後も自分の研究をより深め、少しでも将来の夢の達成に近づきたいので奨学金の継続を希望します」と、なぜ奨学金を継続したいのか、さらにどんな活動をしたいのかも書くようにしてください。
奨学金の作文で書く申請理由の例文
奨学金の作文について説明してきましたが、作文内容のイメージは掴めたでしょうか。
以下の記事では奨学金の申請理由を書く際の注意点と、申請時の例文も紹介しています。
「他の人がどのように作文を書いているのか知りたい」「特に申請理由がないので作文を書くためのヒントが欲しい」という方は、ぜひ一度下記の記事にも目を通してみてください。
まとめ
今回は奨学金の作文について、書き方のポイントを重点的に紹介しました。
奨学金の作文は審査にそれほど影響を与えないとは言え、ポイントを押さえて自分の経済状況と奨学金が必要な理由をきちんと説明しなければなりません。
奨学金を申請する際には作文を適当に書いてしまわずに、ぜひ上記で紹介した点を踏まえて丁寧に作成してみてください。