指示待ち人間の特徴とは?|指示待ち人間の直し方を徹底解説!

社会人の中には指示待ち人間を直したいと思っている方も多くいます。指示待ち人間をみるとイライラするという人もいて、無能だと思われることもあります。本記事では指示待ち人間とはどういったものか、指示待ち人間の特徴やデメリットを紹介します。

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この記事の監修者

キャリアカウンセラー|秋田 拓也

厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。

■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

指示待ち人間とは

職場において、指示待ち人間という言葉をよく耳にします。指示待ち人間とは、自ら行動を起こすことなく、上司や同僚などに言われた通り物事を進める人のことです。

指示待ち人間は、自ら積極的に動くことがないので、指示がないと何もせず、自分で考えて行動を起こすことができないというのが特徴です。あるいは自分で考える力があったとしても、行動する勇気がなかったり、不安になったりと決断を下せない方も多くいます。

考える力はあるのに行動に移さず、指示があるまで何もしないため、能力が低いという評価を受ける場合があります。

指示待ち人間の特徴と心理

なぜ、このような指示待ち人間が多いのでしょうか。本見出しでは、指示待ち人間の特徴や、その心理を説明していきます。

目次

指示待ち人間の特徴

指示待ち人間の特徴はどういったものがあるのでしょうか。ここでは、指示待ち人間の特徴を5つ挙げていきます。

特徴①|指示をしなければ自分で動かない

指示待ち人間の特徴として、自分で考えて動くことができない人が多いです。指示をすれば仕事をするのですが、指示をしなければ仕事をしません。自分で考えて動くことができないので、なかなか扱いが難しく、仕事をする上で効率も悪くなってしまいます。

特徴②|優柔不断で自分で決断することを放棄している

指示待ち人間は、自分で状況を判断することができなかったり、決断することができなかったりする人が多いです。優柔不断な人が多く、自分で決断することを放棄してしまっている場面も見受けられます。

自分で考えれば分かるようなことでも、上司や先輩に聞いてしまうので、最悪の場合は他人から相手にされなくなってしまうこともあります。

特徴③|率先して他人の仕事を手伝わない

自分の仕事が終わると、率先して他人の仕事を手伝うことなく暇そうにしているのも、指示待ち人間の特徴のひとつです。自ら人の手伝いをしたり、次の仕事はないかと探したりせず、次の仕事の指示があるまで時間を持て余してしまいます。

特徴④|自分の意見を言わない、言えない

自分の意見を言えなかったり、言わなかったりするということも指示待ち人間の特徴です。自分の意見を言う人は、自ら考えることができる人とみなされます。しかし、自分の意見を言わない場合は、何も考えてないのではないかと思われてしまいます。

何も考えてないと思われると、言われた通りにしか行動できないとみなされてしまうため、指示待ち人間として評価されてしまいます。

特徴⑤|周りの人の気持ちや状況に無関心

周りの人の気持ちや状況に無関心な人も、指示待ち人間とみられる場合があります。空気が読める人は、周りの人の気持ちやその場の状況から、自分が何をすればいいのかということを導き出し行動できます。

しかし、指示待ち人間は、周り人の気持ちや状況が分からないため、自分が手伝うということを思いつかず相手からの指示を待ってしまいます。

指示待ち人間の心理

指示待ち人間はどういった心理で行動しているのでしょうか。ここでは、指示待ち人間の心理を3つ挙げていきます。

心理①|仕事に対してやりがいを持っていない

指示待ち人間が自ら考え行動できない背景には、仕事に対してのやりがいを持つことができないといったことが考えられます。

希望していた企業や職種とは違う仕事やってる人は、なぜ自分がこんなことをやらなければいけないのか、と思っているため積極的に動くことはなく指示待ち人間となる可能性が非常に高いです。

心理②|責任を負いたくないので自主的な判断を避ける

指示待ち人間の多くが、責任を負いたくないという気持ちを持っています。自ら判断して行動した場合に、責任を負わなければならないという立場から逃げているのです。

また、権限のない立場にあり責任を取ることができないときは、自主的な判断を避けて指示を待とうとする場面も多く見られます。

心理③|委縮してしまい行動に移せない

職場の人間関係により萎縮してしまい、自分で考えたことを行動に移せない人もいます。やる気がないわけではないが、コミュニケーションが苦手であったり、職場環境に問題があったりして積極的に質問したり行動することができないという場合も多いです。

こういった場合は、指示を出したらしっかりと仕事はこなす人に多いです。

指示待ち人間でいることのデメリット

指示待ち人間でいることには、自分にとっても相手にとっても多くのデメリットがあります。本見出しでは、どんなデメリットがあるか3つ挙げていきます。

デメリット①|戦力として現場に貢献できない

指示待ち人間は生産性を下げてしまうので、会社に悪影響を及ぼします。指示がないと動けないので、戦力として現場に貢献できないだけでなく、他の人の足を引っ張ることにもつながります。

上司や同僚は、指示待ち人間の面倒を見る間は自分の仕事をすることができません。指示待ち人間は細かく指示をしないと行動してくれない場合も多いため、生産性が大きく下がり、会社の業績が悪化してしまいます。

デメリット②|周りの人の不満が溜まりやすい

指示待ち人間がいる職場では、その周りの人の不満が溜まってしまう可能性も高いです。 指示待ち人間は主体的に行動しないため、仕事の一つ一つが遅くなります。しかし、周りの人と比べて給与額にあまり差がない場合が多いです。

そうなると、周りの人は頑張りと報酬が釣り合わない気持ちになり、モチベーションが低下してしまいます。

また、指示待ち人間は仕事が遅いため、周りの人に迷惑をかけてしまうこともあります。迷惑をかけられた周りの人がイライラしてしまい、不満溜まってしまう可能性が非常に高いです。

デメリット③|パワハラなどに繋がってしまう

指示待ち人間を部下に持っている場合、教育方法や指示の仕方が分からなければ、上司自身の評価が下がってしまう可能性があります。

指示待ち人間がいる職場は不満が溜まってしまうことも多く、その不満が上司に向けられてしまう可能性も高いです。マネジメントができない上司として、部下からの信頼を失う場合もあります。

また、上司や職場の人の不満は指示待ち人間自身に返ってくることも多く、パワハラなどにつながる可能性も非常に高いです。

指示待ち人間は直すべき

指示待ち人間は自分や相手にとってデメリットが多いので直すべきだといえます。上司や職場の人に迷惑をかけてしまい、職場の環境がどんどん悪くなり、最悪の場合職場にいることができなくなります。

指示待ち人間のまま過ごしていると、周りからの評価はもちろん自分自身への自信もなくなっていきます。

指示待ち人間の直し方

指示待ち人間にいることはデメリットが多いです。そのため、指示待ち人間を直そうと思っている人もいると思います。

本見出しでは、指示待ち人間の直し方を紹介していきます。

直し方①|指示された意図を考えてみる

指示待ち人間を直すためには、考えるクセを身につけましょう。指示されたことをそのまま行動に移すのではなく、なぜこの指示をされたのか、その意図を考えてみましょう。そうすることにより指示された内容だけでなく、その他の行動もすることができます。

例えば、書類の整理を指示された場合、ただ整理すればいいのか、それともこの後の会議で使いやすくするために項目ごとに整理すればいいのか、という判断ができるようになります。

直し方②|上司や先輩とコミュニケーションをとる

上司や先輩とのコミュニケーションをとることも重要です。上司や先輩とコミュニケーションをしっかりと取っていれば、信頼関係が築けるため、忙しい時でもきちんと対応してくれます。

また、上司や先輩からのフォローも受けやすくなり、自分の考えていることを積極的に行動に移すことができます。

直し方③|周りの人のために何ができるか考える

指示待ち人間を直すためには、周りの人をよく観察しましょう。失敗したらどうしようと自分のことばかり考えるのではなく周りの人をよく観察し、いま自分が周りの人のために何をすればいいのかということを考えましょう。

また、指示を聞きながらも率先して行動している人がいるのであれば、その人の行動をよく観察しましょう。上司に声をかけるタイミングや指示を聞いている時の姿勢など、参考になりそうな部分は積極的に真似しましょう。

まとめ

本記事では、指示待ち人間の特徴やデメリットを紹介しました。 指示待ち人間は上司や周りの人に迷惑をかけるだけでなく、自分自身にパワハラなどいったかたちで返ってくる場合があります。そのため指示待ち人間の人は積極的に行動を起こせるよう、直していきましょう。

本記事が少しでもみなさまの役に立てれば幸いです。

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