緊張や焦り・怒りや不安が原因で心が落ち着かないということは誰しも経験があるでしょう。心を落ち着かせる手段として水やホットミルクなどの飲み物を飲んだり、正しい呼吸法を意識して瞑想をしたりといった方法があります。この記事では心が落ち着かない理由として考えられる原因やそれに伴う影響についてもお伝えします。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
心が落ち着かない時に考えられる原因
誰しも心が落ち着かない時はあります。大事な時に限って緊張をしてしまったり、緊張でミスや失敗といったものを招いたり、恥をかいてしまうというようなこともあります。
どんなに緊張をしたくないと思っていても、自分で緊張を抑えることは難しいものです。心が落ち着かない時にはどのような原因が考えられるのでしょうか。
原因①|プレッシャーを感じている
プレッシャーを感じることは誰にでもあります。例えば、ゼミの発表会やコンクール、就職活動の時の面接や職場でのプレゼンテーションのときなどです。大事な場面であるほど、周りからの視線を感じてしまい緊張をしてしまいます。
小学生の頃であれば、出し物をする前の緊張感と言った方が分かりやすいかもしれません。このようなプレッシャーというのは、実は小さい頃から経験をしているものなのです。
プレッシャーを感じるときの多くが、一世一代の挑戦をしているときです。プレッシャーを乗り越えることが自分の大きな成長に繋がります。
原因②|失敗をしたくないという思いがある
会社でのプレゼンテーションは慣れると楽しいと思えるようになってきますが、それでも「皆の前で話すことができるか凄く心配」と不安に感じることもあるでしょう。
失敗したくないと思っている方の傾向として、過去に何らかの失敗をしてしまい、怒られて嫌な思いをした経験を持っていることが多いようです。
一度つらい思いをした経験があり「また失敗をするかもしれない」「また何か指摘をされるかもしれない」という思考になってしまうのです。緊張をしてしまったことで、失敗をする可能性を高めてしまう場合もあります。
原因③|楽しみにしていることがある
「心が落ち着かない」という言葉を目にすると、どうしてもネガティブ要素が原因だろうと思いがちですが、ポジティブ要素が原因で心が落ち着かない状態になることもあります。
例えば、好きなあの子と一緒にいる・手を繋ぐ・デートの約束をしているといった恋愛関連です。デートの前日に楽しみすぎて眠れないのは、明日が楽しみでワクワクしているからです。
相手のことを大切に想うあまりに、ドキドキして心が落ち着かないこともあるでしょう。このようなポジティブ面での緊張感は大変良いことですが、なるべく落ち着いて対応をしたいものです。
心が落ち着かない時に考えられる影響
心が落ち着かない時の影響には様々なことが考えられます。普段の生活の中で、自分の想定外なことが起きてしまったなどが原因となり、心がモヤモヤすることやドキドキしてしまうことがあるでしょう。
もしそんな状態で仕事をするとどんな影響があるのでしょうか。また、プライベートではどんなトラブルが発生し得るのでしょうか。
心が落ち着かない時に考えられる影響|仕事編
まずは、心が落ち着かない時に考えられる影響「仕事編」です。仕事ではプレゼンテーションであったり、発表、仕事によっては実験をする際の結果など、様々な状況で心を落ち着かせなければならない場面があります。
大事な状況で緊張しっぱなしの状態になってしまっていると、「浮き沈みが激しくなる」「喜怒哀楽が激しくなる」など気持ちが不安定になってしまい、感情のコントロールが難しくなってしまう恐れが出てきます。
こんな状態では、どんなに素晴らしい提案資料を準備したとしても、その素晴らしさを十分に伝えることができません。
影響①|浮き沈みが激しくなる
仕事をしていくということは、競争社会で何十年も戦い続けていくということです。そのため、仕事の成果を出せるかどうかで出世ができるというようなこともあるでしょう。
毎月どれだけ成果を出せているか、売上を伸ばせているのかなど、出世に直結するようなことは毎回落ち着きません。
仮にマイナスになっていれば、もっと売上を伸ばさないとという焦りが出てしまったり、逆にプラスになっているのであれば、継続するかそれ以上の成果を求められます。
そのような状況になると、心が落ち着いていられなくなり、浮き沈みが激しくなってしまいます。
影響②|喜怒哀楽が激しくなる
仕事によっては実験などをするようなところもあります。例えば生物の観察、薬品の反応といったものは、経過や観察を通して結果が出てきます。
その経過や観察というものも、途中で失敗をしてしまえば最初からやり直しになり、逆に結果が上手くいかないのであれば、もう一度最初から実験をすることになります。
頑張っていても自分の求めている道筋が見つからない状況では、小さな事柄に対しても一喜一憂をするようになり、いつもよりも喜怒哀楽の感情が激しくなります。
そうなると、普段であれば問題なくこなせる判断も冷静に行えなくなります。
心が落ち着かない時に考えられる影響|プライベート編
続いては「プライベート編」です。日常生活の中でも、恋愛トラブルや身内の不幸などで、思わぬ緊張やショックを受け、心に余裕がなくなってしまいそうな場面があります。
いろいろなことが起きて、気持ちが落ち着かないと感じる方もいるのではないでしょうか。意外に感じるかもしれませんが、実は仕事よりも普段の生活・プライベートの方が落ち着かないという人が多いのです。
ここではプライベートで心が落ち着かなくなった時に起こりがちな「素直になれなくなる」「じっとしていられなくなる」という症状についてお伝えします。
影響①|素直になれなくなる
恋愛でドキドキしてしまったり、心が落ち着かない状況になると素直さというものがなくなってしまいます。緊張で動きが固くなり、素直になれずに思いを伝えられないことや、嘘を言ってしまうということもあるかもしれません。
時には「これは本当の自分ではない」と反省する人もいるでしょう。このようなことが続くと、大切な人との関係に亀裂が生じてしまい、取り返しのつかないことにもなりかねません。
通常は「これはしてはいけない」と簡単に判断できることでも、落ち着かない状況になってしまうと、その判断も鈍ってしまうのです。
影響②|じっとしていられなくなる
普段ぼーっとすることが好きな人の中には、不安になると別人になったように「何かしなきゃ」と突発的な行動を起こす人がいます。心を落ち着かせるために、何かをせずにはいられなくなるのです。
その行動がいい方向に進めば問題ないのですが、思いつきでの行動は予期せぬトラブルに繋がりかねません。
その他にも「そわそわする」「目線が定まらない」「貧乏ゆすりをする」など、無意識に体の一部を動かして気持ちを落ち着かせるための行動をしている人もいます。不要な行動・動作は、当人の不安な気持ちの表れであるといえます。
状況別|心を落ち着かせる方法
ここまで紹介した通り、心が落ち着かない原因やその影響として考えられることは多岐に渡ります。心が落ち着かない時は不安を抱きがちですが、プラスに考えればそれはチャンスともいえます。
落ち着くことができれば物事を冷静に対処できたり、緊張することも成功させたり、怒りを治めてまた再チャレンジすることもできるのです。
不安で心が落ち着かない時
不安で心が落ち着かない時というのは誰にでもあります。もしかしたら、不安なことばかりで、何年も心が解放された覚えがないという方もいるかもしれません。
心を落ち着かせる方法としては、自分の趣味に没頭してみたり、カラオケで思い切り大声で歌ってみたり、思う存分体を動かしてみたりなどの方法があります。不安を取り除くための手段は人それぞれ異なります。
ここでは不安な気持ちを解消させるためにオススメの「納得がいくまで原因を探す」「家族・友人に相談をする」という2つの方法を紹介しますので、是非参考にしてみてください。
方法①|納得がいくまで原因を探す
心が落ち着かないということは、自分の中に不安な事や心配な事が多いということです。
その不安から解放されるために、まずはその原因となるものを探すことから始めましょう。何故不安なのか、何故心配なのかを探し、そこから順を辿って解決策を探せば良いのです。
もしも時間が解決してくれることであれば、趣味をして時間を潰したり、焦っても仕方ないと考えると気が楽になるかもしれません。
時間が解決する場合は、自分が何をしても結果は変わりません。どうせ結果が同じであれば、自分の趣味を楽しんで気分転換してしまいましょう。
方法②|家族・友人に相談をする
不安の原因を突き止めたら、家族や友人に相談をして不安を解消するという方法もあります。今はSNSが世間に浸透しており、もしかすると自分と同じような境遇で悩んでいる人が見つかるかもしれません。
同じ状況の人に相談をしたり、一人ではどうしようもないという時に家族に頼って見たりするなど、様々な人に相談をするようにしましょう。
誰にも頼らずに自分で全てを抱え込んでしまうことは状況の更なる悪化や、心身の疲労の蓄積にも繋がります。自分で何とかしようという責任感は素晴らしいのですが、時には誰かに頼ることも必要です。
怒りで心が落ち着かない時
心が落ち着かないという場面は不安な時や楽しい時だけではありません。怒りで心が落ち着かないという時もあります。状況によって、理不尽なことがあって許せない時、感情に任せて人に当たってしまった時、自分の不甲斐なさに怒ったりする時などがあるでしょう。
そんな時には心が落ち着くようなものを見たり、ひとまずその場から離れたりをして、自分の怒りを何とか静めようと努力をする人もいます。
それでも、どうしても怒りが抑えられない時に是非試してほしい対策方法があります。それは「ツボを押さえる」「瞑想をする」という方法です。
方法①|ツボを押さえる
怒りを抑える手段の一つとして、ツボを押さえてみるという方法があります。その場所というのは「神門」と呼ばれる場所や「労宮」と呼ばれる場所です。
神門を押すことでイライラを解消するなどの効果があります。また、労宮を押すことで自律神経を整えて脳の活性化を促進する効果が期待できます。集中力を高めたいときにもオススメのツボです。
神門は手首の内側付近にあります。小指側のシワの上にある筋があるのですが、その筋の内側のくぼみが神門です。
労宮の場所は手を握ってみるとわかりやすいです。手を握ると、中指と人差し指の先が手のひらに当たる場所があります。両指のちょうど真ん中あたりに労宮があります。
神門と労宮以外にもツボは様々あり、その箇所を押すことで緊張を和らげたりもします。怒りを感じた場合は、神門や労宮などのツボを瞬時に押すことで冷静になれることを覚えておきましょう。
方法②|瞑想をする
怒りを感じている時こそ、一度冷静になって落ち着く必要があります。そんな時には瞑想をすると良いでしょう。
瞑想の仕方は簡単です。目を閉じて丁寧な呼吸を行うだけです。息をゆっくりと吸い込み、吸い込んだ時の倍の時間を使ってゆっくりと息を吐きます。目を瞑って少し無の状態を作ることがポイントです。
もし、ツボ押しや瞑想をしても怒りを静めることができない時は、風景画を見たり、音を聞いたりすることで少しでもリラックスすることができてるかもしれません。いろいろと試して、自分流の怒りの落ち着かせ方を模索してみてください。
緊張して心が落ち着かない時
不安や怒りを感じた時以外にも、緊張して心が落ち着かないという時はあります。例えば、恋愛ではデート中など、仕事でいえばプレゼンテーションや初仕事のときなどです。
このように、一言で緊張と言ってもいろいろな種類の緊張があります。緊張というのは様々な方法で落ち着かせることができます。
今回は緊張をほぐすときにオススメしたい「深呼吸をする」「水やホットミルクを飲む」という二つの方法をご紹介します。それぞれのポイントについて詳しくお伝えしますので、緊張して心が落ち着かない時はまずこの二つを試してみてください。
方法①|深呼吸をする
深呼吸というのは様々な場面で効果を発揮します。深呼吸をすることで、自分を落ち着かせようと身体も反応をし、一呼吸置くことで頭の中の整理をすることができるのです。
深呼吸をしないままでいると、ずっと緊張をしたり落ち着かない状態で動き回ったりすることに繋がります。深呼吸というのはそれほど重要なことなのです。
鼻から息を吸うと同時にお腹を膨らませ、口から吐いてお腹を凹ませるという方法は、緊張している時であれば難しく感じるかもしれません。これをできるようになれば、気持ちはある程度落ち着いてる状態になっているでしょう。
方法②|水やホットミルクを飲む
緊張した心を落ち着かせるためのもう一つの手段として、水やホットミルクを飲むという方法があります。緊張をしてしまうとどうしても口が乾いてしまったり、唾液などが出てきたりとして落ち着かなくなってしまいます。
水を飲んで口をスッキリさせたり、緊張して眠れないというような状況の時には、ホットミルクなどを飲んだりすることで、普段とは違った落ち着きさも出てくるようになります。
その他にもココアもオススメです。ココアには心を落ち着かせる効果がありますので、緊張が高まっている時に飲むと、不安な気持ちを抑えることができます。
【参考】恋愛で心が落ち着かない時
恋愛で心が落ち着かないという人も多いのではないでしょうか。中には、デート中に手を握るだけでも手汗をかいてしまうという人もいます。そんな時は好きな人と一緒に楽しむことを考えることをオススメします。
まずは相手と今日の1日を楽しもうという気持ちが大切です。それでも落ち着かない場合は、ひとまず深呼吸をしたり水を軽く飲んだりすると良いでしょう。
まとめ
誰もが日常の中で心が落ち着かない場面というものに遭遇しますが、人それぞれ自分に合った落ち着かせ方があります。
自分に合った心を落ち着かせ方を見つけ、どんな時でも対応をできるようにすると、自然と物事も上手くいくようになります。最初はできなくて当然です。
少しずつ挑戦をして、緊張に慣れていくようにしましょう。