仕事に行き詰まると、仕事を楽しむ本や名言を探しがちですが、仕事に楽しさを見出すことが必要です。一方で、仕事は楽しむものではないという考えや、仕事を楽しむのは才能という意見もあります。本記事では、まず仕事を楽しむ人と楽しめない人の違い。続いて仕事を楽しむメリット、方法や名言をお伝えします。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
仕事が楽しむ人と楽しめない人の違い
世の中には、毎日の仕事が楽しくて仕方がない人もいれば、仕事が嫌で週末や祝日をただひたすら待ちわびている人もいらっしゃいます。
本見出しでは、仕事を楽しむ人の特徴と、仕事を楽しめない人の特徴をそれぞれ3つずつご紹介致します。
仕事を楽しむ人の特徴
以下では、仕事を楽しむ人の特徴を3つご紹介します。仕事を楽しむ人は、大きなやりがいを持って働けるため、輝いていると言われます。
特徴①|成長が楽しいと感じる
1つ目の特徴は、成長が楽しいと感じることです。成長とは、新たな経験を積んで、新しく何かが出来るようになった状態と定義されます。
- 接客経験を積んで営業活動が売上に繋がる
- 論理思考を会得しプレゼンスキルが上がる
- 英語力を磨いて海外駐在員に選ばれる
例えば、以上のような成果を得られた場合に、仕事を通して成長ができたので楽しいと感じることになります。
目標や内容は人それぞれですが、現在の自分よりも能力が高く社会的にも市場価値が上がっている状態だと考えられます。
特徴②|目標を掲げている
2つ目の特徴は、仕事に関連した目標を掲げていることです。この業務目標とは、自他を問わず目指すべき指標となります。
- 売上を1年で2倍にする
- 3年以内に昇進してマネージャーになる
- 新規案件の獲得数No.1になる
例えば、このような業務目標は、その達成方法を考えて必死に取り組むだけで、何も考えずに行う人より有意義な経験を得られると言えます。
また、目標が達成できれば満足感を得られますし、仮にダメであっても更なる高みを目指すきっかけとなりえます。
特徴③|忍耐強く努力できる
3つ目の特徴は、忍耐強く努力できることです。忍耐強さとは、地道な作業でも嫌がらず続けたり、ひたむきに取り組み続ける姿勢とも言えます。
仕事では、自分が想像していなかった状況において、プレッシャーやストレスを感じる場面も数多くあると言えます。
その中で、嫌なことがあっても途中で投げ出さずに、最後まで忍耐強く努力できれば仕事を楽しむことができる日を迎えられるのです。
仕事を楽しめない人の特徴
以下では、仕事を楽しめない人の特徴を3つご紹介します。仕事を楽し目ない人は、表情も暗く考え方や発言もネガティブになりがちと言えます。
特徴①|ぐうたらするのが好き
1つ目の特徴は、あくせく働くよりもぐうたらするのが好きであることです。「ぐうたら」は具体的に以下に分類できます。
- 頑張って働くと疲れを感じやすい
- 必死に働くことに意味を見出せない
- 仕事に対してストレスを感じる
程度の差は人それぞれありますが、このような自覚がある場合には、まず原因を特定することが推奨されます。
何らか原因でこのような状態に陥り、仕事が楽しめない結果、ぐうたらが好きになってしまっていると考えられるからです。
特徴②|何となくただ仕事をしている
2つ目の特徴は、何となくただ仕事をしていることです。この特徴では、仕事に対して興味や関心がない状態にあると考えられます。
- 志望していなかった仕事をしている
- 当初想像していた仕事内容と異なる
- 単調な仕事すぎて物足りない
このように、ただ何となく仕事をしているだけの人もグループ分けすることができるので、動機付けの手段を考え出すことが求められます。
仕事を頑張れる自分なりの動機を見つけ出すことができれば、楽しいと感じることに繋がるので自分の感情を分析してみると良いかもしれません。
特徴③|飽きっぽくて続かない
3つ目の特徴は、飽きっぽくて続かないことです。飽きっぽいとは、すぐに仕事が嫌だと思ったり慣れると次を探したくなることと定義できます。
仕事を通して、得たいのは報酬か経験かは各々の自由ですが、自らに対するインセンティブが不十分で飽きてしまうケースが想定されます。
- 仕事を3カ月続けられたらブランド品を買う
- 仕事を1年続けられたら海外にいく
このように、自分なりのルールでインセンティブを与えれば、仕事に飽きてももう少し頑張ろうと思えるきっかけになるとも考えられます。
仕事を楽しむことのメリット
前述の見出しでは、仕事を楽しむ人と仕事を楽しめない人が違う特徴を持つとご紹介したので、仕事を楽しむ人に興味をお持ち頂けたと思います。
そこでこの見出しでは、仕事を楽しむことのメリットを4つご説明致しますのでご参考ください。
メリット①|知見が広がる
1つ目のメリットは、仕事を楽しむ中で知見が広がることです。知見とは、物事に対してしっかりとした考えがあることを言います。
仕事を楽しむことができる人は、自分なりの考えや業務道筋を描いて取り組む経験を積んできていると考えられます。
また、他の人と共に働く中でも、議論をして意見をぶつけあったり、協働する中で考えをすり合わせるため、知見を広がる結果に至るのです。
メリット②|経験が積める
2つ目のメリットは、仕事を楽しむ中で様々な経験が積めることです。仕事における経験とは、大きく分けて4つになると考えられます。
- 自分で何かに取り組み続ける経験
- 誰かと一緒に共通目標の実現をする経験
- 自分が主体となり誰かを巻き込む経験
- 誰かから刺激を受けて共に働く経験
これらの経験は、仕事をしていく上での能力を高めるだけでなく、人間としても一回り大きく成長することが期待されます。
仕事を楽しむ人だからこそ、どの経験であっても一生懸命に取り組み、自分だけの経験を積んでいくことが可能だと言えます。
メリット③|人との関係ができる
3つ目のメリットは、仕事を楽しむ中で人との関係ができることです。人との関係とは、良好な人間関係と言い換えられます。
仕事では、自分1人だけの力では実現が難しいことも多くあり、共に働く同僚や上司だけでなく、取引先とも連携をして働くことになります。
仕事を楽しむ人は、仕事を楽を楽しめない人とは異なり、密なコミュニケーションを取るため仕事内外における人との関係構築に繋がります。
メリット④|成長を実感できる
4つ目のメリットは、成長を実感できることです。前述の通り、成長とは人それぞれですが、仕事を楽しむ人は少なからず目標を持っています。
そして、その目標を達成するために何らかの努力を続けて、困難を乗り越えようとするので、最終的には成長を実感することができると言えます。
一方で、仕事を楽しめない人はどのようにして仕事を避けるかに意識がいくため、成長を実感することは極めて難しくなります。
仕事を楽しむための方法
前述の見出しでは、仕事を楽しむことのメリットを4つご説明しましたので、ポジティブな印象をお持ち頂けたと思います。
この見出しでは、仕事を楽しむための方法として4つをご紹介致しますので、これらを参考に仕事へ取り組んでみてはいかがでしょうか。
方法①|働く意義を見出す
1つ目の方法は、自分が働く意義を見出すことです。働く意義とは、「なぜ自分は働くのか」を突き詰めて考えることとも言い換えられます。
- 社会の経済発展に貢献していきたい
- クライアントの問題解決に取り組みたい
- 自分の作品を世に広めていきたい
例えば、これらは銀行員、コンサルタントと芸術家を想定した働く意義ですが、職種によっても働く意義は大きく違うとわかります。
仕事を楽しむためには、「その仕事がもたらす価値は何か」と「なぜその仕事を自分がしたいのか」で意義を見つけることが必要となります。
方法②|共に働く仲間を見つける
2つ目の方法は、仕事を楽しむため共に働く仲間を見つけることです。ここでいう仲間とは、同じ熱意を持ち仕事に向き合い切磋琢磨できる人です。
- 能力や年齢が近くライバルになる同輩
- 目指すべき存在としての先輩や上司
- 自分の指導や教育を必要とする後輩
共に働く仲間は、年齢や経験によって3つのグループに分類できますが、いずれも自分が仕事を楽しむためにはかけがえのない存在と言えます。
このような仲間がいるからこそ、大変な状況下でも仕事を楽しむことは可能になるので、自分1人で仕事をするという考えは避けると良いでしょう。
方法③|避けたい事態を具体化する
3つ目の方法は、避けたい事態を具体化することです。人には憧れや理想と同様に、嫌だと思う状態や環境もあると考えられます。
- 年収〜万円以下の生活を続ける
- 担当としてこき使われ続ける
- 仕事に追われて趣味を犠牲にする
例えば、大学を卒業して新入社員だとこのような事態に陥りがちであり、仕事へのやる気を損なう原因にも繋がると考えられます。
あえて嫌な事態を具体化することで、そこから脱したいという気持ちが高まるため、仕事を頑張り続けて、仕事を楽しめるようになるのです。
方法④|自分へのご褒美を決める
4つ目の方法は、3つ目の方法と対極にあたりますが、自分へのご褒美を決めておくことです。
- 毎四半期ごとに旅行へ行く
- 月に1度は外食を楽しむ
- 毎週末は友達と飲みに行く
人によっては、何らかの事態を避けたいという動機付けで仕事を頑張れますが、一方でインセンティブにあたるご褒美が必要なタイプもいます。
上述のように、ご褒美を決めておくことでそれを得るための過程にあたる、仕事も楽しめるようになるとも考えられます。
仕事を楽しむための名言
本記事の締めくくりとして、この見出しでは仕事を楽しむための名言を5つご紹介します。
海外の様々な業界における著名人の名言をまとめましたが、いずれも仕事を楽しむためのヒントになります。
まとめ
本記事では、まず仕事を楽しめる人と仕事を楽しめない人には、それぞれ3つずつ異なる特徴があるとご紹介致しました。
また、仕事を楽しむメリット、仕事を楽しむ方法や名言もお伝えしましたので、ご自身に合う最適な仕事の楽しみ方を見つけてください。