「話を伺う」の正しい使い方とは?例文と注意点についても紹介します!

「話を伺う」はお話を伺うことができて大変光栄、お話を伺うのを楽しみにしておりますなど様々な場面で使えます。今回は「話を伺う」という敬語についてです。話を伺うの例文や、メールでも使える「話を伺いたく存じます」、「お話を伺う」は二重敬語なのかについても触れていますのでぜひ参考にしてください。

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この記事の監修者

キャリアカウンセラー|秋田 拓也

厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。

■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

「話を伺う」とは

目上の人の話を聞くことを「話を伺う(うかがう)」と言います。まずは「話を伺う」が敬語として正しいのか、どんな意味があるのかについて解説します。

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目次

話を伺うは 正しい敬語表現

「話を伺う」は正しい敬語表現です。「敬語表現」には、3つの種類があります。

  • 尊敬語:相手の言動を敬って表す言葉
    言う→おっしゃる・食べる→召し上がる、など
  • 謙譲語:自分の言動をへりくだって表す言葉
    言う→申す・食べる→いただく、など
  • 丁寧語:「お」「ご」「です」「ます」などを使って、言葉を丁寧にした言葉
    電話→お電話・連絡→ご連絡、など

「話を伺う」は、この中の「謙譲語」に属します。「聞く」の謙譲語は「伺う」です。「話を聞く」という行為をへりくだって表現する場合は「話を伺う」と言います。

話を伺うの辞書的意味

「話を伺う」の辞書的な意味は「話を聞く」です。辞書での「伺う」には3つの意味があります。

  • 聞く:謙譲語。目上の人の話や意見を聞く場合「話を伺う」を使う
  • 問う・尋ねる:謙譲語。目上の人に質問をする場合「ご意見を伺う」などと使う
  • 訪ねる:謙譲語。目上の人の元に行くことを「ご自宅に伺う」などと使う

「話を伺う」は「聞く」の意味での「伺う」が使われています。

「お話を伺う」は二重敬語

「話を伺う」は「お話を伺う」とも言います。この「お話を伺う」は、結論から言えば二重敬語です。しかし、使っても問題はありません。以下で詳しく説明します。

まず「二重敬語」とは、一つの文章の中に2つ以上の敬語表現が含まれているものを指します。敬語表現は一文に一つであることが基本です。そのため二重敬語は誤った言葉遣いとなります。

「お話を伺う」の場合、敬語表現は丁寧語の「お話」と謙譲語の「伺う」です。丁寧語は別名を「美化語」とも言って、相手との立場にかかわらず言葉をきれいにするという「配慮」でもあります。

そのため「お話を伺う」の「お話」は美化語的役割と判断することもでき、「お話を伺う」は自然な敬語表現と解釈できます。つまり「お話を伺う」と言っても誤りではありません。

「話を伺う」の例文

「話を伺う」は日常のビジネスシーンでも良く使われます。しかし「話を伺う」という言葉は同じでも、状況や意図によって使い方が異なることがあります。

①【要望】詳しい話を伺えますでしょうか

まずは「話を聞きたい」という、要望を伝える場合です。「もっと詳しい話が聞きたい」という場面では「詳しいお話を伺えますでしょうか」などが良く使われます。

この「詳しいお話を伺えますでしょうか」は頻繁に使われるので、相手も「この人は詳細な情報を要求しているのだな」とピンと来やすいはずです。

②【感謝】話を伺えて光栄です

相手が話してくれたことについての感謝を伝える場面では「お話を伺えて光栄です」などが使われます。「お話を伺えて良かったです」「お話を伺えて大変ありがたかったです」など、感謝の言葉を変えても使えます。

相手に感謝を伝えるお礼の場面では、何についてお礼を言っているのかという部分を明確にするのがマナーです。そのため、話を聞けたこと自体にお礼が言いたい場面で良く使われます。

③【拒否】これ以上話を伺うことはできません

どう頑張っても飲めない要求をされ、話を切り上げる場面では「これ以上お話を伺うことはできません」などと使います。ただしこれはかなり強い言い方です。

理不尽な要求を突きつけられ、相手との今後の関係も考えられず仲違いを覚悟の上で話を切り上げたい、という拒否の心情を表す「話を伺う」の使い方です。

④【文章】話を伺いたく存じます

「話を伺う」は文章内でも使われます。文章でも口頭と同じ言い方はできますが、「お話を伺いたく存じます」など、丁寧な表現にした方が失礼がありません。

先方に何らかの依頼をしようかと考えている、など前向きな心情がある場合に「お話を伺いたく存じます」と書けば、先方もこちらの気持ちを汲んでくれます。

「話を伺う」を使う時の注意点

「話を伺う」は非常に使いやすい敬語ですが、以下2点には注意して使いましょう。

多用しすぎない

「話を聞く」という状況は日常でかなり頻繁に起ります。しかし「話を伺う」は多用しないようにしましょう。

あまりに「話を伺う」ばかり使うと、話が単調になりますし、ただ言っているだけだと受け取られる可能性もあります。

  • 話を聞かせていただきたい
  • 話をお聞きしたい
  • (公演などを)拝聴したく存じます
  • (相手の考えなど)ご意見をいただきたい
  • (相手の考えなど)ご意見を賜りたく存じます

以上は「話を伺う」の類語表現です。類語を上手く使って、「話を伺う」ばかりにならないようにしましょう。

何を・どこで聞くのかを明確にする

「話を伺う」と言うからには、何の話をどこで聞くのかを明確にしましょう。

ただ「話を伺う」とだけ言っても、話の内容や聞く場所の指定がなければ相手はどうすれば良いかわかりません。そして話をする側が、話を聞く相手のためにテーマや場所を決めなければならなくなります。

「○○について、弊社にてお話を伺いたく存じます。つきましてはご都合の良いお日にちをご指定ください」など、ある程度こちらから指定をするように心がけましょう。

【ビジネスマナー】他にも気を付けたい敬語表現

最後に「話を伺う」以外にも、気を付けたい敬語表現を3つご紹介します。どの表現もビジネスシーンで頻繁に使われていますので、間違った使い方をしないように注意しましょう。

以下の項目では、①なぜ不適切なのか ②言い換えるならどんな表現か を説明してください。

①「~たいです」

1つ目は「~たいです」です。主には自分の要求を伝える場面で使います。しかし、この「~たいです」はビジネスマナーの観点から言えば失礼です。

なぜなら「~たいです」は、自分の都合や要望をストレートに優先する表現だからです。同時に幼さを感じる人も多いでしょう。

「~したく存じます」「~していただきたく存じます」など、直接的でない正しい敬語を使うようにしましょう。

②「助かります」

2つ目は「助かります」です。相手が何かをしてくれたり、気を回してくれたりしたときに、お礼の気持ちで「助かります」と使っている人は多いでしょう。

しかし、これは受け取り方によっては「助け(程度)にはなった」という意味にもなります。つまり「まだ足りないけれど、助けにはなった」という意味です。

相手に思わぬ誤解をさせないよう、お礼は「○○していただきありがとうございました」「お気遣いに感謝いたします」など、他の言葉で伝えるようにしましょう。

③「ご苦労様です」

3つ目は「ご苦労様です」です。「お疲れ様です」と同じ意味で「ご苦労様です」を使っている人は多いかもしれませんが、これは間違った敬語です。

「ご苦労」は、もともと上の立場の人が自分より位が低い人に向けた労いの言葉です。そのため、現代でも目下の人が「ご苦労様です」を目上に向けるのはマナー違反となります。

目上の人へは「お疲れ様です」「お疲れ様でございます」など、他の言葉で労うようにしましょう。

まとめ

今回は「話を伺う」について解説しました。「話を伺う」は日常で頻繁に使う敬語なので、意味や使い方がわかっていないと、とても困るかもしれません。

しかし正しい意味や使い方がわかれば、相手に失礼なく「話を聞きたい」という気持ちを伝えられます。ぜひこの機会に語彙として吸収しておきましょう。

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