履歴書「学歴・職歴」欄の間違いない書き方|見本でわかりやすく解説

履歴書の学歴や職歴の書き方に自信がない、という人は多いのではないでしょうか。または、何度も書いているけど正しい書き方かどうかわからない、という人もいそうです。今回は履歴書の学歴・職歴の書き方について解説します。あやふやな記憶に頼って書くのではなく、書き方やポイントを確認して正確な履歴書にしましょう。

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この記事の監修者

キャリアカウンセラー|秋田 拓也

厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。

■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

学歴・職歴の履歴書での書き方

就職や転職に必要な履歴書には、ある程度の決まった書き方があります。決まった書き方を外れれば、必ず落ちるというわけではありませんが、採用担当者によっては良い心証を得られない可能性もあります。

目次

学歴・職歴を履歴書で書く際の基本ルール

履歴書に学歴・職歴を書くとき、主に3つのルールがあることを知っておきましょう。この3つのルールは就職・転職はもちろん、アルバイトやインターンシップで提出する履歴書にも共通しています。

①学校名・会社名は省略せず正式名称で書く

まず「学校名・会社名」は省略せずに、必ず正式名称で書きます。たとえば「都立○○高校」ではなく「東京都立○○高等学校」です。大学名も同様で「慶應大学」ではなく「慶應義塾大学」など、略称ではない名称を書きます。

会社名も同様です。たとえば「HONDA」ではなく「本田技研工業株式会社」など、その会社の正式名称を書きます。特に「株式会社」が前に来るのか、後に来るのかという点は、社員でも間違いやすいので確認しておきましょう。

②入学・卒業(入社・退社)時期は和暦で書く

履歴書に書く入学(入社)年、卒業(退職)年は和暦で統一するのが一般的です。西暦で書いてはいけないという決まりはありませんが、慣習に従うのが無難でしょう。

和暦で書くときに注意したいのは「元年」です。平成元年、令和元年など、その元号の初年は1年ではなく元年となります。平成1年、令和1年と書くのは誤りですので間違わないようにしましょう。

③読みやすさを意識して書く

履歴書は読み手である採用担当者が読みやすいよう意識しましょう。採用担当者は何枚もの履歴書に目を通すので、読みにくい履歴書を注意深く読む余裕がありません。

丁寧な文字で書くのはもちろん、レイアウトにも意識を向けます。たとえば「東京都立○○高等学校入学」よりも「東京都立○○高等学校 入学」と、一文分のスペースを空ける、などです。

また、履歴書全体を見たときに「入学(入社)」「卒業(退職)」の位置が概ね揃っていると美しく見えます。行ごとのレイアウトだけでなく、履歴書全体のレイアウトにも注意を向けておきましょう。

学歴の書き方

学歴の欄にはこれまでの自分の学歴を書きます。採用担当者は、学歴欄を見て「どんな学歴を持っているのか」「どんな勉強をしてきたのか」という点を見ています。

学歴を書く際のポイント

  • 一行目中央に「学歴」と記載
  • 義務教育以降の学歴を記載
  • 学校名は正式名称で記載
  • 学部や学科・コース名なども記載
  • 卒業を控えた在学生の場合は「卒業見込み」と記載

学歴の一行目には、行の中央に「学歴」と書きます。履歴書に書く学歴は、特に先方からの要望が無い限り「義務教育以降の学歴」で構いません。

学部や学科・コース名は学びのアピールにもつながります。省略せずに記載しましょう。尚、卒業を控えた状態での履歴書は「卒業見込み」となるので、「○○大学 ○○学部○○科 卒業見込み」と記載します。

学歴の履歴書例

以下は学歴欄の一例です。

小中学校の義務教育から学歴から書く必要がある場合は、同じレイアウトで高校入学の前の行に書きましょう。

職歴の書き方

職歴には、これまで自分が働いた会社名と入退職年月を書きます。採用担当者は、職歴そのものにも注目していますが、勤続年数なども見ています。勤続年数が短い場合には、面接でその理由を聞かれることもあるので、答える準備をしておきましょう。

職歴を書く際のポイント

  • 年月に沿った時系列で記載
  • 会社名は正式名称で記載
  • 合併などで社名が変わっている場合は「(現・○○株式会社)」などと記載
  • 退職予定がある場合は「退職予定」と記載
  • 退職予定がない場合は最終行に「現在に至る」と記載
  • 退職理由は「一身上の都合」と記載
  • 職務経歴書の提出がない場合は、従業員数や業務内容についても記載
  • 職歴の最後には、右寄せで「以上」と記載

職務経歴書の提出を求められている場合、履歴書の職歴欄は入退社のみとなります。職務経歴書の提出を求められていない場合は、業務内容や役職などの予備情報を添えても問題ありません。

退職理由については「一身上の都合」と書くのが一般的です。面接で退職理由を聞かれることもありますが、履歴書に詳しい退職理由は記載せず、口頭で伝えることになります。

職歴の履歴書例

以下は職歴の書き方の一例です。

もしも職歴の欄が足りない場合は、職務経歴書を用意しましょう。履歴書には入社と退社の事実のみを記載して、足りない部分を職務経歴書に記載します。この場合「詳細は職務経歴書をご参照ください」と一言書き添えておくと良いでしょう。

【参考】入学 – 卒業年度早見表

以下は年齢ごとの入学・卒業年度です。履歴書記載時に利用しましょう。

まとめ

今回は、履歴書の学歴・職歴の書き方について解説しました。履歴書は定期的に書くものではないため、いざ書くとなるとどう書くのだったかわからなくなりやすいものです。学歴・職歴それぞれの書き方の特徴や、注意点を意識して丁寧に書くようにしましょう。どんな学歴・職歴であっても、自分にとって大切な過去です。間違いのないよう、よく確認をしながら書くようにしましょう。

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