【質問例あり】職業訓練の面接で見られる観点や面接時の注意点を解説します!

就活生の中には職業訓練に通って専門的な知識を身に着けたいと思っている方も多くいます。しかし、職業訓練を受けるためには、面接に受からなければならないことを知っている方は少ないです。本記事では、職業訓練を受けるための面接の流れや受かるポイントを説明します。

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監修者

キャリアアドバイザー|秋田 拓也

厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。

■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

職業訓練の基本情報

職業訓練とはどういったものでしょうか。本見出しでは、職業訓練のコースなどの基本情報を解説します。

目次

職業訓練とは

職業訓練とは、職業能力開発促進法という法律に基づき実施されている公共職業訓練と、認定を受けたNPO法人や民間の各種専門学校や教育訓練企業などが実施する求職者支援訓練があります。

公共職業訓練と求職者支援訓練の違いは以下のようになります。

職業訓練で受講できる主なコース

職業訓練で受講できる主なコースは下記のようなものがあります。

  • パソコン(Word、Excel)
  • WEBデザイン
  • プログラマー
  • 宅建
  • 簿記2級、3級
  • ファイナンシャルプランナー(FP)
  • CAD
  • DTP
  • 介護事務
  • 調剤事務
  • 医療事務
  • 電気・機械

受講できるコースは職業訓練校によって違いますので注意が必要です。

職業訓練に関するTwitterの声

職業訓練は上記のように上手に利用すれば、すぐに失業保険をもらうことができます。また、無料で訓練を受けることができるのも嬉しいポイントです。就活生の方は職業訓練を上手く利用しましょう。

職業訓練の受講には選考を突破する必要がある

誰でも職業訓練を受けることができるわけではありません。職業訓練を受けるためには選考に受からなければなりません。本見出しでは選考の流れや内容を説明してきます。

選考の流れ

職業訓練の選考には筆記試験と面接があります。この面接に受からなければ職業訓練を受けることができません。人気のある訓練コースは申し込みも多いので必ず受講できるわけではないことを知っておきましょう。

職業訓練の面接の基本情報

職業訓練の面接は、面接官は2人の場合が多いです。二次面接や三次面接はなく、基本的に1回の面接で決まります。面接時間は5分から10分の場合が多く、一般的な企業の場合とは異なります。

集団面接よりも個人面接の場合が多く、面接時間も短いのでしっかりと自分をアピールしましょう。

職業訓練の面接で見られている観点

職業訓練の面接時に、面接官にみられている観点はどういったものなのか、本見出しではそのポイントを説明していきます。

観点①|働く意欲があるかどうか

働く意欲があるかということは、職業訓練を受けるにあたり必須の条件となります。ですので、面接ではしっかりと働く意欲があるということをアピールしましょう。働く意欲がない人は基本的に職業訓練を受講することができませんので注意しましょう。

観点②|就職できそうな人物像か

面接時に、就職できそうか、そうでないかということは重要です。面接官も就職できそうな人物かどうかみています。ですので、面接の際は就職についてしっかりした目標やビジョンがあることをアピールしましょう。

観点③|職業訓練を受ける目的が明確かどうか

職業訓練を受ける目的も非常に重要です。目的を明確にしておかないと落ちる可能性があります。人気のコースは申し込みも多いので、前職では事務の仕事をしていたので簿記の資格を取って経理関係に就職したい、というような目的をはっきりとさせましょう。

職業訓練の面接に落ちる人の特徴

職業訓練の面接に落ちる人の特徴はどういったものがあるのでしょうか。本見出しではその特徴をみていきます。

特徴①|働く意欲が伝わらない人

職業訓練を受講するに従い、働く意欲は必須です。働く意欲がない人は受講できませんので、面接ではしっかりと働く意欲があるということをアピールしましょう。

面接の際に、就職するにあたっての目標を持っていると、面接官の目に留まりやすいので、そういった準備をしっかりとして面接に臨みましょう。

特徴②|職業訓練を受ける必要がないと判断された人

職業訓練を受ける必要がないと判断された人も、職業訓練を受講することができません。職業訓練を受ける必要がないと判断される人の例としては、もうすでに資格をたくさん持っている人や、しっかりしたキャリアがある人などが該当します。

そういった人は面接で落とされる可能性が高いので注意しましょう。

特徴③|ただ資格が取りたいだけの人

就職する意思はないのに、ただ資格が取りたい人も面接で落とされる可能性は高いです。資格を取るだけなら、自分で勉強して取ることもできるし、他の学校に通うこともできます。

面接の際は資格を取りたいというだけでなく、取った資格を生かしてこういった職業に就きたいという明確な意思が必要です。

職業訓練の面接でアピールすべきポイント

職業訓練の面接でアピールすべきポイントは、主に3つあります。その3つのポイントを解説していきます。

ポイント①|社会人経験がある

社会人経験があるということは、労働経験があるので、面接の際に十分なアピールポイントとなります。面接のときは就職できそうな人物かみられますので、就職した経験があるということは強いです。

ポイント②|自分の得意分野がある

自分の得意分野があるということはひとつの強みでもあります。ですので、面接の際は得意分野をアピールすれば職業訓練を受講できる可能性が高くなります。面接官に、こういった得意分野を生かして就職したいということを伝えるのも重要です。

ポイント③|職業訓練を受ける目的や必要性を理解している 

職業訓練を受ける目的は、就職するためです。その点をしっかり理解して面接を受けましょう。職業訓練を受ける目的や必要性を理解していない人は、上手く自分の意思が伝わらなかったり、職業訓練の目的にマッチングしなかったりするため落ちる可能性が高くなります。

職業訓練の面接時の注意点

職業訓練の面接を受けるうえで、いくつか注意点があります。本見出しではその注意点を解説していきます。

注意点①|緊張しすぎない

面接の際に緊張しすぎるのはよくありません。自分の気持ちを上手く伝えられずに面接が終わることもあります。緊張のしすぎは悪い印象を与えるので、事前に練習しておくとよいでしょう。

注意点②|言いたいことは簡潔に話す

面接時の注意点としては、言いたいことは長くならずに簡潔に話しましょう。職業訓練の面接は5分~10分と短いです。気が付いたら面接が終わっていたということもありますので注意しましょう。

注意点③|ネガティブな印象を与えない

ネガティブな発言は控えましょう。職業訓練を受けたからといって就職できる自信はない、などの発言は面接官に悪い印象を与えます。悪い印象を与えるような発言を避けるために、面接にはポジティブな思考で挑みましょう。

職業訓練の面接で聞かれる質問例

実際に職業訓練の面接ではどのような質問をされるのでしょうか。本見出しでは質問の例を挙げておきますので、是非ご参照ください。

必ず聞かれる5つの質問

本見出しでは、職業訓練の面接の際に必ず聞かれる質問を5つピックアップしています。

①訓練を志望する理由

訓練を志望する理由は必ず聞かれます。興味があったからなどの発言は控えましょう。求人に応募するために資格が必要だったので、その資格を取りたいといったような、具体的な回答をしましょう。

②前職の退職理由

前職を退職した理由も聞かれます。ネガティブな理由が多いと思いますが、あまり前職への不満をいうと悪い印象を持たれますので、退職理由が次の仕事にどう生かせるかといった回答をしましょう。

③これまでのどういった求職活動をしてきたか

これまでどういった求職活動をしてきたかということを聞かれます。この質問は労働する意欲につながります。

求職活動していないのは悪い印象につながりますので、こういった企業に応募したが、こういったスキルが足りなかったため就職できなかったなど、具体的に答えましょう。

④職業訓練中の求職活動

職業訓練中に求職活動する意思があるか聞かれます。その場合は「求職活動は引き続き行っていきます」と答えましょう。職業訓練中は求職活動を辞める、といった回答は面接に落とされる可能性が高いです。

⑤就職先が決まればすぐに就職できるか

就職先が決まればすぐに就職できるか聞かれます。そのときは「はい」と答えましょう。すぐにでも就職して働く意欲があることをアピールしなければいけませんので、間違っても「いいえ」と答えることがないようにしましょう。

その他の聞かれる可能性がある質問例

その他に聞かれる可能性がある質問は以下のようになります。

  • 経歴や職歴
  • 職業訓練で何を学びたいか
  • 最後まで通うことができるか
  • 他の受講生と仲良くできるか
  • 自己PR

職業訓練の面接に向けて必要な準備

職業訓練の面接に対してしっかりと準備する必要があります。面接の準備の内容は以下のようになります。

①自分の受講したいコースを調べる

職業訓練の受講を申し込む前に、自分の受講したいコースがあるか調べましょう。職業訓練校によっては行っていないコースもあります。事前にどんなコースがあるのか調べた上で申し込みましょう。

②自己PRを練って試験対策をする

職業訓練校によっては申し込みが多い場合などは面接の他に作文を書かなければいけない場合もあります。そういった事にも備えて、事前に働く意志や職業観を明確にしましょう。職業訓練に受かるためには試験対策は必須です。

③想定質問と回答を作成する

面接時に質問される事項を列挙して、回答を作成しましょう。どんあ質問がきても答えることができるように、あらかじめ回答を用意しておくことは大切です。緊張すると上手く答えることができなくなりますので、そうならないためにも回答を準備しておきましょう。

④面接の練習をする

面接のときに緊張しないためにも、家族や友人に頼んで面接の練習をしましょう。練習のときに聞かれた質問は、本番でも聞かれる可能性が高いです。思いがけない質問に頭が真っ白にならないように、事前にしっかり練習しましょう。

⑤服装を整える

職業訓練の面接に行く際も基本的にスーツで行くのが無難です。以下の一つ目の記事では面接時にスーツを着るときのポイントを説明していますので、気になる方はご参照ください。

また私服で行く場合はカジュアルになりすぎないように注意しましょう。以下の二つ目の記事ではオフィスカジュアルのポイントを説明していますので、オフィスカジュアルがどういったものか分からない方は是非、ご参照ください。

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まとめ

本記事では、職業訓練の基本情報や、面接の際のポイントや注意点を紹介しました。面接の際は、働く意欲があるということをしっかりと面接官に伝えることが重要です。面接官の質問にはっきり答え好印象を与えるためにも事前に練習しましょう。

ここで紹介した考え方が、一人でも多くの方の参考になればと思います。

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