探偵の仕事はつらい?楽しい?探偵に向いている人の特徴や仕事内容を紹介します!

ドラマや映画で活躍している姿はよく見るものの、実際何をしているのか今ひとつ分からない探偵。仕事はつらいのか、それとも楽しいのか、また、どんな人が向いているのか。今回は知られざる探偵の仕事についてご紹介します。

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この記事の監修者

キャリアカウンセラー|秋田 拓也

厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。

■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

探偵の基本情報

まずは探偵とは一体どのような職業なのかを説明していきます。

また、全国に探偵は一体どのくらいいるのか。似たイメージのある別の職業とはどう違うのかについても触れていきます。

目次

探偵とは

探偵とはどんな仕事か。それは、探偵業に必要な規制を定めた「探偵業法」によって以下のように定義付けられています。

第二条(定義)

他人の依頼を受けて、特定人の所在又は行動についての情報であって当該依頼に係るものを収集することを目的として面接による聞込み、尾行、張込みその他これらに類する方法により実地の調査を行い、その調査の結果を当該依頼者に報告する業務を行う営業をいう。

つまり、依頼人から依頼を受けて、聞き込み、尾行、張込みなどの手段を用いて調査を行い、それを依頼人に報告する仕事ということになります。

全国の探偵の数

警察庁が公開しているデータによると、平成28年度末までに各都道府県の公安委員会に届出が出されている探偵業者は5500件以上(営業所数は5193件)

そのうちの約80%が個人、残りの約20%が法人です。

また、新規届出数と廃止届出数を見てみると、個人・法人合わせて毎年500件以上の新規届出があり、ほぼ同数の廃止届出が提出されています。

しかしながら、平成27年は廃止届出数が新規届出数を上回っているものの、それ以外は新規届出数の方が多く、探偵業者は年々微増傾向にあります。

他の職種との違い

探偵と似たイメージを持つ職業に「警察」と「興信所」があります。

どの職業も調査をしたり、尾行や張込みをする印象がありますが、それぞれの業務は探偵とどう違うのでしょうか。

各職業の成り立ちや特徴から違いを説明していきます。

警察との違い

探偵と警察は調査をするという目的は共通していますが、扱う案件の性質が違います。

探偵は民事の案件を扱いますが、一方で警察は刑事の案件を扱います。刑事事件とは法律で明文により罰則規定があるようなものをいいます。

例えば、物を盗まれた、怪我をさせられたなどが該当し、その犯人を特定して法的な罰則を与えるための調査をするのが警察です。

逆に探偵は刑事の案件を調査する権限を持ちませんので、私人同士のトラブルなどについて調査を行います。

興信所との違い

結論から言えば、今日では両者に明確な違いはありません。

しかし、その歴史を辿ると、当初は個人の依頼を受けて調査を行うのが探偵、企業から依頼を受けて調査を行うのが興信所という住み分けがなされていたようです。

繰り返しになりますが、現代ではどちらも個人・企業問わず依頼を受けているケースが多いため、就職の際はその事務所の得意分野を知り、自分のやりたいことや得意分野と重なっているかを見極める必要がありそうです。

探偵の仕事内容

続いて、探偵の仕事内容を説明していきます。

フィクションの中の探偵は華々しく活躍しているイメージがありますが、現実の探偵は一体どのような仕事をしているのでしょうか。

探偵の仕事は主に5種類ある

探偵は前述のように、依頼人から依頼を受けて調査をする職業ですが、それだけではありません。

探偵の業務は大きく分けて5種類あります。それぞれどのような仕事なのか以下でご紹介します。

①調査業務

依頼人から依頼を受けて行う調査活動には、浮気調査、素行調査、人探しなどがあります。探偵と聞いて皆さんが思い浮かべるものはこれかもしれません。

尾行や張込み、聞き込みの他、パソコンなどのデジタル機器を駆使して調査を行うこともあります。

②相談業務

探偵事務所には直接相談に訪れる方はもちろん、電話やメールなど、様々な手段で相談が寄せられますが、そうした方の対応も探偵の仕事です。

こうした相談で信頼を得なければ実際の依頼には繋がらないので、相談業務は探偵の仕事の中でも大切なもののひとつです。

③鑑定業務

指紋鑑定、筆跡鑑定、声紋鑑定、印影鑑定、DNA鑑定など、各種鑑定を業務として行っているところもあります。

鑑定にはデジタル機器を用いるため、そういったものの扱いに長けている方は活躍できるかもしれません。

④事務作業

探偵が事務業務をするのかと疑問に思われる方もいるかもしれませんが、依頼人に提出する報告書の作成や広告など宣伝に関わる業務も基本的には探偵自身が行う必要があります。

調査能力だけでなく、事務処理能力も探偵には求められます。

⑤その他の業務

別れさせ屋、電話代行、復縁工作、盗聴器・盗撮機発見等が該当します。

比重が大きいのは調査業務

調査業務が探偵の主な仕事になりますが、その調査にもいくつか種類があります。

例えば以下のような調査を行うことがあります。

例①|浮気調査

探偵事務所に寄せられる依頼の中で最も多いものが、配偶者の不貞を調べる浮気調査です。

尾行や張込みを駆使して浮気の証拠を集める他、浮気相手の特定も行います。

例②|素行調査

行動調査とも呼ばれ、対象者の素行を調査します。

浮気調査も素行調査の一種と言えますが、素行調査は浮気の有無だけでなく、対象者の人柄や性格、行動パターン、交遊関係などを広く調査します。

例③|身元調査

個人で辿るのは困難な、対象者の経歴や素性、家柄や犯罪歴の有無などの調査依頼が探偵事務所に持ち込まれる場合があります。

企業が採用時に応募者の適正を見る、あるいは個人が結婚前に相手のバックグラウンドを知る目的で行うケースなどがあります。

ただし、犯罪や差別を助長するような調査を行うことは探偵業法で禁止されています。

例④|信用調査

信用調査の対象は個人あるいは企業の経済状況や資産や債務です。

例えば、個人が債務者の弁済能力を調べたり、企業が取引先の経済状況を把握する目的で行うことがあります。

後者の調査を企業信用調査と呼ぶこともあります。

探偵の給与相場

所属する探偵事務所の規模にも左右されますが、正社員として雇用されている調査員の平均年収は約324万円。日本人の平均年収が441万円ということを考えると、やや低めといえそうです。

しかし、独立開業して個人事務所を開き、それが上手く軌道に乗れば800万円~1000万円近い年収を手にすることも不可能ではありません。

探偵事務所によって給与形態は異なる

一口に探偵事務所といっても、その給与形態は大きく分けて2種類あります。

【固定給/年俸制】

一般的な企業と同じように固定給を採用している探偵事務所の場合、毎月安定した給与を受け取ることができます。

また、経験を重ねると年俸制に移行する事務所もあるようです。

【固定給+成果報酬】

固定給に加えて成果報酬を上乗せする事務所も存在します。成果報酬は事務所によって異なりますが、例えば売上や営業成績を基準としている場合があります。

調査を成功させればそれだけ稼げる給与形態といえそうです。

能力に応じて昇給がある

探偵事務所の調査員は「どれだけ調査を行えるか」が昇給の基準になります。年齢や勤続年数による給与の増減もありますが、どちらかというと実力主義、成果主義なところがあります。

そのため、調査を成功させて売上や営業成績を伸ばすことが昇給に繋がります。

働いた分だけ高い給与が欲しいという方はやりがいを感じることができるでしょう。

また、画像や動画の加工・編集技術を持っていたり、パソコンの扱いに長けていたりと、調査の幅を広げられるようなスキルを身につけることも収入を上げる手段のひとつになります。

【参考】探偵事務所の料金相場

次に実際の探偵事務所に依頼する際の相場を確認していきましょう。

料金構成

探偵に調査を依頼する場合、どのくらいの費用がかかるものなのでしょうか。

探偵の料金は一律で決まっているわけではなく、事務所や案件によって大きく異なってきます。

しかし、一般的には以下のような構成の料金になっていることが多いです。

費用の総額=調査料金+経費+成功報酬

調査料金は主に人件費、経費は交通費や宿泊費など、そして成功報酬は一定の成果が得られた場合に依頼人が探偵に払う費用のことです。

調査項目別料金相場

探偵や興信所の調査別料金相場は以下のようになっています。

探偵の仕事に向いている人と必要な要素

続いては適正についてお話しします。

ここまで探偵の業務内容を見てきましたが、探偵として採用されるためには一体どのような要素が必要で、どんな性格の人が向いているのでしょうか。

探偵に向いている人

  • 忍耐力がある

探偵として業務を行う上で、時に長時間の尾行や長期に渡る調査をこなさなければならないことがあります。

成果が出るまでじっと待つことができる、あるいは諦めずに調査を続けることができる忍耐力を持った方は探偵に向いているといえるでしょう。

  • 社交性がある

社交性があれば聞き込みなどで情報を得やすくなるということもありますが、基本的に探偵はチームで調査を行うため、メンバーと密にコミュニケーションを取ることが非常に重要になります。

映画やドラマではひとりで調査を行うイメージもある探偵ですが、実際はチームで協力しなければ成果は上げられないのです。

  • コツコツと努力ができる

探偵の技術は少しずつ時間をかけて身体に覚え込ませる必要があり、また、そうして身に付けた技術も決して派手ではありません。

それでも地道な努力を積み重ね、技術を習得できる方はきっと、探偵として活躍することができるでしょう。

探偵に必要な要素

  • 体力

探偵の仕事に昼夜はなく、また連日尾行や張込みを行わなければならないこともあります。

折角調査を重ねてきたのに、体調を崩してこれまでの努力が水泡に帰すということがないよう、探偵を目指すなら、きつい調査にも耐えられる体力を身に付けておくべきでしょう。

  • 高い集中力

尾行をする上で大切なのは、対象者から目を離さないこと。

人混みの中にいても対象者を見失わない集中力が必要不可欠です。

  • 度胸

探偵の仕事は安全とは限りません。ときには人とトラブルになったり、法に触れないギリギリのところで調査を行うこともあるでしょう。

それでも心を乱さず挑める度胸が探偵には要求されるのです。

探偵の仕事に必須な資格・免許はない

これを持っていれば探偵を名乗れる、といった資格や免許はありません。

ですので、ここでは持っておくと便利な資格や、身に付けておくと役立つ知識についてお伝えしていきたいと思います。

あると便利な資格

探偵になるのに必ず必要な資格は必要ありません。

尾行や張込みなどといった実務的なスキルは入社後に学ぶことになるので、未経験でも意欲があれば採用してもらうことができます。

しかしながら、業務の幅を広げるという点では、普通自動車免許や士業資格、また探偵調査士検定や探偵業務管理者検定といった民間資格もあるので、持っておくと便利かもしれません。

身に着けておくと役立つ知識

探偵として活躍するためには、実務的なスキルを証明する資格だけでなく、知識も大きな武器になります。

例えば調査機材に関する知識や法令に関する知識があれば、より専門的な依頼を受けることができます。

その他、報告書などの文章作成に関する知識や、調査技術に関する知識も業務の幅を広げてくれます。

探偵の仕事に就く方法

ここまで探偵の仕事や必要な能力についてお話してきましたが、実際に探偵になるにはどうすればよいのでしょうか。

探偵になるための方法を以下にご紹介します。

①求人に応募する

「調査員」という職種で求人広告を出している事務所に応募し、採用されれば探偵になることができます。

前述のように、探偵は入社後に実務的なスキルを身に付けることを前提としていることが多いので、経験や学歴を問わない募集がたくさんあります。

しかし、事務所によっては探偵学校卒業が必須となっているところや、運転免許が必須になっているところもあるので、自分の能力や適正に応じた事務所に応募しましょう。

②探偵学校に通う

探偵のスキルや知識を磨いてから就職をしたいという方は、探偵学校に通うという道もあります。

探偵学校とは探偵を育成するための専門学校です。

尾行・張込み・聞き込みを駆使した調査の方法や、証拠を撮影するための機材の使い方、盗聴器の発見方法といった実践的なトレーニングの他、法律の基礎知識などを学ぶことができるカリキュラムが組まれています。

優秀な成績を残せば在学中にリクルートされ、そのままプロの探偵になれる可能性もあります。

③独学で学んで開業する

前述のように、これがあれば探偵を名乗れるといった資格や免許はありません。

そのため、意欲があれば独学でスキルを身に付け、そのまま事務所を開業させることもできます。

ただし、自分で開業する場合、「探偵業法」に定められた条件と手続きをクリアしなければなりません。

以下は探偵業法について記されたページです。事務所の開業についてもう少し詳しく知りたい方はぜひ参考にしてみてください。

探偵業法 第三条・第四条

探偵の仕事は門戸が広い

繰り返しになりますが、探偵に必須な資格や免許はありません。また、基本的に年齢や性別といった制限もありません。

つまり、意欲と適正さえあれば、誰でも挑戦することができるので、探偵は広く開かれた職業と言って良いでしょう。

まとめ

創作とは異なり、地味な業務が多い探偵ですが、こつこつと努力ができる方や頑張った分だけ稼ぎたい方にはやりがいを感じられる職業と言えます。

また、年齢や性別などの制限がなく、誰でも挑戦できることも大きな魅力のひとつでしょう。
意欲と実力が物を言う探偵の世界。気になった方は、飛び込んでみてはいかがでしょうか。

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