「勉強になりました」は正しい敬語表現!意味や使い方・類語表現も紹介します。

「勉強になりました」という言葉を使ったことがありますか。メールやビジネスシーンで「勉強になりました」が自然に使えるととてもスマートです。今回は「勉強になりました」について解説します。「参考になりました」との違いや、感謝の気持ちを伝える場面での使い方などもご紹介していますので、ぜひ参考にしてください。

「勉強になりました」は正しい敬語表現

「勉強になりました」は正しい敬語表現です。敬語なので、上司や取引先の方など目上の人へ向けて使えます。「大変勉強になりました」と「大変」を付けても使えます。

ただし、目上の人に使うからと言って「お勉強になりました」「勉強にいたしました」などとは言いません。誤った敬語表現にしないよう注意しましょう。

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「勉強になりました」の使い方と類語・言い換え表現

以下では「勉強になりました」の使い方や類語などについて解説します。

目次

使い方①|自分にとって利益となるものがあったことを表現する

1つ目は「自分にとって利益となるものがあったことを表現する意味」での「勉強になりました」です。

  • 彼のやり方を間近で見て、要領良く仕事を進める方法がわかりました、勉強になりました
  • いつも部下に頼んでいる仕事を自分でやってみて、いかに大変かがわかりました、勉強になりました

この「勉強になりました」は、自分にとって利益となったものを「勉強」に例えています。

どんな事柄であっても、それが自分の利益となったと感じたときに、この「勉強になりました」が使えます。

類語・言い換え表現

  • 彼のやり方を間近で見て、要領良く仕事を進める方法がわかりました、自分の為になりました
  • いつも部下に頼んでいる仕事を自分でやってみて、いかに大変かがわかりました、やってみて良かったです

自分の利益となったことを「勉強になりました」と表現する場合の類語は「為になりました」「~して良かった」です。

どちらも「勉強になりました」よりも具体的な表現で、その事柄が自分にとってどんな利益になったかを伝えようとしています。

使い方②|知識や体験に接することができる

2つ目は「知識や体験に接することを表現する意味」での「勉強になりました」です。

  • 先生のお話を聞いて、税制についての疑問が解けました、大変勉強になりました
  • インターンに参加したことで、現場の仕事を経験できました、勉強になりました

この「勉強になりました」は、主に知識や体験に接したときに使います。講義や講話、特別な場所での経験などが自分にとってプラスとなったことを表しています。

類語・言い換え表現

  • 先生のお話を聞いて、税制についての疑問が解けました、学習いたしました
  • インターンに参加したことで、現場の仕事を経験できました、学ばせていただきました

知識や大変に接することができた意味での「勉強になりました」は、「学習しました」「学びました」などに言い換えられます。

「勉強」を学習や学びという言葉に変えて、自分がその知識や体験を吸収した、ということを伝えています。

使い方③|有用な情報を得たことに感謝の気持ちを伝える

3つ目は「有用な情報を得たことに感謝の気持ちを伝える意味」での「勉強になりました」です。

  • 本日は貴重なご意見をいただき、大変勉強になりました
  • 部長からのご意見があったからこそ、今回の商談は上手くまとまりました、勉強になりました

この「勉強になりました」は、相手への感謝として使われます。相手から得られた情報などによって、自分が助けられたと感じたときにも使えます。

類語・言い換え表現

  • 本日は貴重なご意見をいただき、大変参考になりました
  • 部長からのご意見があったからこそ、今回の商談は上手くまとまりました、ありがとうございました

有用な情報を得たことを意味する「勉強になりました」は、「参考になりました」「ありがとうございました」などに言い換えられます。

ただし「参考になりました」は目上の人へは使いません。

これは「参考になりました」という言葉自体に問題があるのではなく、「参考(足しにする=足しになる程度)」が言葉の意味として目上は失礼だからです。

相手が目上の人の場合は「ありがとうございました」など、お礼の言葉を選んだ方が良いでしょう。

「勉強になりました」を使う時の注意点

「勉強になりました」にはいくつかの注意点があります。

何度も使うと言葉が軽くなる

「勉強になりました」は何度も使うと言葉が軽くなります。言葉が軽くなるとは、簡単に言えば「社交辞令のように聞こえる」という意味です。

「勉強になりました」は、自分がその対象について「学んだ・為になった」と深く感じたときにだけ使った方が良い言葉です。

小さな気付きや、一般的な知識の習得などにも「勉強になりました」を使ってしまうと、相手や周囲から「社交辞令として言っているだけだろう」と思われやすくなります。

何が勉強になったのかを併記する

「勉強になりました」というからには、なにがどのように勉強になったのかを併せて伝えるべきです。「○○が○○と初めて知りました、勉強になりました」などがその例です。

この「何が勉強になったのか」という部分が明確であれば、先に解説した「社交辞令」とは思われにくくなります。

勉強になった結果どんな変化が生じたのかを伝える

自分が勉強になったと感じたとき、その学びによって「自分にどんな変化が生じたのか」ということも伝えるよう意識しましょう。

「○○を経験したことで○○について知れました、大変勉強になりました。これからは○○に力を入れようと思います」などがその例です。

勉強になったことをきっかけに、自分がどう変わろうとしているのか、自分の意識や行動にどんな変化が生じたのか、ということを伝えると「勉強になりました」の信憑性が高くなります。

状況や立場によっては使わない方が良い

「勉強になりました」を使わない方が良い場面もあります。

  • ①お金など対価を払って情報を得ている場合
  • ②勉強気分でいるべきではない場合

①の場合は、お金など対価を支払っているので「勉強になりました」を使うには違和感があるかもしれません。この場合は「ありがとうございました」などお礼に留めておいた方が良いでしょう。

②は、感謝よりもお詫びを伝えた方が良い場面です。

例えば取引先の人からお叱りを受けたときなどです。「勉強になりました」は感謝のニュアンスが強い言葉なので、相手に迷惑や不快感を与えた場合には使えません。

「申し訳ございません」「至りませんでした」「ご迷惑をおかけいたしました」など、お詫びの言葉の方が適しています。

「勉強になりました」の英語表現

「勉強になりました」は英語で「I learned a lot」と表せます。

  • I learned a lot today. Thanks so much(本日は大変勉強になりました)

「勉強になる」を直訳すると「became study」ですが、日本語の「勉強になりました」のニュアンスを伝えるなら「I learned」を使った方が自然です。

他にも「I learned a ton today」などton(すごくたくさんの)も使えます。

「勉強になりました」と言われた時の返し方

相手から「勉強になりました」と言われたときの返し方は主に2つあります。

恐れ入ります

まずは「恐れ入ります」です。「恐れ入ります」は相手の言葉に伏す意味を持った言葉で、頭を下げながら相手の言葉を受け止めるニュアンスがあります。

  • ○○さんの公演会では本当に勉強にさせていただきました-恐れ入ります、そう言っていただけて何よりです

「ありがとうございます」でも悪くはないのですが、「ありがとうございます」だと相手の言っていることを100%肯定しているニュアンスです。

「恐れ入ります」の方が控え目で印象も良くなります。

こちらこそ、勉強させていただきました

次に「こちらこそ、べんきょうさせていただきました」です。これは「恐れ入ります」と違って、軽い否定と謙遜を伝えます。

  • ○○さんがまとめてくださった資料は大変勉強になりました-こちらこそ、べんきょうさせていただきました

この返しで言っているのは「とんでもない、あなたがこの機会をくれたから私も勉強になったのです」というものです。

相手からの感謝の言葉をやんわりと否定して、反対に勉強させてもらったことへの感謝を伝えます。

まとめ

今回は「勉強になりました」について解説しました。「勉強になりました」には、実際に自分の学びとなった、という意味以外にもお礼のニュアンスがあるとわかりました。

「勉強になりました」を上手く使って、相手から「教えて良かった、経験してもらって良かった」と思ってもらえるような会話を心がけましょう。

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