面接では趣味を聞かれますが、筋トレや漫画という答えが多く、読書や英語の勉強と答えた方が魅力的だと言えます。特に、趣味が読書だけではジャンルが曖昧なので、明確にした方が良いと考えられます。本記事では、まず趣味を読書と伝える際のポイントや注意点について。次に、読書以外に考えられる趣味5選をお伝え致します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
面接で趣味を読書と伝えるのは良い
就職活動では、面接で趣味を聞かれることがありますが、読書が趣味だと答えることは以下の理由によって、良いと考えられます。
- 幅広いジャンルを読むことで知識が増える
- 書籍を接点として共通の話題が作れる
- 読んだ本の内容に対して議論ができる
このように、趣味が読書であるとメリットがあるだけでなく、面接官に対してもアピールの材料となるため推奨されます。
趣味で読書を伝える際のポイントと注意点
前述の見出しにて、面接では趣味が読書と伝えることが良いと解説致しましたが、どのように伝えるべきか迷う方もいらっしゃると思います。
この見出しでは、趣味で読書を伝える際のポイントと注意点をそれぞれ2つずつお伝え致しますので、ぜひご活用ください。
趣味で読書を伝える際のポイント
以下では、面接において趣味で読書を伝える際のポイントを2つご説明致します。
初対面の人に対して、趣味が読書と言うとやや曖昧な内容となってしまうため、相手が具体的なイメージを持つよう配慮することが必要です。
ポイント①|ジャンルを絞る
1つ目のポイントは、読書するジャンルを絞ることです。例えば、代表的な書籍のジャンルとしては以下のようなものが挙げられます。
- ミステリー
- ロマンス
- ファンタジー
このように、自分が特に好きなジャンルを冒頭で伝えることにより、聞き手はジャンルの内容から大まかな話の内容をイメージできます。
仮に、漠然とストーリーを説明したり、タイトルや作者の名前を述べても、聞き手の理解に役立つとは限らないため気をつける必要があります。
ポイント②|お気に入りの1冊を選ぶ
2つ目のポイントは、よく読むジャンルの中から特にお気に入りの1冊を選び、例として提示することです。
- コナンドイルの「緋色の研究」
- エラリークイーンの「アメリカ銃の謎」
例えば、ミステリー小説が好きだと答えたならば、このようにお気に入りの本が何というタイトルで、誰によって書かれたかを伝えます。
そうすることで、聞き手も読んだことがあれば話題が盛り上がり、知らなければお互いのおすすめを共有し合うことも可能になるからです。
趣味で読書を伝える際の注意点
以下では、趣味で読書を伝える際の注意点を2つご紹介致します。
面接では、質問に対して的確かつシンプルに答えることが必要であり、だらだらと伝えてしまうと高評価には繋がりません。
流れとしては、まずはじめに結論を述べてから、次にその理由という2点を意識して伝えれば良いと考えられます。
注意点①|結論から述べる
1つ目の注意点は、面接官から聞かれた質問に対して、結論から述べるということです。
- 趣味は読書で、特にミステリーが好きです。
- 読書が趣味であり、ロマンスが好きです。
例えば、「あなたの趣味は何ですか」と聞かれたら、最もわかりやすい答えは、結論にあたる内容を伝えるこれらの答えになります。
仮に、「なぜ読書が好きか」や、「どのようなきっかけで読書を始めたか」を答えてしまうと、質問に対してズレた答えとなってしまいます。
注意点②|理由を説明する
2つ目の注意点は、趣味が読書だという理由を説明することです。理由とは、「なぜ」に対して、「〜から」を説明することです。
- 毎回違う世界の話を満喫できるから
- 読書好きの人と意見交換ができるから
- 読んだ本に感想を書くのが楽しいから
例えば、読書を趣味としている人は、これらのような理由を持っていることが考えられます。
理由に正解や不正解はありませんが、面接官を納得させるつもりで、2、3の理由をあらかじめ考えておくことが推奨されます。
趣味で読書を伝える際の例文
前述の見出しにて、趣味で読書と伝える際にはポイントと注意点があるとわかりましたが、実例を知りたいと感じた方も多いと考えられます。
そこでこちらの見出しでは、趣味で読書を伝える際の例文として、3つをご紹介致しますのでご参照ください。
例文①|ビジネス系
1つ目の例文は、ビジネス系の書籍を読む場合です。ビジネス系とは、仕事に役立つ知識やノウハウなどをまとめた実践向けの書籍となります。
私の趣味は、ビジネス系の本を読むことであり、最近読んだ中では「ハーバード式超効率仕事術」がお気に入りの1冊となります。
この本は、多忙な中でどのように仕事を効率良く行うかを解説しており、バイトや授業で追われる中で結果を出すために役立ってきました。
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上述の例では、何のジャンルが好きかを冒頭で伝えて、お気に入りの1冊とその理由が述べられています。
例文②|小説系
2つ目の例文は、小説系の書籍を読む場合です。小説系は、様々な種類がありますがミステリー小説が最も多く、就職活動向けであると言えます。
私は、ミステリー小説を読むことが趣味であり、特にコナンドイルの書いたシリーズを、英語版と日本語版で繰り返し読むよう心がけています。
海外のミステリー小説は、原文だと表現が難しく内容がわからないこともありますが、日本語版と合わせることで英語の学習にも繋がっています。
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こちらの例では、有名なミステリー小説を用いて、英語の習得に役立てていることもアピールできています。
例文③|自己啓発系
3つ目の例文は、自己啓発系の書籍を読む場合です。自己啓発系とは、仕事に対する考え方や向き合い方を学べるジャンルの本となります。
私は、趣味の読書において自己啓発系を気に入っており、特にスティーブンコーヴィーが書いた「7つの習慣」という本が一押しです。
大学に入るまで、読書の習慣は無かったですが、自分を変えたいと思い、この本を読んで実践したことで、積極的な姿勢を示せていると思います。
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この例では、好きなジャンルからお気に入りを説明した後、なぜ読書を始めてどのような成果を得たのか、背景がわかりやすく伝えられています。
読書以外に考えられる趣味5選
ここまで、趣味を読書として様々なポイントをご説明してきましたが、読書を趣味と言うのは難しいと感じた方もいらっしゃると考えられます。
そこで本見出しでは、この記事の締めくくりとして読書以外に考えられる趣味5選をお伝え致しますので、悩んでいる方はぜひご活用ください。
趣味①|スポーツ
1つ目の趣味はスポーツであり、体を動かして健康状態を上げることができれば、どのような競技でも良いと考えられます。
- 1つのことを続ける姿勢をアピールできる
- 健康で心身の状態が良いと伝えられる
- 一緒の趣味を持つ人と繋がりを作りやすい
これらが、趣味としてスポーツを行うメリットとなりますが、社会人ではマラソンやゴルフなどが年齢を問わず人気のスポーツに当てはまります。
入社後、クラブ活動を行なっている会社があり、面接官もスポーツ好きなケースも考えられるため、最も推奨される趣味と考えられます。
趣味②|料理
2つ目の趣味は料理であり、お弁当を毎日作っているなどのエピソードを披露できれば、面接官の印象にも残りやすいと考えられます。
- 研究熱心で、向上心があると伝わる
- 若いのにしっかりしてるとアピールできる
- 体調管理に気をつけていると言える
このように、料理を趣味とすることでいくつかのメリットがありますが、学生であれば意外性があると思われるきっかけになると考えられます。
近年では、社内や関連会社内で婚活を推進している企業もあるため、高評価に繋がる可能性もあると期待されます。
趣味③|音楽
3つ目の趣味は音楽で、多彩なジャンルをカバーしておくことで面接官との話題も広がると考えられます。
- 幅広い年代や国の人との共通言語になる
- 歌う事に繋げれば違うアピールもできる
- 楽器の演奏ができれば違いが伝わる
このように、音楽を趣味とすればそれ自体で大きなアピールができるだけでなく、歌や楽器など違う面で自分の特徴を伝えやすいと考えられます。
面接では、様々な年代の人が担当するため、出来るだけ多くをカバーし、新たなジャンルは試す姿勢を見せれば会話が盛り上がることもあります。
趣味④|旅行
4つ目の趣味は旅行であり、冒険心を持って新たな世界に向かうという、活動的な人間性を伝えることができます。
- 異国やその文化に興味と理解があると言える
- 計画を立てて実行に移す行動力が伝わる
- 志望先企業の海外拠点に話を繋げられる
このように、趣味が旅行であれば面接においてアピールする点も多種多様になり、志望動機や自己PRとも話を繋げやすくなります。
また、年代の高い面接官は旅行が趣味という人も多く、これから行きたい国という話題でおすすめを聞く機会を得られるかもしれません。
趣味⑤|ガーデニング
5つ目の趣味はガーデニングで、家から出られない中でも趣味を楽しんでいるという、一風変わった印象を残すこともできます。
- 若者では珍しいと印象に残りやすい
- 育成好きという点をアピールできる
- 歳上世代の趣味と共通性が高い
このように、ガーデニングが趣味だと他の学生より特に印象が強く、また役員職の人からは共感を得やすいことが特徴として挙げられます。
採用活動では、面接官は似たような趣味をひたすら聞くため、あえて違う趣味をアピールすることで、興味を持ってもらえる可能性もあります。
まとめ
本記事では、面接において趣味を読書とすることは良く、伝える際にはポイントと注意点がそれぞれ2つずつあることもわかりました。
また、読書を趣味とした場合の例文に加えて、読書以外の趣味も5つご紹介致しましたので、ご自身の状況に応じてご活用頂ければ幸いです。