「満◯歳」とは?|数え方や記載する際のポイントを徹底解説!

満〇歳とは就活だけでなく、一般社会でも頻繁に使用される言葉です。年齢の数え方には満年齢(満〇歳)と数え年がありますが、日常で使用するのは満年齢です。学生からするとあまり聞きなれない言葉かもしれませんが、今時点の年齢を聞かれているだけなので、不安に思うことはありません。今回は満〇歳について詳しくお伝えします。

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この記事の監修者

キャリアカウンセラー|秋田 拓也

厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。

■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

「満◯歳」とは

年の数え方には2種類あります。それは満〇歳(満年齢)と数え年です。一般的に使用されるのは満年齢で、数え年は厄や七五三などで使用される他にはあまり接する機会はありません。今回は満年齢について説明します。

目次

現時点での年齢のこと

「満年齢でお答えください」と言われると「満とは何だろう。『今年で〇歳になる』という考えでいいのかな」と考えがちですが、それは誤りです。

このような質問をされた場合、4月生まれだろうと3月生まれだろうと、現時点での年齢を答えてください。

これまでに留年・浪人をしていない場合、就活をしている年齢は21~22歳です。大学4年生の5月の時は「4月生まれの人は22歳」、「3月生まれの人は21歳」と答えることが正解です。

早生まれは考慮しなくて良い

上記でお伝えした通り、「満何歳ですか」と聞かれたときはその時点での年を伝えたら大丈夫ですので、「早生まれだから12月以前に生まれた人よりも1歳下になるのかな」などと考える必要はありません。

敢えて「満〇歳で教えてください」と言われる理由は数え年と区別するためです。日常生活をしていく中で数え年を意識することはほとんどありませんので、深く考えず今の年齢を堂々と伝えるようにしてください。

「満◯歳」と「数え年」の違い

満〇歳と数え年の違いについて説明します。満〇歳の場合は生まれた年を0歳とカウントするのに対し、数え年は生まれた年を1歳と数えます。

つまり2020年5月現在で1994年4月生まれの方の場合は、満〇歳では満26歳、数え年では27歳ということです。年齢が増えるタイミングも満〇歳は誕生日であり、数え年は元旦という違いがあります。

「満◯歳」を就活で記載する際のポイント

満〇歳=今時点の年齢ということはおわかりいただけたと思います。ここからは、就活での満〇歳の使い方について詳しく解説をします。

使い方を誤ると、人事担当者にあなたの年齢が正しく伝わらなくなる恐れがありますので、注意してください。

ポイント①|和暦と西暦のどちらでもよい

履歴書には生年月日を記載する箇所が必ずあります。「 年 月 日」とだけ書かれており、和暦と西暦のどちらで記載をすべきか迷うという方がいます。結論としてはどちらでも問題ありません。

明らかに「年」を記入するスペースが狭い場合は西暦の方が無難ですが、スペースに余裕がある場合は、和暦でも西暦でもあなたが記入しやすい方を選択してください。

ポイント②|履歴書の日付に合わせた年齢にする

就活中に誕生日を迎える方はたくさんいます。

このときに「履歴書の年齢は『履歴書を書いた時点』と『履歴書を提出する時点』のどちらが良いのか」という疑問が沸きます。この場合は「履歴書の上部に記載する日付」に合わせて年齢を記入してください。

例えば、1998年年5月10日生まれで5月9日に履歴書を書いたとき、満22歳と記載してしまうと生年月日の矛盾が発生してしまいます。この場合は満21歳と書くことが正解です。優先すべきは「履歴書の日付」ということに注意しましょう。

履歴書を書く場合の年号のマナー

履歴書は事実しか書けません。そのため、資格がない人はどうしても空欄が目立ちます。とは言っても、持ってもいない資格を書いたり学歴を詐称することは絶対にやめましょう。

資格や学歴以外に人事担当者へアピールできるのは履歴書の読みやすさです。細かく説明します。

マナー①|和暦・西暦の統一

履歴書には生年月日の他、学歴や資格取得年月などの年を記載する箇所があります。

「満〇歳を就活で記載する際のポイント」でも説明しましたが、和暦でも西暦でも使いやすい方で記入する形で問題ありません。ただし、一度どちらを使うかを決めたら混在しないように気を配りましょう。

学歴は和暦・資格取得年月は西暦という書き方をしてしまうと、人事担当者から見て、どのタイミングで資格を取得したのかや留年・浪人の有無などが確認しずらく、とても不親切な履歴書になってしまいます。

マナー②|和暦は略さない

和暦を使用する場合は昭和ならS、平成ならHなどと略して記入することがないようにしましょう。

略されていてもどんな意図で使っているのかはわかります。ですが、「意図が伝わる=親切」ではありません。書類選考における履歴書は大変重要な役割を持っています。

履歴書は事実しか書けない以上、如何に丁寧に書けるかが重要です。人事担当者はあなた以外にもたくさんの履歴書に目を通しています。悪い意味で目立つことのないようにしましょう。

マナー③|企業から和暦・西暦の指示がないか確認

基本的に和暦・西暦のどちらで書くかは自由ですが、企業から指示があるのであれば話が別です。

このような場合は、企業からの指定フォーマットを使う形式の履歴書が多いのですが、説明を読まずに思い込みで自由気ままに和暦・西暦を使ってしまうと、それだけで書類選考落ちの可能性が高まります。

企業指定のフォーマットがある場合は、記入ルールを熟読して単純ミスをしないように注意してください。

満年齢早見表

現在就活をしている方向けに簡単な満年齢早見表を準備しました。

年度形式にしているので、早生まれの方も見やすいです。不安な方は参考にしてください。

まとめ

今回は満〇歳について解説をしました。

満年齢は市役所などの公の書類にも使用される一般的な用語です。ですが、学生の頃は満年齢という言葉を耳にすることがほとんどないので、満〇歳という言葉にピンとこない人も多いでしょう。

今時点での年齢を素直に答えるのが正解ですので、深く考えすぎないようにしてください。

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