日立システムズは、日立製作所の子会社です。本記事では、日立システムズの平均年収や初任給、ボーナス、採用情報などを解説しています。本記事を読めば、日立システムズのお金に関することがわかります。残業はあるのか、評判はどうなのかなど、気になるポイントも解説するので、ぜひご一読ください。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
日立システムズの平均年収
本記事は日立システムズの公式HP、採用HPなどの公的なデータおよび口コミ・評判系サービスの情報を用いて作成しております。
まずはじめに日立システムズの平均年収を紹介します。
カイシャの評判によると、日立システムズの平均年収は565万円(35.2歳)でした(2020年4月時点)。
次の表は35歳での平均年収を550万円として、各年齢の平均年収を国税庁が発表している民間給与実態統計調査の賃金カーブを算出しました。
職種ごとの平均年収
職種ごとの平均年収は以下の通りです。
あくまでカイシャの評判に情報提供した方の平均年収なので、実際の平均年収とは異なりますが、参考にご活用ください。
学歴ごとの平均年収
日立システムズの学歴ごとの平均年収の公開情報はありません。以下は口コミサイトからデータを収集しました。
口コミによると、新卒採用の大卒は最初は300万円代からスタートして、30代前半で少なくとも500~600万円貰うようです。
高卒は、中途採用の求人しか公開されていません。年収は30年勤めている方で600万との口コミがありました。入社10年の大卒の給料と同等なので、これは少ない気がします。
また中途採用で活躍する人はごく一部で、なかなか厳しい状況のようです。採用される人数もあまり多くありません。
日立システムズの初任給
リクナビに掲載されている、日立システムズの新卒採用情報によると、初任給は以下の通りです。
ここに家族手当や家賃補助など、各種手当てや福利厚生が付きます。
高卒の新卒求人は公開されていませんが、エン転職の中途採用の情報によると、人事労務の仕事で初任給は月給22~32万円とのことでした。
日立システムズのボーナス
日立システムズのボーナスは、6月と12月の年2回あります。
口コミによると、ボーナスは入社1年目の夏は寸志として10万円程度が支給され、それ以降は自分の等級に応じた基本額と部署の業績や個人評価が加味された金額が支給されるそうです。
ボーナス額は年収500万円の社員で年100万円との口コミがありました。
日立システムズの年収・給与に関する評判
ここでは、カイシャの評判から日立製作所の年収・給与に関する評判を紹介します。
一般サラリーマンの平均年収より高いです。残業時間はしっかりと管理され、それに基づいて残業代が支払われます。
ある程度高収入ではあることです。私の例では、同世代の日本国民の平均所得より約200万円高く、同世代の会社員の平均所得より約100万円高い感じです。
口コミによると、日立システムズの年収は一般的なサラリーマンの平均よりも約100万円高いようです。残業代も働いた分だけきちんと支払われるので、安心感があります。
ほとんどが残業代。基本給は安く、残業がなければ月手取り15万円くらいだと思う。
基本給は高くない。家族手当が大きい。未婚者はつらいと思う。
未婚の40歳位だと残業を除くと総支給は400万ジャスト位。
残業がないとやっていけない。残業だけで月に10万は超える。
しかし年収に占める残業代と手当の割合が大きく、基本給が少ないことを嘆く声がありました。基本給だけで見れば、40歳になっても年収400万円程度だそうです。
残業だけで月10万円を超えることが多いため、全て込みの年収は高いですが、長時間の残業と基本給の安さに不満を持つ人もいるようです。
日立システムズの年収が高い理由
国税庁の民間給与実態調査によると、2018年の日本の平均年収は441万円でした。日立システムズの平均年収565万円は平均より100万円以上多いことがわかります。
日立システムズは日立製作所のグループ会社のため、経営が安定していることが理由でしょう。また、単純に残業が多いことも理由の1つと考えられます。
日立システムズの基本情報
ここからは日立システムズの基本情報をご紹介します。以下の情報は、日立システムズの公式HPとリクナビの情報を参考にしています。
企業情報
まずは基本データとして会社概要をまとめました。売上と従業員数は日立システムズ全体の数字です。
福利厚生・休暇制度
日立システムズの採用情報では、福利厚生・休暇制度の一部が紹介されています。
<福利厚生>
- 各種健康診断
- 住宅融資
- 財形貯蓄
- 持株制度
- 独身寮
- 全国各種保養所
- リゾート施設
- 日立グループ共同経営の託児施設
- ベビーシッター費用補助
<休暇制度>
- 完全週休二日制(土曜・日曜)、祝日、メーデー、創立記念日、年末年始な
- 年間休日126日
- 年次有給休暇24日(半年休制度あり)
- 慶弔休暇
- 育児休暇
- 介護休暇
- 家族看護休暇
- 配偶者出産休暇
- リフレッシュ休暇(勤続10年以降、5年おきに年休とは別に5日/年付与、25年は10日付与)
社風・経営理念
日立システムズは、従業員基点の経営の仕組みとして「日立システムズWay」を定め、推進しています。これは以下の3つに基づいて実践されます。
<企業理念>
当社は、業界の先駆的企業としての経験と誇りを以って、 情報技術・製品・サービスの開発と提供を通じ、真に豊かな社会の実現に貢献する。
また、人の持つ無限の可能性と人間性を尊重し、 お客さまに一番近い存在として、満足と感動をもたらす新たな価値を創造する。
<経営ビジョン>
世界につながる人財と先進の情報技術を組み合わせた独自のサービスを創造し、お客さまからすべてを任せていただけるグローバルサービスカンパニーになる。
<行動指針>
- 社会貢献
- 人間性尊重
- お客様視点
- チャレンジ
- グローバル
- ユニーク
- スピーディー
ビジネスモデル
日立システムズは、日立グループの情報通信事業分野の中核企業です。
2011年に日立グループの日立電子サービスと日立情報システムズが合併して、日立システムズと名乗るようになりました。日本全国にサービス拠点を持ち、海外にも進出しています。
システム開発から保守・運用まで手掛け、ネットワーク事業や情報通信機器・ソフトウェアの販売も行っています。
具体的には、日立グループで使用するシステムの開発・運用をはじめ、様々な業界の顧客にITサービスを提供しています。
IT業界におけるポジション
業界動向サーチによると、2019年のIT業界の売上・シェアランキングで日立グループは第4位に位置しています。
日立グループの情報通信事業の中核を担うのは、日立システムズの他に日立ソリューションズがありますが、合算した数値だとしても、IT業界ではトップレベルです。
ちなみにIT業界の売上高・シェアランキングの上位3位は以下の企業です。
- 1位 富士通
- 2位 NEC
- 3位 NTTデータ
これらが日立システムズのライバル企業です。口コミによると、特に富士通は、競合したり協力関係になったり、関係が深い企業のようです。
将来性
日立システムズの親会社である日立製作所は、総合電機メーカーとしては日本最大の巨大企業です。
日立システムズは、その日立グループのシステム面を担う企業であり、日立グループ内で使用するシステムの開発・運用だけでもかなりの売上になります。
それだけでなく、金融関係や自治体・官公庁などの太い顧客を持っており、不況時でも安定した売上が期待できます。
会社内では、成長のためには革新が必要との意見もあるようですが、経営基盤がしっかりしているので日立システムズが潰れることはまずないでしょう。
日立システムズの採用情報
日立システムズは新卒採用では、以下の3つの職種を募集しています。
- システムエンジニア(SE)
- コンサルティング営業
- カスタマエンジニア(CE)
採用人数は、過去3年間は170名程度でした。以下は、採用実績校の一部です。
北海道大、東北大、東京大、大阪大、慶應義塾大、明治大、立教大、青山学院大、上智大、早稲田大、法政大、中央大、一橋大、横浜国立大、名古屋大、金沢大、京都大、同志社大、神戸大、関西学院大、九州大 など
日立システムズは、国公立大学をはじめ、全国の大学から新卒を採用しています。
まとめ
この記事では、日立システムズの年収について解説しました。
日立システムズの経営は安定しており、年収も全国平均に比べると高いです。
残業が多いなど悪い評判はありますが、IT業界では割と一般的なことなので、どう捉えるかは人によるかもしれません。