上司が嫌いだと、仕事が嫌になります。辞めたいと感じる場合もあり、限界を超えてしまうと病気にすらなります。そんな人は悩みながら対処法を探しているのではないでしょうか。態度に出て険悪になる前に、改善したい人も多いです。嫌いな上司の特徴をまとめ、対処法をご紹介します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
上司が嫌いだとストレスを抱える人は多い
会社勤めでは、上司が嫌いだとストレスを抱える人は多いです。会社に行くのも辛くなるほどです。仕事内容や報酬に文句はなくても、人間関係により精神的な病になる人も珍しくありません。
会社を退職する最も多い理由と言っても過言ではないのです。できる限りストレスなく働けるよう、本記事をご活用ください。
嫌いな上司の特徴5選
嫌いな上司には特徴があります。人により嫌いの感覚は違いますが、嫌われる可能性が高い特徴を5つご紹介します。
特徴①|ネチネチ言う
いつまでもネチネチ言う人は、上司に限らず嫌われます。過去のことを持ち出し、後ろめたい気持ちにさせられます。仕事面だけでなく、プライベートの内容を口出しされると嫌いになります。
業務でミスをしてしまうことは、誰にでもあります。いつまでも掘り返して説教する上司は、部下には天敵とさえ感じるのです。
仕事では一言で済ませる内容は、端的にまとめて会話をしたいと考えます。ネチネチと1つのことにこだわる上司は、嫌われの的です。
特徴②|いつも機嫌が悪い
仕事に真剣なのは良いですが、いつも機嫌が悪いのは嫌われる特徴になります。上司も人間なので、機嫌が悪い時があるのは誰もが理解できます。
頻度の問題です。1週間の中で機嫌が悪い日が3日もある上司は、嫌われやすいです。また、本当は機嫌が悪いわけではなく、機嫌が悪そうに見えるのも嫌がられるのです。
機嫌が悪いのを人にまき散らしていると感じるのです。あなたも本当は上司に相談したいけれど、相談できずにいるかもしれません。
特徴③|細かい指摘が多い
細かい指摘が多い上司は、近寄りたくありません。仕事内容の指摘なら理解できる場合がありますが、制服の着こなしなどを指摘されると嫌になります。
書類の誤字脱字ばかりを指摘する上司は、もっと全体を把握してほしいと感じます。ネクタイが歪んでいると指摘されるのでなく、成長のための指摘をしてほしいのです。
小さなことに目を向けるより、大きな世界を見せてくれる上司を望む新入社員は増えているのです。
特徴④|服装が乱れている
服装の乱れは、心の乱れです。服装だけでなく、髪型もセンスが問われます。見た目が重要なのは、社外だけではありません。
清潔感を持ち、真摯な態度で背中を見せてほしいと感じているでしょう。服装が乱れていると、特に女性社員から嫌われるのです。
誰もがいつも清潔で整った服装を心がけて欲しいと願っています。好かれる上司は、外見にも他人にも気を使えます。
特徴⑤|体臭ケアを怠っている
体臭ケアができていないと、致命的に嫌になります。誰もが臭いには敏感です。トイレで食事をしたいと感じないのと同様に、くさいと感じる人に近寄りたいとは感じません。
香水を使用する必要はありませんが、制汗剤や洗濯を丁寧にしてほしいと願うのです。加齢臭が気になる場合でも、適度に着替えるなどの配慮をしてほしいのです。
細かな気の使い方ができない上司は嫌われます。
その他の特徴
上記以外にも、嫌われる上司の特徴はあります。以下にまとめます。
- 攻撃的な人
- タイミングが悪い
- 自分の昇進のみを考える
- チームワークを乱す
- 目線が鋭い
どれも他人への配慮が足りないと起こるものです。嫌われる上司の特徴とは、部下への気遣いができない人です。
上司自身が意識していない場合もあり、無頓着は他人をイライラさせます。人をまとめる上司は、部下への配慮も学んでいただきたいと考えられているのです。
重症度別|上司が嫌いな時に時の対処法
嫌いな上司ができてしまうと、仕事自体が嫌になることが多いです。対処法を学び、仕事を続けられるよう努力してみてください。以下に重症度の大小別で対処法を説明します。
重症度小
細かい指摘が多い上司や、威圧的な上司がいる場合です。嫌いにはならなくても、苦手と感じる程度のものです。重症度が小さい場合、対処はしやすく仕事に影響は出にくくなります。
対処法①|指摘されないよう完璧な仕事を心がける
仕事内容に指摘をしてくる上司がいる場合、これ以上ないレベルで仕事を行いましょう。上司が指摘する内容は、新入社員に努力が足りない場合がほとんどです。
上司には見えている内容が、あなたには見えていない可能性が高いです。上司が嫌いでも、仕事を完璧に行うと違った一面を発見できることがあります。
対処法②|あえてコミュニケーションをとる
上司とあなたの考え方が違うと、苦手意識が生まれやすいです。意見や価値観、仕事に対する意識を一致させる努力を行いましょう。考え方が共有できれば、嫌いと感じていた部分が理解できることがあります。
飲み会を誘われるばかりでなく、誘う経験もしてみましょう。上司の愚痴を聞きだせれば、信頼関係は構築できます。
上司も人間ですので、部下に伝わらないジレンマを抱えていることは多いです。理解度を高める努力をしてみてください。
重症度大
ネチネチ言う頻度が多かったり、体臭ケアを怠っている上司が嫌いな場合は重症度が大きいです。生理的に拒絶反応を示している可能性もあります。
重症度が大きい場合は、直接的に上司に意見すると関係がこじれることが多々あります。対処法は以下の通りです。
対処法①|上司が嫌いな人で仲間を作る
個人で上司に対応するのを辞めます。重症度が大きい場合、他の社員にも上司が嫌いな人が多数いる可能性が高いです。仲間を集めて意見交換を行いましょう。
ただ拒絶するだけでは解決にならず、改善を見込みたいときは仲間と意見書を出すなどを行います。会社ルールに従った方法で意見するようにしましょう。
個人で意見書を作成する行為は、おすすめできません。あなたの考えを否定されて、さらに立場が悪くなる可能性の方が高いです。会社内での多数決の法則を利用しましょう。
対処法②|他の部署の上司に相談する
仲間も少なく、個人では何もできない場合があります。残念ながら、あなたが転職を考える必要があるかもしれません。
仕事内容は好きな場合や、上司以外の人間関係には満足している場合もあります。上司だけが変われば良いと考えるなら、直属の上司ではなく他の部署の上司に相談するなどをしましょう。
他の部署の上司は、あなたの上司と立場が同じ人が良いです。縦の関係でなく、横の関係から意見してもらう方が上司も聞きやすいのです。それでも改善できない場合、転職を考えてみてください。
まとめ
嫌いな上司がいると、ストレスを感じる人は多いです。改善する方法も1つではなく、個人で考えても解決しないことも多いです。
誰かに相談できるなら、迷わずに相談してください。1人で考え込むと、ストレスを溜め込むようになります。
あなたの気持ちを理解してくれる人がいれば、少しは楽になります。苦しい日々が続いているかもしれませんが、応援しています。