新卒で、同じ年に入社する仲間を同期とよびますが、では一体誰が同僚に当たるのでしょうか。同僚の意味は、同期とは異なっているため使い方に気をつける必要があります。本記事では、まず同僚と同期の定義を明確にし、続いて同僚があてはまるケース、使い方や付き合い方をご紹介します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
同僚とは
社会人になると、同じ職場で年齢や職位の異なる人と働く機会がありますが、どのような表現が適切かと悩む方もいらっしゃると思います。
本見出しでは、「同僚とは何か」ご理解を頂くために2つのポイントを解説致します。
同僚の意味
1つ目のポイントは、同僚の意味に関してです。同僚という単語は、「同」と「僚」の2つで構成されており、それぞれ以下の意味となります。
- 同: 別のものではない、ひとつである
- 僚: 同じ役目にある仲間、ともがら
このように、同僚という単語の意味は同じ役目にある仲間やともがらとして使用されることがわかります。
後述の見出しでは、入社年度や部門・職位などを考慮した際にどのような場面で同僚と呼ぶのかを詳しく解説しますのでぜひご一読ください。
同僚は英語で「colleague」
2つ目のポイントは、同僚は英語で「colleague」ということです。
- 同僚や同じように働く仲間という意味
- 同義語は、coworkerやassociateである
Colleagueに関する要点としては、上述の内容が挙げられます。
- My colleague is Ben. (私の同僚はベンだ。)
- Her colleagues are from the U.S.(彼女の同僚たちはアメリカ出身である。)
例えば、同僚という英単語とそれらの和訳は以上となりますが、単数形と複数形で異なる点に注意しましょう。
西洋圏では、同僚という言葉が少しよそよそしい関係とも捉えられるので、「同僚の〜さん」という表現がより好まれて使用されます。
同僚と同期の違い
同僚という単語を、同期と混乱して使用してしまうことが多いと考えられます。この見出しでは、同僚と同期の違いについてご説明します。
- 同僚: 同じ職場で働く同じ年度や先輩社員
- 同期: 同じ職場で働く中でも同じの社員
これら2つの言葉は、以上のように定義することができますが、同期は同僚の中でも同じ年度や年代に入社した社員のみを指すと考えられます。
- 2020年度に、同じ時期に入社したAさん
- 2019年度末に、先に入社した先輩Bさん
上述の例では、AさんとBさんの両方を同僚と紹介することができますが、同期にあたるのはAさんのみとなります。
一方でBさんは同じ年次に入社をしていないため同期とは呼ぶことができず、同僚となります。
同僚が当てはまるケース
同僚と同期の違いについて、ご理解を頂けたかと思いますが、同僚か当てはまるケースはどのような時になるのでしょうか。
以下では、同僚が当てはまる3つのケースをご説明しますので、同期や先輩と混合して使わないようにご参照ください。
同年に入社したが役職・部署が異なる|「同期」を使う
同年に入社したが役職・部署が異なるケースであり、「同期」を使うことが適切と言えます。
多くの企業では、年1回に新卒の採用をしている一方で、通年で中途採用をしているため、同年に入社しても役職・部署が異なる場合もあります。
- 2020年に同じく採用された同い年のAさん
- 2020年に同じく採用された他部署のBさん
以上の例では、同じ年に採用されたAさんとBさんは、いずれも同期と表現することができます。
別の年に入社したが役職・部署が同じ|「同僚」を使う
別の年に入社したが役職・部署が同じケースであり、「同僚」を使うことが適切だと言えます。
企業の目標としては、継続的な利益をあげて会社を存続させることの他にも、人材を途切れることなく採用して育てることがあります。
- 同じ2020年入社で、同じ部署のAさん
- 2021年度入社で、同じ部署のBさん
こちらの例では、Aさんは同じ年に入社しているので同期と呼べますが、Bさんは次の年に入社しているため同僚と呼ぶことが相応しくなります。
年上もしくは年下だが役職・部署が同じ|「同僚」や「同期」でもOK
年上もしくは年下でも役職・部署が同じなら、「同僚」や「同期」でも大丈夫だと考えられます。
- 1月から3月の早生まれ
- 大学入学時点での浪人
- 留年や就職浪人
このケースでは、具体的にいつ入社したのか年度が指定されておらず、以上のような理由で年齢のみ上下した人と働いていると考えられます。
そのため、同僚と同期のどちらにも当てはまるため、両方を使っても問題はないと考えられます。
同僚の使い方と例文
上述の見出しでは、同僚が当てはまるケースに関連して3つの例を解説しましたが、実際の使い方や例文を見たい方もいらっしゃると思います。
そこで以下では、同僚の使い方と例文を2つお伝えしますので、適切な場面において「同僚」という言葉を使えるようにしましょう。
「同僚からパワハラを受ける」
1つ目は、「同僚からパワハラを受ける」という使い方です。厚生労働省の管轄するHPでは、これらのような6パターンのパワハラがあります。
- 身体的な攻撃
- 精神的な攻撃
- 人間関係からの切り離し
- 過大な要求
- 過小な要求
- 個の侵害
同僚とは、別の年に入社した社員であり一般的には先輩社員や上司にあたる人が、年下の人に対してパワハラをすると考えられます。
パワハラん受けているが、人物を特定されずにまずは相談したいと思う場合に、先輩や上司と言わず同僚としてみると良いでしょう。
「同僚が嫌いになる」
2つ目は、「同僚が嫌いになる」という使い方です。会社では、仕事や仕事以外で様々な懸念や不満を抱くことがあります。
- 仕事の進め方が非効率で足手まとい
- 変わった人間性で気難しい
- 性格が曲がっていて嫌味を言う
仕事を円滑に進めるためには、どんな人とも分け隔てなく交流をして、良好な人間関係を築くことが推奨されます。
しかし、このようにどうしても我慢ができないと感じる場合には、同僚が嫌いになってしまうこともありうると言えます。
同僚とうまく付き合う方法
同僚の使い方を解説する中で、「同僚が嫌いになる」という例を挙げましたが、人付き合いはやはり大切です。
本見出しでは、同僚とうまく付き合う方法を2つご紹介します。以下を参考にして同僚の方と協力できる関係を構築しましょう。
仕事で互いを支え合う
1つ目の方法は、仕事で互いを支え合うことです。同僚であれば、職位と部門が違うこともあるので、互いに違う仕事をすることが想定されます。
- 利害関係を調整する
- 部門の垣根を超えることを意識する
- 会社や業界の全体最適と捉える
例えば、自分の仕事か否かという閉鎖的な見方ど同僚と関わるのではなく、俯瞰的な視点を持ってみることも推奨されます。
「Give and Take」という言葉があるように、仕事で支え合えれば、同僚と上手く付き合うことも可能になりますので頑張りましょう。
プライベートでも交流をする
2つ目の方法は、プライベートでも交流をすることです。プライベートとは、勤務時間の前や後に趣味や家族などの交流をすることと言えます。
- その人の人格を多面的に把握できる
- 職位や年齢を忘れて交流ができる
- 本音や考え方を打ち明けあえる
仕事だけの関係では、その時のストレス状態や忙しさなどが理由で友好的な接し方ができない場合も多々あると考えられます。
上述のようにプライベートでも交流をすることで、より深い信頼関係の構築に繋がるので同僚と上手く付き合うことも可能になります。
まとめ
同僚とは、同じ会社で働く仲間という意味で使われますが、同期とは言葉の意味が違うことがわかりました。
また、同僚に当てはまるケースや上手く付き合う方法などもご紹介しましたので、長期的に働き続けられる環境を目指してはいかがでしょうか。