仕事をしていると、どんなことにも物怖じしないで取り組む人に出会うことがあります。誰に対しても、どんな時でも冷静に対処する様子を見て、自分も物怖じしない人になりたいと考えることがあるかもしれません。そこで今回は、物怖じしないとはどういうことか、その特徴、なるための方法を解説します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
物怖じしないとは
小学館のデジタル大辞泉によると、物怖じの意味は以下の通りです。
(スル)物事をこわがること。「物怖じしない性質」
つまり「物怖じ」とは、何か行動しなければならない時に不安に思う、臆病になるという意味で使われます。
そう考えると、「物怖じしない」とは、物事を怖がらないことに他なりません。何かに対峙する際にネガティブな想像をすることなく、前向きに取り組めることを意味すると考えられます。
類語には「人怖じしない」という言葉がありますが、これは「知らない人の前に出ても怖気づかない」という意味があります。
物怖じしない人の特徴
職場や取引先の中には、物怖じしないと感じる人がいることでしょう。そして、物怖じしない人には共通点があります。ここでは、物怖じしない人の特徴について説明します。
特徴①|チャレンジ精神がある
物怖じしない人には、チャレンジ精神があります。未経験のことに取り組む際、不安を感じる人は少なくありません。それは、失敗したくないという心理が働くからです。
しかし物怖じしない人は、失敗することを恐れません。それは、失敗したらそこからやり直せばよいと考えるからです。そのため、何事に対しても挑戦する姿勢を持ち続けます。
特徴②|行動力がある
物怖じしない人には、行動力がある人が多いです。慎重な人は失敗を恐れるあまり、考えすぎて行動できなくなります。しかし物怖じしない人は、考えるよりまず行動する傾向が高いです。
直観で行動するので失敗することもありますが、それにめげずに物事を進める強さを持っています。そのため、周囲から「実行力がある人」と評価されます。
特徴③|失敗を引きずらない
物怖じしない人は、失敗を引きずりません。仕事をしていればミスやトラブルがつきものですが、どうした事態に見舞われても動じないと評価されることもあります。
何事もポジティブに受け止めるので、失敗を糧に成長していけるタイプです。「楽観的」と言い換えてもよいかもしれません。
物怖じしない男性・女性の特徴
男性にも女性にも、物怖じしない人はいます。しかし性別によって、特徴に違いはあるようです。ここでは、物怖じしない男性・女性の特徴について詳述します。
物怖じしない男性の特徴
物怖じしない男性の特徴は、以下の通りです。
- 変化に強い/物事冷静に判断でき、ポジティブに受け止めるので、どんな変化も楽しめる
- 切り替えが早い/何事もポジティブに受け止め、向上心があるので次に向かえる
- 物事を簡単に諦めない/自分で決めたことは、失敗しても簡単に諦めずに挑戦する
何事にも動じず、失敗してもそれを糧に成長しようとする、決めたことは最後までやり抜く男性に、魅力を感じる女性も多いはずです。
物怖じしない女性の特徴
物怖じしない女性の特徴として、以下のものがあげられます。
- 優しい/気遣いができるので他者が傷つかない言葉がけができ、悪口もいわない
- 周囲に人が集まる/周囲に安心感を与えるので、上司・同僚・部下に慕われる
- マイペース/信念があるので、周囲の意見に左右されずブレない
物怖じしない女性は、誰であっても言うべきことはきちんと伝えます。しかし、そこに気遣いがあるので、周囲に嫌われることがありません。また、ブレない信念が垣間見えることも、魅力につながります。
物怖じしない人の長所・短所
同じ部署に物怖じしない人がいると、安心できる人も多いことでしょう。しかし、物怖じしないことがマイナスに作用するケースがあるのも事実です。ここでは、物怖じしない人の長所・短所について考えてみましょう。
物怖じしない人の長所
物怖じしない人の長所には、以下のものがあります。
- 自己成長できる
- 人脈が広がりやすい
- 成長スピードが速い
その理由について、以下で具体的に説明します。
長所①|自己成長できる
物怖じしない人は、未経験のことにも積極的にチャレンジしていきます。成功に導くための勉強も欠かさないので、本人が意識しなくてもスキルアップしていきます。
また、失敗してもそれを乗り越えるため経験が増えます。そうした経験が自信につながり、さらなる自己成長につながります。
長所②|人脈が広がりやすい
物怖じしない人は、どんな場所でも興味がある人と積極的にコミュニケーションをはかります。年齢や立場、男性・女性を問うことなく、自分の価値観と合う人の交流を深めるため、社内外で人脈が広がりやすいです。
そうした人脈が仕事につながることもありますし、大人になっても友人ができやすいタイプといえます。
長所③|成長スピードが早い
物怖じしない人は失敗を恐れません。そのため何事に挑戦し続けられるため、成長スピード早いです。
また、仮に失敗してしまっても一つの失敗に落ち込むことがないため、次の挑戦をするときにその失敗を生かしより良い結果を生み出すことができます。
物怖じしない人の短所
物怖じしない人の短所には、以下のものがあります。
- 周囲から浮くことがある
- 時間やお金を浪費する人も多い
- 後先考えず行動することが多い
その理由について、以下で具体的に説明します。
短所①|周囲から浮くことがある
物怖じしない人は、考えるよりまず行動するものです。そのため周囲から「無鉄砲」と思われることも少なくありません。また、仕事で不安を抱える人に寄り添えず、「空気が読めない」と評価されるケースもあります。
その結果、本人が気がつかないところで、周囲から浮くこともあります。それが短所です。
短所②|時間やお金を浪費する人も多い
物怖じしない人は、自分が興味をもったことに対し猪突猛進です。そのため、趣味や資格取得などに没頭はするものの、興味をなくせばやめてしまうことも珍しくありません。
その結果、時間やお金を浪費する人が多いことも、物怖じしない人の短所といえるでしょう。
短所③|後先考えず行動することがある
物怖じしない人は失敗を恐れないことから、様々な物事に挑戦していけます。しかし、その反面慎重さを欠いた行動をとってしまうことも増えてしまうため、無理やり突き進んだ結果失敗してしまうこともあります。
周囲からのアドバイスをしっかり聞いて物事に取り組むようにしましょう。
物怖じしない人に向いている仕事3選
様々な職種があり、それぞれで適性が異なりますが、物怖じしない人にはどんな仕事が向いているのでしょうか。ここでは物怖じしない人に向いている仕事を3つ、紹介します。
仕事①|クリエイター
物怖じしない人は、クリエイターに向いています。クリエイターにはプランナーやデザイナーなど様々な職種がありますが、いずれもクライアントが要望する広告やツールを制作する仕事です。
自分なりに考えて提案した制作物であっても、クライアントの意向にそぐわなければ何度でもやり直さなければなりません。そうした状況でも挫けずに、提案が通るまで作業をくり返す仕事なので、物怖じしない人に適性があります。
仕事②|公務員
物怖じしない人は、公務員にも向いています。公務員は、住民が行税に何を求めているのかをくみ取りながら、生活環境を整える仕事です。住民の要望に応えるためには、慣例を変えなければならないこともあります。
公務員は年功序列の職場ですが、物怖じしない人は上司に忖度することなく、住民の要望をきちんと伝えることができます。それが評価されて、出世する可能性も高いです。
仕事③|営業職
営業職は、物怖じしない人にとって天職であるケースも少なくありません。営業職は、自社のサービスや製品を取引先あるいは個人に販売するのが仕事です。
どんな業種であっても営業職は目標数字が設定されますが、物怖じしない人は飛び込み営業を厭いません。また、失敗しても引きずることなく、次の行動に移します。それが、営業職が適職といわれる所以です。
物怖じしないは褒め言葉か
物怖じしない人の短所を聞くと、「褒め言葉とはいえないのでは?」と考える人もいそうです。しかし「物怖じしない」は、褒め言葉として使われています。
それは物怖じしない人が、どんな難関にもひるむことなく、勇敢にチャレンジする人を対象に使われているからです。そう聞くと、自分も物怖じしない人になりたいと思うかもしれません。次章では、物怖じしない人になる方法について解説します。
物怖じしない人になるには
もともと物怖じしない性格に生まれた人も多いですが、自らの意思でそう変わった人もいます。仕事をするうえで物怖じしない性格が有利に働くことがあるので、チャレンジしてみる価値はあります。
ここでは、物怖じしない人になる方法を紹介します。
方法①|迷ったらまず行動する
物怖じしない人になりたいと思っているなら、何かに迷ったらまず行動することを心がけましょう。慎重派の人は頭の中でシミュレーションし、八方塞がりになって動けなくなりがちです。
しかし、行動することで事態が打開できるケースもあります。まずはやるべきこと、興味があることを書き出し、一つずつ行動に移してみましょう。
方法②|失敗から逃げない
仕事をしていて、ミスやトラブルが起こることがあります。物怖じしない人になりたいなら、その失敗から逃げないと決めましょう。上司や先輩の陰に隠れて落ち込んでいても、状況を変えることはできません。
なぜ失敗したかを冷静に分析したうえで、二度と同じ間違いをくり返さないように、行動を変えればよいのです。そうした意識を持てば、ピンチをチャンスに変えられます。
方法③|たくさんの人から話を聞く
物怖じしない人になるためには、自分に自信をもつ必要があります。経験に裏打ちされていることが望ましいですが、それが難しい場合は知識を身につければよいのです。
自分に足りない部分を補うために、たくさんの人から話を聞くのもおすすめです。多様な価値観に触れ、視野を広げる一助となります。
まとめ
今回は、物怖じしないとはどういうことか、その特徴、なるための方法について解説しました。
物怖じしない人は、失敗を恐れず何事にもチャレンジするのでスキルアップが早いです。それを仕事に生かせば、大きな成果をあげることも可能です。そして、自分の行動次第では物怖じしない人になることができます。理想の自分に近づくために、できることから始めてみましょう。