いざ就職活動がスタートしても、仕事の選び方がわからなかったり、迷ったりする人は少なくありません。今回はそんな悩みを抱えた人に、仕事選びに失敗しない、仕事を選ぶための基準をご紹介します。新卒での就職活動や転職活動での仕事選びの参考として、ぜひご一読ください。
弊社bizualでは、就活で業界選び、面接対策、ES対策などにお悩みの方向けに無料サポートを実施しております。
無料登録後、下記就活サポートが完全無料で受けられるようになっているため、就活生の方はぜひご活用ください。
bizualのサポートに無料登録しておくと・・・
- 就活生専門のコミュニティに無料参加できる!
- 面談後参加できるコミュニティで近年の就活業界の傾向などの情報を受け取れる!
- ES免除・1次面接無しの選考ルートも選べる!
- 選考対策(ES添削・模擬面接)を無料サポート!
- 面接官からの合否フィードバックを共有!
この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
仕事の選び方がわからない人は多い
就職活動のためにとりあえず各就職サイトに登録してみたものの、やりたい仕事が見つからなくて選べない人は意外と多いようです。
そう言っても、これから先何十年も続けるかもしれない仕事を適当に決めるわけにもいきません。
今回はそんな仕事の選び方がわからない人に向けて、仕事を選ぶ基準やポイントをご紹介します。
人はなぜ働くのか
そもそも、人はなぜ働くのでしょうか。
自分のやりたいことを実現するために働いている人もいれば、家族を支えていくために働いている人、今の仕事が楽しいから働いている人など、人によって働く理由はさまざまです。
そのような人によって異なる働く理由ですが、大きく3つの理由に分けることができます。
経済的安定
まず第一に、経済的安定のために働くという理由があげられます。人は生きていくためにはお金が必要不可欠です。
衣食住といった生活やプライベートの趣味を充実させるためにも、経済的安定を求める人は多いです。
ましてや結婚して家族を養っていくことを考えた場合、正社員として働いて安定した収入を得ることは大きな働く理由になります。
このような経済的安定に働く理由を求める場合、高収入な業界や職種、安定して働くことのできる大手企業などを志望するといいでしょう。
精神的安定
次に理由としてあげられるのが、精神的安定です。
仕事をせず、収入を得ないことに人は不安を覚え、ストレスを感じます。働いてお金を得ることは現在や将来についての不安を拭い、精神的な安定をもたらすことでしょう。
また、仕事の中で同僚や取引先から求められることで、承認欲求が満たされ、孤独感も薄まります。
一方で、過度な残業や職場の人間関係によるストレスなどで、精神的に不安定になってしまうこともあります。
精神的安定に働く理由を求める場合は、職場の雰囲気や残業時間の有無などを意識して、仕事を選ぶといいでしょう。
自己実現
3つ目に理由としてあげられるのが、自己実現です。自己実現とは、自分の素質や能力を発展させ、より自分らしさを身につけることを意味します。
仕事の中で経験を積み、専門的な技術や資格を身に着けることは社会人として自分の価値を高めていくことに繋がります。
また、自己実現を求め自分の価値を高めていくことは、転職や昇級などのキャリアアップにも繋がることでしょう。
このように自己実現を働く理由に求める人は、専門的な技術を身に着けることができる職種や、資格支援制度や教育制度の整った企業を志望することをおすすめします。
仕事選びの基準
仕事選びの基準はさまざまですが、実際に仕事を選ぶ際は、それらの基準のどれを重視するかによって大きく左右されます。
また、自分の中でどの基準を重視するか、あらかじめ優先順位をつけることで、仕事選びの際に迷うことが少なくなります。
では、実際に仕事を選ぶ基準には一体どのようなものがあるのか見ていきましょう。
仕事内容について
業種や職種、実際に行う実務内容など、仕事内容を仕事選びの基準としている人は多いことでしょう。仕事内容を見て興味を持てないようでは当然ながら仕事は長続きしません。
しかし、一口に仕事内容と言っても、その内容のどこに注目して仕事を選ぶかは人それぞれ違ってくるものです。
考えてもいなかった観点から仕事内容を見ていくことで、新しい発見があるかもしれません。
それでは、仕事内容についてチェックしておくべき大きな3つのポイントを見ていきましょう。
自分の好きな仕事内容かどうか
一般的な正社員の場合、1日の活動時間の大半を仕事に費やすことになります。だからこそ、実際に行う仕事の内容が自分が好きなことであるかどうかは重要です。
ただし、好きな仕事ばかりできるとは限りません。一見華やかに見える仕事が、実は大量の雑務の上で成り立っていることも少なくないです。
好きな仕事内容が日々の業務の中でどれくらいの割合を占めているのか、毎日続けていても飽きずに続けられるのかどうか、しっかりと仕事内容を調べておきましょう。
適性のある仕事内容かどうか
その仕事が好きなだけではなく自分に向いている仕事かどうか見極めることも重要です。好きなことと得意なことは必ずしも一致しません。
どんなに好きなことでも適正の合っていない仕事内容では、後々自分を苦しめることになってしまいます。その仕事をしている人に求められることは何か、しっかりと調べておきましょう。
また、適正職業診断などのサービスを利用して自分の適性を見極めることもできます。うまく活用して、自分に向いているのはどのような仕事なのかを把握しておきましょう。
社会貢献できる仕事かどうか
その仕事を通じて、社会貢献ができるかどうかを仕事選びの基準に選んでいる人もいます。
ここで言う社会貢献とは、NPOといった公益法人やCSRに携わることだけを指しません。新しい便利な製品を開発し、人々に喜んでもらうといったことも立派な社会貢献です。
自分のやっている仕事が社会に大きな影響を与えることは、その後の仕事に対するモチベーションにも大きく関わってきます。
そのようなことを考えたことがなかった人は、その仕事を通じて、自分がどのように世の中を変えることができるか一度考えてみてもいいかもしれません。
技術を習得できる仕事であるかどうか
仕事を通じて技術を習得できるかどうかを重視する人も少なくありません。
手に職をつけることで、企業に雇われながら働くだけでなく、独立してフリーランスで働くことや、自分で起業して新しくビジネスを作っていくという選択肢も増えることでしょう。
また、国家資格などを取得するための教育や費用をサポートしてくれる企業もあり、資格を取得することで今後の転職や再就職も容易になってきます。
今現在のことだけでなく将来を見据えた上でも、こうした技術が習得できるかどうかを仕事選びの基準に1つ加えてみてはいかがでしょうか。
働き方について
昨今、働き方改革が叫ばれているように、自分がどのように働きたいかは仕事選びの大きな基準になります。
とは言え、一般的にホワイト企業と呼ばれる企業で働くことが必ずしも良いとは限りません。人によってはブラック企業だと言うような激務の会社で生き生きと働いている人もいます。
忙しくてもやりがいを感じるような仕事をしたいのか、単純作業でも毎日定時で終わってプライベートをしっかりと確保できる仕事をしたいのか。自分が望む働き方について考えておきましょう。
ワークライフバランスが自分に合っているかどうか
働き方について考える際によく用いられるのが、ワークライフバランスという言葉です。
ワークライフバランスとは、生活と仕事の調和と訳され、世活と仕事、一方が充実することがもう一方の充実に繋がり、相乗効果を生み出していくという考え方です。
つまり、有給取得などでプライベートを充実させ、心と体を休めることが、結果的には仕事の効率化やパフォーマンスの向上に繋がるということです。
自分に合ったワークライフバランスの実現のためにも、有給取得率や年間休日日数、月の平均残業時間をしっかりと確認しておきましょう。
給与が満足いくものであるかどうか
どんなに働きやすい環境であったとしても、満足のいかない給与では充実した生活は送れません。
自分の働きに見合った給与を得られるかどうか、平均年収や月収がいくらであるかきちんと確認しておきましょう。
また、単純な給与の金額だけでなく、そこに諸手当が含まれているかどうかを確認することも大切です。
一見高い給与に見えても、住宅手当などの手当が含まれた金額が記載されている場合や、その逆もありえます。
特にボーナスは総支給額ではなく基本給が基準となるので、しっかりと確認し、納得のいく給与か確認しておきましょう。
【新卒】自分のやりたいことがわからない場合
新卒採用は転職活動とは違い、職種や業種の経験を問われないため、さまざまな仕事へ就く選択肢があります。
その一方で、自分が何をやりたいのか、何ができるのか明確になっていない場合も多いです。
では、そんなさまざまな選択肢の中からどのようにして自分に合った仕事を選んでいったら良いのでしょうか。
仕事の情報収集をする
まずは少しでも興味のある仕事について情報収集をしましょう。情報収集をする際は、なるべく大きな枠から捉えていくことが大切です。
特定の企業だけでなく、業種や業界といった枠から情報を集めていくことで、自分の志望業界の決定や、後々の企業研究や採用面接にも生かされていきます。
また、インターネットだけでなく「四季報」などの本や、大学の就職支援課などを利用することで、いろんな角度から情報を集めることができます。
必要な情報を集め、しっかりと対策を立てることが、就職活動の成功に繋がっていくことでしょう。
自己分析をする
自己分析を行うことも仕事選びに役立ちます。自己分析を行うことで、自分に何ができて、どういった強みや弱みがあるのかを把握することができます。
しっかりと自分に向き合うことは、新たな自分の発見や自信へも繋がっていくことでしょう。
また、自己分析だけでなく他己分析を行うことも有効です。友人や先輩などに協力してもらって、自分では気付くことのできなかった自分の長所や短所を把握しましょう。
自分を知ることは、就職活動はもちろん就職した後にまで繋がっていくものです。しっかりと時間を確保して準備しておきましょう。
働いている先輩に話を聞きにいく
部活やサークルなどのOBやOGに話を聞きにいってみるのもいいでしょう。働いている先輩からのリアルな声を聞くことで、就職を身近に感じることができます。
また、先輩たちの中にも同じように仕事を選ぶのに苦労した人もいるはずです。その仕事を選んだきっかけなどを聞いてみることは、仕事選びの参考になることでしょう。
他にも、入社前に抱いていたイメージと、入社後のギャップを聞くことも大切です。
特に、自分が少しでも興味のあるところに就職している先輩に話を聞いて、事前にギャップを埋めておきましょう。
興味のある業界でインターンをしてみる
可能であれば、興味のある業界でインターンシップに参加してみましょう。
百聞は一見にしかず、実際に働いてみて初めて得られることはたくさんあります。
実際の業務の難しさや、外からは見えないギャップ、仕事で得られる達成感や充実感などは、実際に働いてみないとわからないことです。
また、インターンシップに参加することで選考の一部が免除されたり、その場で内定が決まったりすることもあります。
興味のある業界や企業がインターンシップを募集していたら、すぐにでも応募してみましょう。
まとめ
幸せの形は人それぞれです。仕事に求めるのも、プライベートに求めるのもその人次第です。まずは自分なりの幸せを見つけることが、仕事選びへも繋がっていきます。
ご紹介した基準を参考にしながら、自分なりの仕事選びの優先順位をつけて、納得のいく仕事選びをしていきましょう。