職場で仕事ができないと、頭が悪いと見なされるものです。頭が悪いと生きづらいと感じたり、周囲の人まで疲れるケースも少なくありません。自分が嫌いになってしまう人もいるでしょう。そこで今回は、頭が悪い人は仕事ができないのか、本人の改善方法や周囲の対処法について解説します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
頭の悪い人の仕事での共通点
仕事でミスをした時に、上司や同僚に「頭が悪い」といわれ、傷ついた経験がある人もいることでしょう。それが常態化すると、仕事が辛いと思うようになるものです。そうでなくても、自分が頭が悪いと思われているのではないかと、不安を抱えている人もいるでしょう。
ここでは、職場で頭が悪いといわれる人の共通点を紹介します。
①同じ間違いをくり返す
人間ですから、仕事でミスをすることはあります。仕事にミスがあると自分が恥をかくだけでなく、周囲に迷惑がかかるケースも少なくありません。そのため普通の人は、同じミスをくり返さないよう失敗から学びます。
しかし頭が悪い人は、何度も同じ間違いをくり返します。最初に失敗した時は上司や同僚がミスをしないように教えてくれるものですが、それを聞き流したり、メモをしなかったりという傾向にあるようです。
ミスをしたことに責任を感じず、自分ごととして捉えていないのが原因です。
②自己中心的である
頭が悪いといわれる人には、頑固者が多いようです。そのため仕事のやり方や物事の考え方について、自分が一番正しいと思い込んでいるケースが珍しくありません。
頑固な人は自分の知識や経験が少なく、視野の狭さにも気づくことなく、物事を決めつけてしまいがちです。もっとこうした方がいいのに、というアドバイスにも耳を傾けません。
自分の主張が通らないと感情的になることも多く、周囲には自己中心的だと思われます。
③自己弁護がうまい
仕事でミスをした時は、自分の至らなさを反省するのが普通です。上司や同僚など、ミスをしたことで迷惑をかけた人に謝るのも、当然のことでしょう。
しかし頭が悪い人は、自分の非を認めようとしません。自分の立場を守るために他者に責任転嫁するなど、自己弁護がうまいです。
さらに自分が悪いと思っていないので、反省することもありません。言い訳ばかりで成長が見られないので、周囲に頭が悪いと判断されます。
④配慮が足りない
仕事ができる人は自分だけでなく、常に周囲に気を配っているものです。そのため、仕事が遅れている、あるいは何かトラブルを抱えている人に気づき、声をかけてサポートすることで信頼関係を築きます。
しかし頭の悪い人は、自分の仕事をこなすことで精一杯です。職場でも周囲が見えていないので、自分の仕事をサポートしてもらうことはあっても、自分が手伝える状況にあることにすら気づきません。
さらに機転もきかないので、仕事でアクシデントが起こった時に気づかない、気がついても対処ができないことで、周囲からの評価を下げています。
⑤話題に乏しい
業務効率を上げようと考える人は、自ら調べたり勉強することで、スキルアップを図るものです。しかし頭が悪い人には、自ら学ぼうという姿勢がありません。
そのため自分が興味を持つ分野の知識しか持っていないことが多く、話題が限定されがちです。そのうえ新たな知識を増やす努力もしませんので、話題を広げることもできない傾向にあります。
家族や友人であればそれでも問題ありませんが、仕事では雑談できるかどうかで成果に差が生まれます。円滑な人間関係を築くうえで、話題に乏しいことはマイナスに作用します。
頭の悪い人が仕事、職場で気をつけるべきこと
頭が悪いと職場で窮屈な思いをするので、改善したいと思う人も多いでしょう。本見出しでは、頭が悪いと感じている人が職場で意識すべき姿勢について解説します。
また、本見出しで紹介する内容は「勉強はできるが頭が悪い」と言われる人にも参考になります。そういった方は往往にして職場の同僚を見下していながら、実は周囲から頭が悪い人と思われていることも多いので、以下の考え方を仕事に取り入れてみましょう。
①相手の話をよく聞く
頭の悪い人にはプライドが高く、自分を客観視できない人が少なくありません。しかし、職場で仕事ができないから頭が悪いと判断されているのですから、自分の考えに固執しても良いことは何もないです。
そのため仕事だけでなく、雑談であっても、相手の話をよく聞くことを心がけてください。特に仕事でミスをした時に、上司や同僚の叱責を素直に受け止め、間違ったやり方をしていたなら正しい方法を教えてもらう必要があります。
相手の話をきちんと聞いていると、自分に何を望んでいるかが理解できるようになります。同じ指摘を二度と受けないことを目標に、失敗から学ぶ姿勢を身につけましょう。
②言い訳をしない
仕事でミスをした時に言い訳をするのが、頭の悪い人に共通する特徴だと前述しました。しかし、謝罪せずに言い訳をくり返している時点で、反省する気がないことが伝わります。議論になることも多々あり、面倒な人だと認識されてしまいます。
例え仕事の指示が間違っていたとしても、ミスをしたのは自分です。また、周囲の話に耳を傾けて連携をとっていれば、ミスは避けられたかもしれません。自己弁護をするよりも真摯に謝罪する方が、職場の人間関係がよくなります。
叱責されても言い訳をせずに、同じ間違いをくり返さないよう努力しましょう。
③周りから吸収する姿勢をもつ
頭が悪い人は、視野が狭い傾向にあります。そんな自分のやり方に固執しても、スキルアップは見込めません。だからこそ、職場で仕事ができる人を探して、その真似をしてみましょう。
仕事ができる人に進め方のコツを教わるのもよいでしょう。教わったことはきちんとメモして、何度も読み返すのがポイントです。
何事も、相手の悪い面ではなく、良い面に目を向けることは重要です。話が弾んだり、人間関係が良好になったりして、仕事もスムーズに進むでしょう。
頭が悪い人が仕事で改善できること
頭が悪い自分が嫌いという感情に支配されると、生きづらいと感じるようになってしまいます。そんな疲れる生き方をしても、得られるものは何もありません。だからこそ、自分でできる努力をコツコツ続けるのが大切です。
ここでは、頭が悪い人が仕事で改善できることについて紹介します。
①メモをとって確認する習慣をつける
何度も同じミスをくり返すことで頭が悪いと思われているなら、それを改善するのが先決です。そこで仕事のやり方について指導や指摘を受けた時には、必ずメモをとるようにしましょう。そして、仕事をする際に必ずメモを確認することを習慣にします。
正しい手順で仕事をすればミスは起こりませんし、何度も確認するうちにメモを見なくても同じ作業ができるようになります。その積み重ねによって、周囲の評価も変わるはずです。
②読書量を増やす
頭が悪い人には、教養がないという共通点があります。教養がないことで、自頭が悪いと判断されるのです。教養を増やすには、読書が一番です。最初は好きなジャンルで構いませんので、読書の習慣をつけましょう。
読書することで語彙や表現力がアップするほか、想像力や集中力を磨くことにもつながります。小説を読むうちに、登場人物の感情を読み取れるようになれば、職場で上司や同僚の気持ちに配慮できるようになるはずです。
読書慣れしたら、ビジネス書などにも目を通し、スキルアップを目指しましょう。
頭が悪い人におすすめの仕事
仕事を選ぶうえで、適性は大切です。頭が悪い人がコンサルや企画の仕事に就いても、成果をあげるのは難しいでしょう。能力的に辛い仕事に就くよりも、自分でもできる職種を選ぶという選択肢もあります。
ここでは、頭が悪い人におすすめの仕事を紹介します。
清掃業
頭が悪い人におすすめの仕事として、清掃業があげられます。仕事内容は以下の通りです。
- 駅や商業施設、病院、ビルといった公共の場所の清掃
- ごみの回収
清掃業は学歴や職歴を問わず採用してもらえるうえ、手順が決まっているので、応用力を求められることがありません。また、アルバイトから正社員登用している会社も多く、高齢になっても働くことが可能です。
作業時間に制限がある他、体力勝負なので、清掃業はきついと思われがちです。しかし予想以上に働き場所は多岐にわたり、資格を取得することでキャリアアップも目指せます。以下の記事で清掃業に就くメリットなども紹介しているので、ぜひ一読してみてください。
保育士
自分が頭が悪いからデスクワークに向かない、あるいは大人と人間関係を築く自信がないなら、保育士を目指すのも選択肢の一つです。保育士の主な仕事内容は、以下の通りです。
- 身の回りの世話をする
- 基本的な生活習慣を身につけさせる
- 集団生活により社会性を育む
- 遊びを通じて心身の成長を促す
- 配布物や掲示物の作成
- 保護者対応
保育士が日ごろ接するのは子供で、民間企業のようにたくさんの大人と関わりながら仕事をすることはありません。しかし病気やケガ、子供同士のトラブルなどもあり、臨機応変さが求められる仕事でもあります。
保育士は世の中に不可欠な仕事ですが、激務だといわれています。子供の相手をするのに体力を使いますし、シフト制であっても長時間労働になりがちで、保護者対応に悩む人も少なくありません。保育士が激務といわれる理由と長く働き続けるためのポイントが、以下の記事にまとまっています。ぜひ参考にしてみてください。
頭が悪い人は薄給で激務な仕事につきがち?
頭が悪い人は、組織的な仕事をするのに向いていません。そして運よく大手企業に入社できたとしても、頭が悪く仕事ができないと職場にいずらくなり、退職するケースが多々見られます。
そのため頭の悪い人は、体力勝負の仕事に就く傾向が高いようです。飲食業界や清掃業がその筆頭ですが、学歴や職歴を問わずに採用してもらえます。しかしそうした仕事は、激務なうえ薄給なことでも知られています。
激務で薄給な仕事を長く続けるのは難しいので、応募する前に見極めが必要です。激務で薄給な業界やなぜ辞めたくなるのかを知るうえで、以下の記事が参考になります。ぜひ一読してみてください。
あなたの職場に頭が悪い人がいた場合
職場の人間関係は、自分で選ぶことはできません。そのため、頭が悪い人と同じ組織で働かなければならない状況に置かれることもあります。その際に頭が悪い人に腹を立てていても、問題は何も解決しません。
ここでは、あなたの職場に頭が悪い人がいた場合の対処法について説明します。
①仕事は具体的に指示する
頭の悪い人には、仕事をする際に自分で考えようとしない傾向があるようです。さらに集中力にも欠けるため、ケアレスミスが起こりやすい傾向が高いです。そこでまず、難易度の低い仕事を依頼するようにしましょう。
ミスが起こって後から対応するのは大変なので、相手が理解しやすいように、仕事の指示は具体的に出します。その際、丁寧にわかりやすく説明するのがポイントです。手間はかかりますが、相手が理解できる言葉を使い、手順を一つひとつ説明してあげてください。
②進捗管理をこまめにする
どんな仕事にも、納期があります。そのため、納期を守れるように段取りを考えて進めなければなりません。頭の悪い人が組織にいる場合、進捗管理をこまめに行うことをおすすめします。
作業がどこまで進んでいるのかだけでなく、内容に問題がないかも合わせてチェックするのがポイントです。頭が悪い人はミスを連発する傾向が高いので、やり直しを想定してスケジュール管理をする必要があります。任せきりにせず、きちんとチェックしましょう。
まとめ
今回は、頭が悪い人に仕事はできないのかどうか、について考えてみました。頭が悪くても改善方法を実践することで、自頭を良くできる可能性があります。また、上司や同僚が対処法を心得ていれば、業務効率をあげられます。まずは小さくてもできることから、実践してみてください。