仕事はお金のためと割り切る人も、やりがいを求める人もいるかと思います。お金のために働くことが辛いと感じる人や、悪いことだと感じる人もいます。しかし、現実にはお金のために働いている人が多いです。本記事では、仕事はお金のためと割り切るメリットやデメリットについて解説していきます。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
仕事をお金のためと割り切るかは難しい問題
仕事をお金のためと割り切るかは、かなり難しい問題です。なぜならば、社会に出て働くという事は人生の大半を占め、それだけ多くの時間を使うという事だからです。もちろん、人間は好きなことをして過ごすことのほうが、楽しく充実した時間を過ごすことが出来ます。
ですので、お金のためと割り切って働くのいうのは難しい問題となってきます。
自分の人生豊かにするために金を得る手段として看護師になってしまったけど金より楽しさとるべきだったかな~やっぱしダンス仕事にすればよかったかな~!!!人生の大切な選択肢ミスってしまったなぁ~!!!!!泣いた~!!!!!!!!!!!!!!!!😭😭😭😭😭😭😭
— 新人ちゃん@看護師 (@shin_jin_chan_) 2020年1月7日
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やりがいや、自分の好きなことを選ばずに、お金を選ぶと後悔する場合もあります。確かに、人生を豊かにするためにはお金は必要かもしれませんが、いくら給料が良くても選択ミスだと感じる人も多いです。
やりたい仕事につくか
給料の良い仕事につくかやりがいも大切だけど我が家の家計を考えるとやりたい仕事じゃ生きていけない😣
でもお金のためで働いて心身疲れたあの時を思い出すと…でもお金大事😣悩みすぎて答えが出ない吐きそう🤮
— 櫟 (@51mhsy) 2020年1月8日
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やりたいことを選ぶか、お金を選ぶかの葛藤は誰にでもあります。生きていくうえでお金は必要です。しかし、それだけで満足に過ごすことが出来るかといえばそうではありません。どちらを選べばいいか悩む人も大勢います。
仕事の満足度を構成する4つの要素
仕事の満足度とは人によって変わります。給料に重きを置いている人もいれば、やりがいを求める人もいます。ここでは、仕事の満足度を上げるための要素を紹介していきます。
①給料・待遇の良さ
仕事はボランティアではありません。お金を貰うことを前提として働いていますので、給料・待遇の良さは仕事の満足度を上げるために必要不可欠なものです。給料・待遇の良さに重きを置かない人でも、悪いよりは良いに越したことはないでしょう。
②やりがい・夢・得意分野との一致
やりがいや夢は、仕事をしていくうえで満足度を上げるために必要なものです。何もなくただ働くのと、やりがいや夢を持って働くのとでは充実感が違います。また、得意分野を仕事に生かすことができるということでも充実感は上がります。
③人間関係の良好さ
仕事をするうえで大切なのは人間関係の良さです。どんなに給料ややりがいがあっても、パワハラ上司がいたり、同僚が愚痴ばかりをこぼしたりするような環境では、充実した時間を過ごせるとは言えません。仕事に満足度を求めるのであれば、人間関係は良いほうがいいです。
④プライベートの充実度合い
働くうえで仕事以外の時間、プライベートも大事です。大切にしたい家族や人生の目標、趣味などがあれば、多少仕事で辛いことがあっても頑張ろうと思うことができるからです。
仕事に誇りをもつことが無意味に感じる人の現状
仕事を人一倍頑張ろうと思う人は多いですが、その分、プレッシャーに耐えられなくなってしまう人も大勢ます。仕事に誇りを持って働こうと思っていても、その熱量が空回りして、段々辛いと感じるようになります。
本見出しでは、仕事をお金のためと割り切らずに辛い思いをする人にありがちな状況を5つ、紹介します。
①仕事を頑張らない同僚と給料はそこまで変わらない
お金のために働くといっても、1年や2年では同僚と給料の差はそこまで変わらず、給料の差がでてくるのは10年や20年、長ければ30年や40年後です。そこまでモチベーションを保ちながら、好きでもない仕事を頑張ることが出来るのかどうかという疑問も出てきます。
また、そうやって働いたとしても、上手く出世できればいいかもしれませんが、出世できなかった場合に後悔だけが残る結果となるでしょう。
②転職予定であり現状の職場に未練がない
お金の為ためと割り切れば、今の職場に固執する必要はありません。チャンスがあればもっと稼げる仕事に就きたいものです。ですので、現状の職場に未練はなくなります。そうなると、人間関係の構築もいい加減になってしまいがちです。
最悪の場合、自分で働きづらい環境を作ってしまう場合もあります。
③自分だけ熱量が違って孤独を感じる
お金のために働く人と、やりがいを持って働く人とでは、そもそもベクトルが違います。他の人が楽しいと思う業務も楽しめず、自分の熱量だけが違って孤独を感じる人も多いです。
そうなると働くことが虚しくなり、きつい、つらいといった感情に襲われるかもしれません。そうやって働きづらい環境を作ってしまう場合もあります。
④必死な自分より穏やかな周囲に信頼が集まる
仕事に全力なのは良いことです。しかし、信頼という観点からみるとまた話は別です。一般的に信頼される人というのは、余裕があり、周りの人の意見をよく聞き、頼りがいがあり、何があっても自分を見失うことがない穏やかな人です。
必死になると余裕がなくなり、周りの意見も耳に入らず、自分を見失いパニックになりがちです。頑張っているにも関わらず、気づけば周りから信頼されない人間になっている可能性もあります。
⑤頑張りすぎて疲れる
企業や業務内容によっては、働けば働くほど信頼が上がり、それに伴い給料も上がる場合もありますが、頑張りすぎると疲れます。お金のためにと頑張ることはいいことですが、人には限界があります。
体調を崩したり、最悪の場合働けなくなってしまうこともあるでしょう。お金のためとはいえ、頑張りすぎるのもよくないです。
仕事をお金のためと割り切って楽になるための考え方
人生の大部分を占める仕事を、お金のためと割り切るのは難しいと思いますが、楽になるための考え方もあります。本見出しでは、その事例をいくつか紹介していきます。
①仕事にやりがいを求めない
仕事にやりがいを求めると、そのやりがいがなくなったときに辛くなります。そうなってしまった場合、何のために働いているのか分からなくなりますので、はじめからお金のためと割り切って働いた方が良いです。
やりがいよりも、お金に重きを置くことにより、給料が下がったり、なくなったりしない限り、モチベーションをある程度保って働くことが出来ます。
②お金をもらえずに働く人はいないと考えてみる
どんなにやりがいや夢を重視している人であって、お金を貰わずに働くことはありません。
そう考えると、お金のために働くことは決して悪いことではありません。むしろ、それが一般的です。そうすると罪悪感を感じる必要がなくなり、仕事をお金のためと割り切って働くのも楽になります。
③仕事以外に熱量を注げるものを探す
仕事以外に熱量を注げるものを探すことはとても大事です。どんなにお金のためにと割り切っていても、仕事が上手くいっているときはいいですが、上手くいかなくなったとき辛くなってしまします。
そのために、仕事以外の逃げ道を作っておくことはとても重要です。仕事が上手くいかないときや、辛くなった時などに、一旦そこから離れて、新しく見つめなおす時間も必要です。
④仕事をどうでもいいと思う同僚も多い
仕事を必死に頑張っている人には考えられないかもしれませんが、仕事をどうでもいいと思う同僚も多いです。疲れやストレスからそういった考えに至る傾向も強く、仕事を必死に頑張る人もそういった傾向に陥ることも考えられます。
しかし、仕事をどうでもいいと思う同僚も多いことを実感することにより、頑張りすぎることを防ぎ、仕事をお金のためと割り切って働くのも楽になります。
以下の記事では、仕事をどうでもいいと思ってしまう状況や対処法を詳しく説明しています。
仕事をお金のためと割り切るメリット
ここまでは、仕事をお金のためと割り切るのは難しいことや、お金のためと割り切って楽になるための考え方を紹介してきました。本見出しでは、お金のためと割り切るメリットはどういったものがあるのかを挙げていきます。
①今までストレスに感じていたものから解放される
やりがいや夢を求める人は、自分でも知らないうちに頑張りすぎて、ストレスを感じている人が多いです。しかし、お金のためと割り切ることにより、そのストレスから解放されます。
また、人間関係も割り切ることが出来るため、めんどうくさい人間関係のストレスがなくなり楽になる事もあります。そういった意味では、お金のためにと割り切ることも必ずしも悪いことではありません。
②孤立から脱却できる可能性もある
お金のために割り切って働いている人は意外と多いです。ですので、そういった仲間を見つけることにより、孤独から脱却できる可能性もあります。
大切なのは、自分だけがお金のために働いている、お金のためだけに働くことは悪いことだ、と思い込むのではなく、広い視野を持ち、様々な理由で働いている人を知ることです。そうすると、仲間を見つけることが容易になり、孤独を感じることも少なくなります。
③健康で長く働き続けられる
お金のために割り切って働くことにより、お金にならない仕事はしないという選択ができるようになります。サービス残業や効率の悪い働き方をしないことにより、仕事の時間が減り、プライベートを充実させることができます。
それにより、より健康的に長く働き続けることができるため、結果として生涯賃金で比べると、不健康な人よりも多くお金を稼ぐことができる可能性もあります。
④仕事に未練がなくなって転職がしやすい
お金の為ためと割り切れば、今の職場に固執する必要はありません。仕事に未練がないので、ブラックな職場環境からは転職しやすいというメリットもあります。
また、もっとお金を稼ぐことのできる求人があれば、そちらに転職することも可能です。一方、現状の職場に未練がなくなるということは、人間関係の構築がいいかげんになるデメリットもある点には注意が必要です。
仕事はお金のためだけではないという考え方もある
仕事はお金のためだけではなく、時間や働くリスクといった他の考え方もあります。ここではその考え方の一例を紹介していきます。
①仕事で時間を垂れ流すのはもったいない
働いている人の中には、仕事で時間を垂れ流すのはもったいないと考える人もいます。
先述したように仕事は人生の大半を占めます。どうせ同じ時間を仕事に費やすのであれば、仕事にやりがいや夢を持ったり、好きなことを仕事にしたりしたいという人がいても不思議ではないでしょう。
お金のために割り切って働くと、どうしても時間を垂れ流す感覚になりがちです。それでは、人生を何のために生きているか分からなくなる場合もあります。そういった感覚にならないためにも、やりがいや夢のある仕事に就くに越したことはないでしょう。
②働けなくなるリスクを考えると健康が第一
やはり、健康でないと働くことは出来ません。そういった意味でも仕事よりも健康を一番に考える人も多いです。
また、時代と共に定年退職の年齢は上がり、ひとりひとりが働く期間は長くなってきています。そういったことも考えると、働けなくなるリスクはとても大きく、健康でいることは大切なことです。
③いざという時でも企業は守ってくれない
体調を壊してしまった場合や、働けなくなった場合でも企業は守ってはくれません。最悪の場合、自主退社を促されることさえあります。ですので、企業のためにということではなく、自分のために働くという考えも大切です。
そのためには、いざというときに備え、自分で自分の身を守る術を身に付けることも大事です。厳しい時代を生き抜くためには、お金や企業が全てではないということも理解しておきましょう。
まとめ
本記事では、 仕事はお金のためにと割り切って楽になる方法や、お金以外の大切さを紹介しました。社会には沢山の考え方や働き方があります。ここで紹介した考え方が、一人でも多くの方の参考になればと思います。
本記事が少しでもみなさまの役に立てれば幸いです。