スーパーゼネコン(スーゼネ)とは、建設業界でも特に事業規模が大きい代表的な5社のことを言います。この記事ではそのスーパーゼネコンと通常のゼネコンの違い・5社の売上・社風・事業の特色、またスーパーゼネコンに就職する方法について紹介します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
スーパーゼネコン(スーゼネ)とはは建設業界の大手5社
まずスーパーゼネコン(スーゼネ)と呼ばれる建設業界の大手5社について見てみましょう。
ここではスーパーゼネコン各社の基本情報と、「ゼネコン」と呼ばれる企業とはどのような違いがあるのかについても紹介します。
スーパーゼネコン(スーゼネ)は建設業界の大手5社
スーパーゼネコン(スーゼネ)とは建設業界を代表5社のことを言います。各社の有価証券報告書の記載では、社名と企業情報は以下の通りです。
スーパーゼネコンは歴史が長い企業も多く、大成建設・清水建設は1800年代に設立されており、竹中工務店に至っては江戸時代に織田信長の元家臣によって設立されています。
このスーパーゼネコンの現状や市場規模・事業の特徴などは下記の記事でも紹介しています。就活では各社の違いを理解した上で面接対策などを進める必要がありますので、こちらも併せてご確認下さい。
ゼネコンとの違い
ゼネコンと上記のスーパーゼネコン(スーゼネ)5社の大きな違いは、売上高・従業員数・事業内容に見られます。
ゼネコンと言われる企業の場合は、売上高はおよそ300億円〜5000億円、従業員数は3000人〜6000人程度の企業が多くなります。また請け負う工事についても都市開発・ダム・高層マンションなど、各社の得意分野に特化していることが多いです。
一方で、スーパーゼネコンの場合は売上規模は1兆〜2兆円、従業員数も1万人以上となりその規模の大きさが全く異なります。事業内容についてもあらゆる工事を請け負っており、ゼネコンと比べると対応している事業の幅が異なります。
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スーパーゼネコン(スーゼネ)5社の比較
次にスーパーゼネコン(スーゼネ)各社の業績・待遇・事業や社風などの特徴について見てみます。
同じ建設会社でも売上規模・社風・各社の事業セグメント・得意であったり特に施工実績が多い施設にも違いがあります。
売上
まずはスーパーゼネコン(スーゼネ)5社の売上を見てみましょう。最新の会社四季報・各社のホームページの決算概要記載によれば、各社の売上は以下の通りです。(単位は百万円)
年によって売上順位に上下はありますが、上記の過去3年間では全年度で大林組が売上高1位、竹中工務店が最下位となっています。
2013年の9月に東京オリンピックの開催が決定して以降、不動産業界・建設業界の企業の株価・売上高は上昇を続けておりますが、建設業界を代表する上記5社についても売上高を伸ばしています。
年収
次に各社の平均年収を見てみます。各社の最新の有価証券報告書の記載では平均年収は以下の通りです。
年収が最も高いのは鹿島建設のおよそ1100万円、最も低いのが清水建設の1010万円です。スーパーゼネコン(スーゼネ)は全て平均年収1000万円を超えており、総じてスーパーゼネコンは年収水準が高いと考えられます。
下記の記事ではスーパーゼネコンの年収水準が高くなっている理由として社員の傾向や職場環境についても紹介しています。建設業界は激務と言われることもあるので、同業界への就職を考える方は下記の記事も参考にしてみて下さい。
特徴
次にスーパーゼネコン(スーゼネ)各社の特徴として、事業の特徴と社風について見てみます。各社の採用情報・企業理念、有価証券報告書の記載からは下記のような特徴が考えられます。
社風については実際の職場環境・人間関係についてはOB訪問や会社説明会で理解を深めておく必要があるものの、各社が掲げる企業理念などから判断すると、多様性重視・科学的・自由・誠実なものづくり・堅実さなど、各社で違いが出ています。
事業の特徴では、各社で建設業以外にエネルギー関連事業・リゾート開発・不動産投資などを行っており、この多角化した事業セグメントで特色が出ています。
スーパーゼネコン(スーゼネ)に就職する方法
スーパーゼネコン(スーゼネ)に就職するために必要なことについては、下記の項目をクリアしておいた方が就職に有利と考えられます。
- 難関大学出身
- 建築系の学部・学科出身
- 転勤にも柔軟に対応できる。
スーパーゼネコンは高学歴な社員も多く、請け負った施設の設計には建築に関わる専門的な知識が必要になります。また、国内外の現場への転勤・一時的な赴任が多いため、柔軟に対応できる人の方が就職しやすくなると考えられます。
上記に関連して、スーパーゼネコン各社の採用実績・勤務地・初任給・採用人数などの待遇面などの詳細を下記の記事でも紹介しています。建設会社への就職を考える方は下記の記事も参照下さい。
まとめ
この記事では建設業界でも特に大手とされるスーパーゼネコン(スーゼネ)5社の特徴について紹介しました。
スーパーゼネコンの中でも売上などの事業規模・携わる事業セグメントに違いがあり、経営理念などに見られる社風も異なります。
事業の特色については、各社のホームページや有価証券報告書などで把握できますが、実際の職場環境についてはOB訪問や訪問や会社説明会で社員に話を聞いて、より理解を深めておきましょう。