アドヴィックスは、自動車用のブレーキシステム並びにそれを構成する部品の開発・生産・販売を行っている会社です。安全だけでなく、環境面にも配慮した商品開発を行っていることで知られており、研究にも余念がありません。今回はグローバルサプライヤーを目指すアドヴィックスは激務なのか、その理由や労働環境について説明します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
結論|アドヴィックスは激務である or ではない
アドヴィックスは残業や休日出勤が少ないうえ、休憩時間には消灯されるので、きちんと休むことができます。
工場勤務の場合は設備の不具合で残業になることもありますが、スタッフはフレックス制を活用できるので、勤務の調整が可能です。つまり、アドヴィックスは、激務ではないといえます。
アドヴィックスの基本情報
アドヴィックスの公式HPおよび有価証券報告書を参考に作成した基本情報が以下です。
歴史が浅い会社ではありますが、順調に業績を伸ばしており、連結子会社も含めると1万1060名の従業員がいます。また、海外拠点も豊富です。
アドヴィックスが激務といわれる理由
アドヴィックスは自動車部品を製造しているため、トヨタ自動車や本田技研工業など、取引先が多岐にわたります。工場勤務の場合は特に激務だと思われがちです。
ここでは、アドヴィックスが激務と言われる理由を紹介します。
親会社や取引先より立場が弱い
アドヴィックスではESCやABS、ブレーキブースタ、マスターシリンダ、ディスクブレーキ、ドラムブレーキなど、様々な部品を製造しています。この部品がなければ、取引先である自動車メーカーは製品をつくることができません。
つまり、発注元の立場が強くなる傾向にあります。またアイシン精機やデンソー、住友電気工業、トヨタ自動車などが、アドヴィックスの株主となっています。そのため親会社からも、色々な指示があることが多いようです。
納期が厳しい
アドヴィックスでは様々な部品を製造していますが、ラインごとに納期とノルマが課せられています。工場の設備に不具合があったとしても、納期をずらすことができないため、残業を余儀なくされることがあるのです。
また取引先の数も多いため、計画的な製造が不可欠です。そうした納期の厳しさが、激務と言われる理由の一つとなっています。
アドヴィックスの労働環境
アドヴィックスは部品製造メーカーなので、工場内で黙々と作業し、常に残業があるというイメージを持つ人も多いことでしょう。アドヴィックスの労働環境を表にまとめました。
アドヴィックスの年収
アドヴィックスの平均年収は496万5000円となっています。毎年昇給があるため、在職期間が長くなれば年収もアップするようです。
20~24歳の一般社員の平均年収は276万7000円とひくくなっていますが、係長になると490万6000円、課長では644万2000円、部長ともなれば823万7000円と、平均額が上がっていきます。キャリアアップを目指すと良いでしょう。
アドヴィックスの残業時間
アドヴィックスの平均残業時間は、9~10時間と少なめです。ただし、職種によって違いはあります。
アドヴィックスでも工場勤務になると、設備の不具合やノルマの達成度、納期などの兼ね合いで残業が増える月もあるようです。しかし、15分単位で残業手当がつくので、不満を感じる人は少ないといえるでしょう。
アドヴィックスの有給消化率
アドヴィックスの有給消化率は80%以上と、高い水準を誇っています。入社1年目でも体調不良で休んだ時には、有給扱いにできるのだそうです。
またアドヴィックスは育休取得率も高く、90%を超えています。きちんと休みがとれるので、ワーク・ライフ・バランスを重視した働き方をしたい人におすすめです。
アドヴィックスの社風
アドヴィックスは職場の風通しが良く、きちんと努力していれば周囲から認めてもらえるので、モチベーションアップにつながるという声が目立ちます。
また、女性でもキャリアアップが狙えるので、昇級試験に取り組む人も多いようです。若手社員に大きな仕事を与え、上司のフォローの下で経験を積ませるなど、スキルアップを促す体制があるといいます。
アドヴィックスの魅力
アドヴィックスは、高い安全性と環境に配慮した製品づくりを通して、社会貢献を目指す会社です。そうした企業理念に共鳴し、働いている社員も多いといいます。
ここではアドヴィックスの魅力について、紹介します。
技術に熱い人が集まっている
アドヴィックスは「世界№1のブレーキシステムサプライヤー」を目指して、製品開発を行っています。
近年は、横滑り防止や自動緊急ブレーキシステムといった、予防安全技術に注目が集まっています。そうした社会のニーズに応える製品をつくるため、熱い思いを持った技術者が集まっています。
研究開発体制を強化するために、テクニカルセンターを建設するなど、常に進化を目指す社風は魅力的といえるでしょう。
福利厚生制度が充実している
アドヴィックスは、「福利厚生」が充実していることでも知られています。社員並びにその家族の生活が充実することを第一に、個々に合わせた働き方を選択できるのが魅力です。
- コアタイムのないフレックス制度
- 育児や介護が必要な社員の時短勤務
- 男性社員も含めた産休・育休の充実
さらに余暇を充実させるため保養所を有しているほか、提携する宿泊施設やレジャー施設の割引もあります。
まとめ
自動車部品メーカーと聞くと激務の印象がありますが、アドヴィックスはそこには分類されない働き方ができそうです。しかし配属される部署によって、残業時間や忙しさが異なるので、応募にあたっては職種選びを慎重に行うことをおすすめします。世の中に貢献できる仕事をしたい人にとっては、魅力的な会社といえそうです。