日本政策投資銀行は政府系銀行の一つで、2008年10月1日に設立されました。政府系機関に対し、「縦割り」「年功序列」「薄給激務」というイメージを持つ人もいることでしょう。そこで今回は日本政策投資銀行が激務なのかどうかについて、様々な視点から検証します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
結論|日本政策投資銀行は激務ではない
現在の日本政策投資銀行は、激務ではありません。その背景には、設立にあたって「人財開発銀行」を目指すと共に、薄給激務といわれる労働環境を改善すると決めたことがあげられます。
また日本政策投資銀行は、「働きやすい職場環境づくり」に積極的に取り組んでいます。中でも出産・育児・介護を支援する制度が充実していると評判です。
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日本政策投資銀行の基本情報
日本政策投資銀行の公式HPおよび有価証券報告書を参考に作成した基本情報が以下です。
政府から予算が支給されるため、固定金利での大量融資や長期融資が行える強みを生かして、優良企業との取り引きが多いことで売り上げは安定しています。国家プロジェクトやスポーツ産業支援など、民間の銀行では扱いにくい大型案件も多くなっています。
日本政策投資銀行以外にも政府系金融機関はいくつかあります。
- 国際協力銀行(JBIC)
- 日本政策金融公庫(JFC)
- 商工組合中央金庫(商工中金)
今回紹介する日本政策投資銀行以外の3つの政府系金融機関については以下の記事で紹介しています。ぜひご一読ください。
日本政策投資銀行の労働環境
日本政策投資銀行の労働環境について、表にまとめました。平均年収は796万円となっていますが、職種によって異なります。
薄給激務といわれがちな政府系銀行において、残業時間が44時間というのは少ないといえるでしょう。またこの産業時間をさらに減らすよう、取り組んでいます。
日本政策投資銀行の年収
日本政策投資銀行の平均年収は796万円ですが、年代や職種によって異なります。平均年収を年代別にまとめてみました。
- 20~29歳は509万5000円
- 30~39歳は664万7000円
- 40~49歳は843万8000円
- 50~59歳は935万3000円
- 60~64歳は644万8000円
また職種別に見ると総合職の平均年収は1111万4000円、技術職は780万1000円、一般職は796万円となっています。
日本政策投資銀行の残業時間
日本政策投資銀行の平均残業時間は44時間でしたが、これも職種によってバラつきがあります。
- 総合職の平均残業時間は51.1時間
- 営業職の平均残業時間は46.9時間
- 事務職の平均残業時間は17時間
しかし日本政策投資銀行は近年、ワークライフバランスの支援に力を入れています。政府が働き方改革を推進していることもあり、今後は産業時間が削減されることが予想されます。
日本政策投資銀行の有給消化率
日本政策投資銀行の有給取得率は47.4%でしたが、これも職種によってバラつきがあります。
- 総合職の有給取得率は41.9%
- 営業職の有給取得率は38.0%
- 事務職の有給取得率は75.3%
クライアントやプロジェクトを抱える総合職や営業職は、やはり有給取得率が低い傾向にあります。一方で男性社員が育児休業制度を利用する実績は高いので、ワークライフバランスはとりやすいと言えそうです。
日本政策投資銀行の社風
日本政策投資銀行は国の機関なので、入社した社員が官僚的だというイメージが定着しています。民間の銀行と比較すると、組織が官僚的である点は否定できません。
組織は保守的な傾向にありますが、その分社員間の競争意識が低めです。「人への投資を惜しまない」ことをモットーにしているので、社員一人当たりの研修費も高くなっています。
そのため社内の雰囲気は穏やかで、上司であってもロジックのある提案には耳を傾けてくれる社風のようです。
金融業界との比較
日本にはいくつかの政府系銀行がありますが、その筆頭といえばやはり日本銀行です。そう聞くと、日本政策投資銀行との違いが知りたくなる人もいるはずです。
ここでは日本銀行と共に、政府系銀行の平均値を取り上げてみましょう。
日本政策投資銀行は残業時間・有給休暇の取得日数が不明です。日本政策投資銀行の方が年収は高くなっていますが、どちらも政府系銀行なので残業時間や有給取得日数などもそれほど違わないことが予想できます。
日本政策投資銀行の福利厚生
日本政策投資銀行が仕事と家庭の両立を支援するために、「出産・育児支援制度」や「介護支援制度」に力を入れていることには、すでに触れました。短時間勤務やフレックスタイム勤務、時間外労働の制限・免除などの仕組みが整っています。しかしそれ以外にも、特出すべき福利厚生があります。
- 独身寮完備
- 家賃補助
- 昼食補助
- 学習支援
- MBA留学
上記のような様々な補助制度が用意されているのです。もちろん通勤手当もきちんとつきます。MBA留学制度を利用して、ハーバード大学やケンブリッジ大学、オックスフォード大学で学んだ社員がたくさんいます。
営業部門は忙しい
日本政策投資銀行の中でも忙しい部署といえば、投資先と関わる「金融法人部」「都市開発部」「企画金融部」といった、営業部門があげられます。
これらの部署では、産業を支援するための融資を行っています。日本政策投資銀行は政府系銀行であるがゆえに、融資に対して「中立性」「公共性」を求められます。大型のプロジェクト案件も多く、幅広く多様な企業と関わることになるため忙しくなるのです。
まとめ
日本政策投資銀行は政府系銀行のため、常に収益性だけでなく公共性を実現することが求められます。そのため、他の政府系銀行と比べると忙しいといえるかもしれません。しかし社員教育や働く環境整備にも力を入れており、安定性は言うまでもありません。大型案件に関わりたいなら、応募を検討してみることをおすすめします。