京都大学は、西日本において最優秀と評される国立大学です。これまでに、数多くのノーベル賞受賞者を輩出してきましたが、学生が優秀過ぎるがゆえに就職が難しいといわれています。そこで、今回は京都大学の就職支援環境と就職実績についてご紹介します。在学生の方だけでなく、京都大学に興味がある方もご参照下さい。
弊社bizualでは、就活で業界選び、面接対策、ES対策などにお悩みの方向けに無料サポートを実施しております。
無料登録後、下記就活サポートが完全無料で受けられるようになっているため、就活生の方はぜひご活用ください。
bizualのサポートに無料登録しておくと・・・
- 就活生専門のコミュニティに無料参加できる!
- 面談後参加できるコミュニティで近年の就活業界の傾向などの情報を受け取れる!
- ES免除・1次面接無しの選考ルートも選べる!
- 選考対策(ES添削・模擬面接)を無料サポート!
- 面接官からの合否フィードバックを共有!
この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
京都大学とは
京都大学は、1897年に設置され京都府京都市左京区に本部を置いています。京都大学は「自由の学風」を謡っており、THE世界大学ランキング2020では世界第65位、日本国内第2位に選ばれています。
これまで、11人のノーベル賞受賞者を輩出しており、アジアにおける大学の中では最多数です。
京都大学の就職支援環境
京都大学では、学生の就職支援活動に力を入れています。ライバル大学と言われる東京大学と比べて、京都大学は研究職や大学院に進む学生が多いです。以下では、そんな京都大学の就職支援における特徴をご紹介します。
特徴①|就活チューター
京都大学では、就職活動を終えたばかりの内定者が就活チューターとして活躍しています。一般的に、大学3年次の終わりから4年次に内定を受け就職活動を終えます。そこで、京都大学では就職内定者が後輩の就活相談にのる体制をとっています。
就活内定者は、自ら就活チューターとしてキャリアサポートルームに登録します。そして、就活チューターとの面談を希望する在学生に対して、進路相談から細かな選考対策を行うのです。これにより、在学生は最新の就活状況を知ることもできるといえます。
特徴②|キャリアフォーラム
京都大学では、出展を希望する企業を集めて京都大学キャリアフォーラムを開催しています。これは、京都大学の学生をピンポイントで採用したいと考える企業を対象として、企業紹介とリクルーティング活動の場を提供する取り組みです。
これにより、企業側は自社のアピールを直接行えるだけでなく、学生側も様々な企業を1度に知ることができます。もっとも、これは企業による採用広報活動の場であるため、採用選考に直結する場ではないとされています。
【2019年卒版】京都大学の就職実績
京都大学では、最新の就職実績をホームページ上で公開しています。以下のデータは、各学部別の進路状況と産業別就職状況をまとめたものです。それぞれの学部では、どのような特徴が就職実績から読み取れるのか考えてみましょう。
総合人間学部の就職実績
教養人間学部では、およそ50%の学生が就職を進路先としています。その中で、人気の就職先は情報通信やサービス業であることがわかります。これは、総合人間学部で学ぶ分野と関連しているからです。
文学部の就職実績
文学部では、およそ70%の学生が就職を進路先としています。一方で、国家試験に臨む学生は1人もいないことがわかります。また、就職先では全体的に幅広い業界が選ばれているといえます。
教育学部の就職実績
教育学部では、約70%以上の学生が就職をしており、続いて大学院への進学が25%程となっています。就職先については、情報通信、製造業とサービス業が特に人気の業界であるといえます。
法学部の就職実績
法学部では、就職を選ぶ学生がおよそ60%。そして、進学を選ぶ学生が25%程となっています。就職先については、金融・保険業とサービス業が最も人気のある業界です。
経済学部の就職実績
経済学部では、なんと85%もの学生が就職を選んでおり、続いて大学院への進学が10%ほどです。就職先においては、経済学との関係性が深い金融・保険業が最も人気で、サービス業がそれに続いています。
理学部の就職実績
理学部では、80%の学生が大学院への進学を、続いて16%の学生が就職を選んでいます。これは、理系学部として大学院でも研究を続けたいと考える学生が多い結果を示しているからです。
医学部の就職実績
医学部では,、国家試験・研修医を進路先として選ぶ学生が最も多く40%におよびます。一方で、就職と大学院進学を選択する学生は、それぞれ28%と22%という結果でした。
薬学部の就職実績
薬学部では、およそ70%の学生が大学院に進学し研究を続けています。一方で、就職を選ぶ学生は30%弱であり、その就職先としては製造業が最も人気という結果でした。
工学部の就職実績
工学部では、理系学部であるため大学院への進学を選ぶ学生が83%にものぼります。また、就職を選ぶ学生は全体の10%ほどに留まっており、学部レベルでの研究では不十分と考える学生が多いといえます。
農学部の就職実績
農学部でも、それ以外の理系学部と同様に大学院への進学を選ぶ学生が80%程を占めます。就職を選ぶ学生は17%であり、その中では特に情報通信・運輸業界が人気であることがわかります。
まとめ
京都大学は、文系と理系で進路先が大きく異なることがわかりました。前者は、就職を優先する学生が多いですが、後者は大学院への進学が多数派という結果でした。
京都大学は、学問での顕著な実績が国内外から称賛されていますが、就職支援においても力を注いでいる大学であるといえます。