学生の皆さんは留年という言葉は聞いたことがあっても、留年の意味を明確に理解できていない人は多いでしょう。そこで、この記事では留年とは何かをまず初めに説明し、続いて混同しやすい言葉や留年してしまう理由を紹介します。留年をしないよう、理解を深めましょう。
弊社bizualでは、就活で業界選び、面接対策、ES対策などにお悩みの方向けに無料サポートを実施しております。
無料登録後、下記就活サポートが完全無料で受けられるようになっているため、就活生の方はぜひご活用ください。
bizualのサポートに無料登録しておくと・・・
- 就活生専門のコミュニティに無料参加できる!
- 面談後参加できるコミュニティで近年の就活業界の傾向などの情報を受け取れる!
- ES免除・1次面接無しの選考ルートも選べる!
- 選考対策(ES添削・模擬面接)を無料サポート!
- 面接官からの合否フィードバックを共有!
この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
留年|もう一度同じ学年をやり直すこと
留年とは、もう一度同じ学年を次年度もやり直すことです。通常であれば、1年間が経つと学生としての年次は1つずつあがります。しかし、授業の単位を取ることができなかったり、一定期間の間大学を休まざるを得ない場合には留年となります。これによって、その次の年でも本年度と同じ学年を繰り返すことになります。
留年と混同しやすい言葉
留年という言葉は、学生の皆さんにとって馴染みが薄いため似たような言葉と混同することが考えられます。言葉を正しく理解していないと、誤った使い方で恥をかいたりもしくは不適切な対応をしてしまう恐れがあります。そこで、留年と混同しやすい言葉を2つ紹介しますので、この機会に覚えてみてはいかがでしょうか。
原級|留年より公式な表現で意味は同じ
原級とは、成績表において留年を意味する言葉であり、留年よりも公式な表現ですが同じ意味です。大学では、留年をしてしまった場合に学生への通知方法として、ウェブ上の成績表に原級と記載されます。
留年と原級、どちらも意味としては同じですがもしも公式な表現をすべき場合には、原級を使いましょう。いずれも、同じ学年を次年度も行わなければならないという点で意味に違いはありません。
浪人|もう一度大学受験をやり直すこと
浪人とは、もう一度大学受験をやり直すことです。高校生や浪人生が大学受験をする場合、必ずしも希望する大学に合格できるとは限りません。その場合、あえて来年度も大学受験をするために、進学せずにいることを浪人と言います。
浪人も留年も、進級すべき年度になっても進級しないという点では同じであるといえます。しかしながら、浪人は大学に入学する以前の人を対象としています。そのため、大学に入学した人については浪人ではなく留年という言葉が使われます。
留年のデメリット
留年とは、次年度も進級をすることができないことだとわかりましたが、実際にどのようなデメリットがあるのでしょうか。一見、学生生活を延長できるためメリットがあると思われがちですが、実際にはデメリットの方が大きいといえます。そこで、以下では留年することによるデメリットを2つ紹介しますので、ご確認下さい。
①1年分の学費が余計にかかる
留年をすることによるデメリットの1つ目は、1年分の学費が余計にかかることです。例えば、4年生制度の大学であれば本来支払うべき学費は4年分です。しかしながら、留年をしてしまった場合さらに1年分の学費を支払わなければなりません。
近年、日本では学生数の減少に伴い私立大学を中心として、授業料の値上げが進められています。学費は、年間およそ数百万円にものぼるため、留年をしてしまった場合経済的な負担が増えます。そのため、大変でも留年する事態は避けなければなりません。
②友人は先に卒業していく
留年することによるデメリットの2つ目は、友人が先に卒業していくことです。学生時代において、友人はかけがえのない存在ですが留年をしてしまうと、その関係も希薄化します。なぜなら、履修する授業や生活リズムが異なるだけでなく、結果的には先に卒業してしまうからです。
なぜ留年するのか
留年は、様々なデメリットが多いことがわかりましたが、そもそもなぜ留年してしまうのでしょうか。以下では、留年という状況に陥ってしまう理由を2つ紹介します。留年の仕組みを正確に把握しておけば、その事態を避ける選択もとることができるのでご参照下さい。
①必要単位数を取得できない
留年してしまう理由の1つ目は、必要単位数を取得できないからです。大学では、学期の初めに履修する授業を登録して、その授業毎に単位を取れたか判断されます。高校と異なり、授業数や授業内容は学生に委ねられます。
そして、授業の欠席や試験の不合格によって必要な単位数を取得できなかった場合、留年となります。大学は、授業の選択も自由ですが単位制度を正しく理解していなかった場合、留年してしまうリスクが高まるのです。
②必修の授業の単位を落とす
留年してしまう理由の2つ目は、必修の授業の単位を落としてしまったからです。大学では、基本的にどの授業を履修するかが学生に委ねられています。しかしながら、授業の中には予め大学側が履修を強制している必修科目があります。
この必修授業は、学生の意思に関わらず単位を必ず取らなければなりません。そのため、この必修の授業単位を落としてしまった場合には、卒業までの間に再履修となり、最悪の場合は留年となるのです。
まとめ
留年とは、大学で進級する年度になっても同じ学年を繰り返すことだとわかりました。そして、留年は経済的な負担だけでなく、交友関係にも悪影響をもたらします。そのため、大学の履修制度を正確に把握してきちんと単位を取り続けることが大切です。目先の楽さではなく、人生を考えて学生生活を満喫しましょう。