サッカーコーチはスクールや部活動の外部指導員、ユースチームなどで働くことができますが、いずれもそれほど給料が高いわけではありません。別に本業を持っていたり、副業をして働く方もいます。ただし、資格やスキル次第で給料を上げることもできるため、ぜひ今回の記事を参考にしてみてください。
弊社bizualでは、就活で業界選び、面接対策、ES対策などにお悩みの方向けに無料サポートを実施しております。
無料登録後、下記就活サポートが完全無料で受けられるようになっているため、就活生の方はぜひご活用ください。
bizualのサポートに無料登録しておくと・・・
- 就活生専門のコミュニティに無料参加できる!
- 面談後参加できるコミュニティで近年の就活業界の傾向などの情報を受け取れる!
- ES免除・1次面接無しの選考ルートも選べる!
- 選考対策(ES添削・模擬面接)を無料サポート!
- 面接官からの合否フィードバックを共有!
この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
サッカーコーチの給料では生活できない
サッカーコーチといえば、専門的な知識や技術が求められる職業ということから、給料も高いだろうというイメージが強いのではないでしょうか。しかし現実にはそれほど給与や待遇が良いわけではありません。
ここでは、サッカーコーチの給与相場や福利厚生について紹介していきます。
①給料の相場は15万~20万
「JSN福岡のコーチの求人」(はたらいく)によると、小学生向けのサッカースクールコーチの日給は5,940円(研修中は3,040円)です。仮に25日働いたとすると、月給は148,500円となります。
住む地域によっても異なりますが、約15万円の月給だと最低限の生活を送るだけでもやっとの金額です。サッカーコーチだけの給料だと、人生設計を立てるには難しいことが分かります。
②福利厚生が整っていない場合が多い
サッカーコーチの仕事は、たとえ正社員でも福利厚生が整っていないことが珍しくありません。特に退職金や賞与、年間休日数の項目はしっかりと確認しておきましょう。
スクール制のサッカーコーチの場合、給料の面で大きな差が出ることは少ないため、できるだけ福利厚生が充実しているところを選ぶべきです。
③キャリアアップに繋がりにくい
サッカーコーチは将来のキャリアアップに繋がりにくい、というリスクがあります。仮にサッカーコーチからホワイトカラーに転職しようとしても、年齢を重ねるたびに入社が難しくなることが現実です。
事前に10年先・20年先の自分の姿をイメージし、しっかりとキャリアプランを立てておくことが重要といえるでしょう。
サッカーコーチとして働ける4つの環境
サッカーコーチとして働けるのは、次のような4つの環境が一般的です。
- ①サッカースクール
- ②街クラブ・ジュニアユースのコーチ
- ③部活動の外部指導員
- ④Jリーグ所属クラブアカデミー
サッカーの経験や指導実績がないという方は、まずサッカースクールから始めてみることをオススメします。これは未経験でも求人を募集していることが多いためです。
ここからは、①~④までの特徴を詳しくお伝えしていきます。
①サッカースクール
サッカースクールでは、主に小学生向けのコーチングを行うことが一般的です。未経験でも始めることができ、サッカーコーチの基礎をしっかりと学びながら働くことができます。
ただし、給料面ではほかの環境より低くなることがほとんどです。
②街クラブ・ジュニアユースのコーチ
街クラブやジュニアユースチームの場合も、小学生や中学生といった子供相手に指導を行います。ただし、サッカースクールとは違い「本気でプロを目指したい」という子供が多いことが特徴です。
そのため、コーチにもサッカー経験や指導実績が求められます。
③部活動の外部指導員
中学校や高校などが、より強豪チームを目指す場合は、外部指導員により徹底的にコーチングすることも少なくありません。担当の教師が教えるよりも集中して部活動に取り組めるメリットがあります。
外部指導員は時給制になることが多く、1時間あたり約2,000~2,500円が平均的な相場です。
④Jリーグ所属クラブアカデミー
Jリーグ各チームは、将来のプロサッカー選手を養成するためのアカデミーを保有しています。そのアカデミー内でもサッカーコーチを募集しており、主に子供たちの指導に当たります。
少年相手でも高い指導技術が求められるため、サッカー経験者が優遇されています。経験を活かした仕事となるため、月給は約20~25万円と、サッカースクールよりも高い給料が期待できるでしょう。
サッカーコーチとしての給料を上げる方法
サッカーコーチの給料の相場は15万~20万円と、決して高給とはいえないものの、能力に見合って給料も上がっていきます。指導力というスキルが最重要視されるため、以下で紹介する資格や能力が役立つでしょう。
ライセンスを取得する
JFA(公益財団法人日本サッカー協会)は、サッカーコーチ向けに「指導者養成講習会」を開いています。講習を修了するとJFA公認ライセンスが付与されるため、給料の底上げには欠かせない資格といえるでしょう。
ライセンスは次のように等級が定められています。
- キッズリーダー
- D級コーチ
- C級コーチ
- B級コーチ
- A級コーチ
- S級コーチ
D級やC級だと誰でも受講することができます。また資格を持っておけばサッカーコーチの求人に応募する際にも有利です。
人脈を築く
サッカーコーチという職場は想像以上に閉鎖的な環境です。ただし、ほかのクラブに移動する場合などは、人脈を伝って良いチームへと移ることも少なくありません。
そのため積極的にほかのコーチや監督とのコミュニケーションを行っておくことが重要となります。
語学力
サッカーコーチには語学力も必要です。サッカーの本場ヨーロッパでは、日々トレーニングが最適化され、選手にとって最良なコーチング手法が変化します。
そのため国内で働くサッカーコーチも、海外の一次情報を積極的に取得できなければなりません。
また「通訳ができるコーチ」の数は少ないため、サッカーの指導以外にも仕事の幅が広がり、給料アップにも繋がりやすいといえるでしょう。
サッカーコーチをするなら副業も検討すべき
サッカーコーチの給料は決して高くありません。そのため、よほど有名なチームのコーチを除いては、副業をしながら働いていることがほとんどです。
副業はアルバイトが一般的といえます。最初の内は働きながらコーチングの基礎を学び、上記で紹介した資格やスキルを習得しつつ、より高い給料を目指すことが基本となるでしょう。
まとめ
サッカーコーチの給料は、約15万~20万円が平均的な相場です。余裕のある生活を送ることが難しい金額にもなるため、副業をしながらコーチの仕事を行う人も少なくありません。
ただし、能力が身についてくれば給料もアップする可能性があるため、JFAライセンスの取得や、人脈、語学力を磨いていくことが基本です。事前にしっかりとキャリアプランを立てておくことをオススメします。