大日本印刷は日本を代表する大手印刷会社です。印刷業界は斜陽産業のため、大日本印刷は多くの子会社を通じて多角的経営を行っています。大日本印刷はデジタルコンテンツ事業などを行う子会社を保有しており幅広い事業展開が魅力です。今回は主要子会社の事業内容と採用情報を解説しています。ぜひ参考にしてください。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
大日本印刷は大手印刷会社
大日本印刷は日本を代表する大手印刷会社です。皆さんが持っている書籍も大日本印刷が印刷会社として表記されているのも多いのではないでしょうか。
近年では紙媒体の衰退もあり、大日本印刷の事業は印刷のみにとどまりません。次項で大日本印刷の事業内容をご紹介いたします。
事業の多角化を進めている
現在デジタル社会が進み、過去に比べ紙媒体の需要は大きく減少しています。印刷産業は需要低下の煽りをうけており、斜陽産業といわれているのも事実です。
大日本印刷は世の変化に対応し事業の多角化を進めています。出版関連事業は継続していますが、他にも「エレクトロニクス事業」「情報イノベーション事業」などを展開しています。
大日本印刷が企業規模を維持してる要因は変化に対するスピード感といえるでしょう。
体育会の社風がある
大日本印刷は創業起源が明治時代にまで遡りとても歴史がある企業です。印刷業界は斜陽産業ですが、一部では「変化をすることを望まない」旧態依然な社風が残っているのも事実です。
上下関係や年功序列の色合いが強いため「体育会の社風」があるといっても良いでしょう。特に中でも営業部門は激しい体育会系で有名です。
また、ライバル企業に凸版印刷が存在しており、印刷業界トップの大日本印刷としてのプライドが企業体質の改善を遅らす要因になっているとの声も散見されます。
子会社とは
子会社には様々な種類が存在しています。一般的に親会社が子会社に対して、議決権の50%以上を保有している場合「子会社」と呼ばれます。更に親会社が子会社に対して議決権の100%を保有している場合「完全子会社」と呼ばれ区分されています。
子会社と似た定義として「関連会社」があります。親会社が子会社の議決権を20%以上持っており、重要な影響を与えることができる会社を指します。
また子会社や関連会社の業績を親会社の決算に合算する際には「連結子会社」と呼ばれ、大日本印刷のように資本金が5億円以上等の大企業には連結決算が義務付けられています。
大日本印刷と子会社の関係
大日本印刷は本社に企画・営業・研究・開発などの機能を持たせ、製造や販売は子会社に事業移譲するなど、機能別に関係性を構築していることが伺えます。
本社に司令塔的な役割を持たせ、子会社の連結売上高における占有率の高さが特徴です。大企業によく見られる組織編成といえるでしょう。
大日本印刷の主要子会社
子会社業績が連結売上高に直結する組織形態の大日本印刷ですが、主要子会社は次の5社を押さえておくと良いでしょう。
さまざまな子会社を保有する大日本印刷ですが、本来の印刷事業と相関関係が強い「出版メディア事業」の子会社である「丸善CHIホールディングス株式会社」と「ブックオフグループホールディングス株式会社」の2社は特に重要です。
次項で2社について事業内容と採用情報についてお伝えしていきます。
丸善CHIホールディングス
丸善CHIホールディングスは大日本印刷の出版メディア事業において、司令塔的な役割を果たしている子会社です。
丸善CHIホールディングスグ自体が子会社と関連会社合わせて50社ほど保有しています。大日本印刷からみた「孫会社」です。
ここでは、丸善CHIホールディングスの事業内容と採用情報についてお伝えしていきます。
丸善CHIホールディングスの事業内容
丸善CHIホールディングスの事業内容は出版関係会社に対するマネジメント業務といえます。印刷・発行・販売など子会社の強みを生かした事業展開が特徴です。
中でも子会社の主力である「文教堂」・「ジュンク堂」の売上構成が70%と高い比率を占めています。また図書館運営業務を通じて、紙媒体の大切さを伝承しているのも特徴です。
丸善CHIホールディングスの採用情報
丸善CHIホールディングスは社員の平均年齢が51.4歳と高い傾向にあります。企業ホームページにも採用ページは掲載されておらず、在職平均期間も6年の為、出向社員が多いことが想定されます。
また、単独での社員数は31名と大変少なく、新卒採用は行っていない可能性があります。丸善CHIホールディングスの年収は約576万と平均的な水準といえるでしょう。
ブックオフグループホールディングス
ブックオフホールディングスは「本を売るならブックオフ」とうフレーズで有名な大手リユースチェンです。現在は本だけでなく、アパレル・ブランド品・スポーツ用品の中古展開も開始しています。
ここでは、ブックオフホールディングスの事業内容と採用情報についてお伝えしていきます。
ブックオフグループホールディングスの事業内容
ブックオフホールディングスの主力事業は本・ソフトメディアを中心にしたリユース商品の買取・販売業務です。ここ数年ではアパレル・ブランド品などにも力を入れています。
リユース業界の大手であり、ライバル企業にはゲオホールディングスがあります。ブックオフの総合リユース店舗「ブックオフスーパーバザー」VSゲオの総合リユース店舗「セカンドストリート」の対決構造となっています。
ブックオフグループホールディングスの採用情報
ブックオフホールディングスは採用活動を行っています。2019年は新卒採用はありませんでしたが、2020年は20名程度の採用実績となっています。採用実績大学は多岐に渡り、人柄採用を重視してるのが特徴です。
社風は「人を大事にする」アットホームな企業であり、店長職として、若いうちに活躍したい人におすすめです。社内制度はポジションに応じての研修が設けられています。また育成担当者が1名専門で付くのも特徴といえます。
平均年収は446万と若干平均を下回る水準で、小売業界の人手不足から採用難易度はそれほど高くないといえるでしょう。
まとめ
大日本印刷は数多くの子会社を保有している大手印刷会社です。印刷業界は斜陽産業の傾向にあり、子会社を通じて出版業以外にも幅広い事業を展開しています。
今回は主要子会社でもある「丸善CHIホールディングス」と「ブックオフホールディングス」の事業内容と採用状況をご紹介していきました。ぜひ参考にしてください。