電通は子会社を約900社も保有する日本最大の広告代理店です。電通の採用率はとても高く電通の子会社を志望する人も多いのではないでしょうか。電通の子会社は年収も比較的高い傾向にあります。電通の主要子会社でもある電通東日本・電通テック・電通デジタルの事業内容や採用情報を紹介するので参考にしてください。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
電通は広告代理店最大手
電通は世界でも5本の指に入る日本最大手の広告代理店です。「広告界のガリバー」の異名を持っています。種類豊富なコンテンツの広告・マーケティングをメインに事業展開しています。
社長は山本敏博
電通の社長を現在務めているのは山本敏博氏です。2015年に新人女性社員の過労自殺の責任を取る形で前任の石井直氏が引責辞任後、社長のポストに就任しています。
採用倍率は非常に高い
電通は最大手の広告代理店ということもあり、採用倍率は非常に高いことでも有名です。求人倍率が50倍程度になり、学生からの人気は相変わらず高い傾向にあると言えます。
電通と子会社の関係
電通は数多くの子会社および関連会社を保有しています。ここでは子会社の定義と電通における子会社の役割について解説していきます。
子会社とは
子会社には様々な種類が存在しています。一般的に親会社が子会社に対して、議決権の50%以上を保有している場合「子会社」と呼ばれます。更に親会社が子会社に対して議決権の100%を保有している場合「完全子会社」と呼ばれ区分されています。
子会社と似た定義として「関連会社」があります。親会社が子会社の議決権を20%以上持っており、重要な影響を与えることができる会社を指します。
また子会社や関連会社の業績を親会社の決算に合算する際には「連結子会社」と呼ばれ、電通のように資本金が5億円以上の大企業には連結決算が義務付けられています。
子会社は電通のサポートを担う
電通は数多くの広告代理を手掛けており、本体の電通のみでは業務を回すことはできません。電通の事業を支えているのは電通の子会社です。
電通では数多くのクライアントに対応する為、株式会社電通東日本など地域ごとに子会社を持ち、事業展開しているのが特徴です。北海道から沖縄まで幅広く地域をカバーしています。
また、広告の種類に応じて実際の運用を子会社に事業移譲しているのも電通の特徴です。プロモーション関係であれば「電通テック」・デジタルマーケティングであれば「電通デジタル」など領域に応じて対応しています。
電通の主要子会社
電通の子会社は数多く存在しますが、次の5社を押さえておくと良いでしょう。
電通の事業をメインに支援している子会社として、「電通東日本」を代表とする各地域の子会社や広告事業の展開を行う、「電通テック」・「電通デジタル」があります。
下記で3つの子会社について詳しく解説していきます。
電通東日本
電通は東日本以外にも拠点をもっていますが、その中でも最も幅広い地域を担当しているのが電通東日本です。拠点ごとに更に支社を保有しており、より地域に密着した広告代理業務を行っています。
電通東日本の事業内容
電通東日本の事業は関東・東北を中心とした「広告代理業務」です。本体の電通と業務内容に違いはあまりありませんが、クライアント規模の違いはあると言えるでしょう。
電通は国際規模のイベントを手掛けることが多いですが、電通東日本は地元企業・イベントなど、より地域に密着した業務が大半です。ただ、首都圏がエリアのためグローバル企業との仕事の機会も多いでしょう。
電通本体と比較して社員の役割分担は分担されておらず、広告代理業の幅広い業務に関わることができるのも特徴の1つです。
電通東日本の採用情報
電通東日本の採用情報は電通東日本の採用ページで確認できます。2018年度の採用実績は13人とかなり少なくなっています。採用実績大学はMARCH以上が中心です。
電通東日本は首都圏も担当エリアになり、グローバル展開している企業を顧客に持つことも多く、語学力に長けてる学生にはチャンスがあります。
年収については約800万円とされ、電通本体ほどではないものの高い部類にカテゴライズされます。社内制度に関しては、新卒研修や資格別研修の導入、自己啓発支援制度があります。
電通テック
電通テックは販促・イベントなどプロモーション事業をメインに事業展開している、電通の完全子会社の1つです。電通テックが手掛けたプロモーションを目にした人も多いでしょう。
電通テックの事業内容
電通テックのメイン事業はイベント企画やダイレクトマーケティング中心のプロモーション事業です。デジタルとリアルを融合したプロモーションに強みがあります。
電通テックが手掛けたプロモーションとして
- イベント企画:「サントリーキセキのボスジャン」
- ダイレクトマーケティング:ガチャブランドの「パンダの穴シリーズ」
上記が有名なプロモーション事例です。
電通テックの採用情報
電通テックの採用情報は電通テックの採用ページで確認できます。2018年の採用実績は42名となっており、比較的少ない採用人数といえます。採用実績大学に関しては国立大学が中心ですが、MARCHの採用実績もあります。
電通テックの年収は約770万円とされており、平均より高い水準にあるといえるでしょう。裁量労働制を採用しています。社内制度に関しては、デジタルマーケティング領域の専門スキルプログラムを採用しているのが大きな特徴です。
電通デジタル
電通の完全子会社である「電通デジタル」はデジタルコンテンツのマーケティング事業を展開している企業です。現在のデジタル社会やAI社会に向けて注目されています。
電通デジタルの事業内容
電通デジタルの事業内容は企業と顧客を繋ぐデジタルコンテンツの提供・支援・分析などがメインの事業内容になります。
電通デジタルが手掛けたサービスとして資生堂ブランド「マジョリカ・マジョルカ」のオンラインギフトサービスの構築などが代表例です。
電通デジタルの採用情報
電通デジタルの採用情報は電通デジタルの採用ページで確認できます。2019年の採用実績では約110名を採用しており、電通テックなどより比較的多い人数を採用しています。採用実績大学は国立大学が中心ですが、デジタルに強い人材はチャンスがあります。
電通デジタルの年収は約750万円となっており、電通テックと同様比較的高い水準です。電通本社にオフィスがあるため電通との合同研修もあり、最新動向インプット会も定期で実施されています。
まとめ
電通は世界でも屈指の広告代理店です。電通は900社以上の子会社を保有しており、電通の多くの業務は地域やビジネス領域に合わせて、子会社が業務運営を行っています。
本体の電通には及びませんが、電通テックなど主要子会社は比較的年収も高い傾向にあります。電通に興味がある人は子会社も併せて参考にしてください。