就職活動を終えた学生で、内定後の過ごし方に悩む人は多いのではないでしょうか。ストレスや肉体的負担の大きい就職活動から解放された途端、過ごし方がわからなくなるのです。しかし、内定後の学生生活には大きな価値があります。そこで今回は、内定後に有意義な過ごし方をする3つの手順を紹介します。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
内定後の過ごし方に悩む人は多い
就職活動において、企業から内定をとれるか否かは大きなストレスです。そのため、内定後にストレスから解放されてどのように過ごすべきか迷う学生は大勢いると言えます。
そもそも、就職活動で内定を得るという成果が出たこその贅沢な悩みです。ゆえに、内定後はどのように過ごすか考えることはとても大切です。
簿記二級なんて集中力の問題だから、二週間も勉強すれば受かる。
周りの人たちは内定後の暇な時間に勉強してサクッと取っていたよ。
俺?勿論、落ちました— 一ノ宮 (@Ichinomiya_m) November 22, 2016
上記のツイートは、内定後の過ごし方として資格取得を試みた例です。社会人になると、勉強にあてがえる時間は限られるため、内定後の過ごし方としては良い選択です。結果に関わらず、精一杯努力すべきでしょう。
最後の学生生活には大きな価値がある
内定後、卒業までの時間は学生生活における最後の時間です。およそ半年から1年の残された学生生活で、どんな経験を積むかが今後の人生を左右すると言っても過言ではありません。
その先、学生生活でやり残したことがあるという状況は避けたいですよね。悔いが残らないよう、最後の学生生活を目一杯満喫することが大切です。
内定後に有意義な過ごし方をするための3つの手順
企業から内定を取った後、残る学生生活を有意義に過ごせるか否かは人それぞれです。何も考えず、ただ過ごしてしまうと卒業後に後悔をしてしまうかもれません。
しかし、有意義な過ごし方をする3つの手順を踏むと成果が期待できます。以下では、それぞれを詳しく説明するので、ぜひ参考にしてみて下さい。
手順①|卒業までに必ずやるべきことを整理する
有意義な過ごし方をする手順の1つ目は、卒業までに必ずやるべきことを整理するです。4年間の学生生活において、やりたいことややり残してしまったことは誰でもあるはずです。
それらを箇条書きでも良いので書き出して整理すると、有意義に内定後の時間を過ごせます。以下では、3つの具体例をお伝えします。いずれも、社会人に向けて有意義な過ごし方です。
もしも、内定後にやりたいことが思い浮かばないという方は、やるべきことを優先しましょう。やるべきことを行えば、後々後悔することが少なくなるので充実感が得られます。
卒業できるよう単位を取る・卒論を書く
1つ目は、卒業ができるよう単位をとる・卒論を書くことです。数カ月にも及ぶ辛い就職活動で内定をとっても、卒業ができず内定が取消となる学生は毎年大勢います。
それは、本来最優先で取り組むべき卒業要件を満たせなかったからです。例えば、卒業に必要とされる単位を取り切れなかったり、卒論が書き終わらなかったりといった例があります。
大学によっては、卒論を単位と共に必須としているとこもあります。内定を後から取り消されるという最悪な状況にならないよう、単位の取得と卒論の執筆は優先的に行いましょう。
生活習慣を改善する
2つ目は、生活習慣を改善するです。学生と社会人の大きな違いは、生活習慣が自由か否かです。学生であれば、起床時間や就寝時間はある程度自由で乱れていても許容されます。
しかしながら、社会人であれば不規則な生活習慣は致命的になります。なぜなら、出社時間は企業が決めているため、遅刻や勤務中の居眠りは解雇にもつながる恐れがあるからです。
そのため、内定を得た学生は生活習慣を改善する必要があります。夜型の生活習慣は、必ず朝型の生活習慣にかえましょう。朝に運動や勉強を行うと、必然的にかえることができます。
内定先から出された課題に取り組む
3つ目は、内定先から出された課題に取り組むです。一般的に、内定後の過ごし方を学生に一任している企業は多いです。一方で、学生に課題をかしている企業も中にはあります。
例えば、金融機関であれば内定までに証券外務員という資格の取得を課題として課しています。これは、業務をするにあたり最低限抑えておくべき知識を身に付けさせるためです。
万が一、この資格が取れなくても入社できなくなるわけではありません。しかし、その後の社会人生活やキャリアを考えると、内定先から出された課題は絶対に取り組むべきものです。
手順②|内定後の過ごし方の軸を決める
有意義な過ごし方をする2つ目は、内定後の過ごし方の軸を決めるです。内定後の過ごし方がわからない学生は、軸となるものが決まっていません。ゆえに、何をしたらいいか迷います。
仮に、内定後の過ごし方の軸が教育、労働や企業と決まっている場合、有意義に過ごせます。過ごし方の軸から、選びうる選択肢を検討して最も成長できるものを選べばよいからです。
以下では、内定後の過ごし方の軸として4つを紹介します。いずれも、社会人になる前におこなっておくことで有意義に過ごせます。自分に最適な軸を見つけると良いでしょう。
語学留学をする
1つ目の軸は、語学留学をするです。語学留学とは、海外で短期間集中的に外国語を学ぶ留学方法です。これにより、語学力を飛躍的に向上させることが可能であると言えます。
社会人になると、英語や中国語をはじめとして外国語が必要とされる場合が多いです。社内会議や、取引先との商談において外国語はいわば必須のビジネスツールとなっているからです。
そのため、語学留学を軸に据えることで内定後に有意義な時間が過ごせます。1つの外国語に向き合い、その国の文化や慣習を学ぶことで人としても大きく成長できるでしょう。
アルバイトをする
2つ目の軸は、アルバイトをするです。アルバイトを軸にすると良い理由は、大きく2つあります。1つは、社会人で必要なお金を稼ぐことで、もう1つは社会人体力をつけることです。
入社して、初めてもらえる給料は早くても1カ月後となります。その間は生活費、通勤費や交際費を自腹で賄わなければなりません。そのため、アルバイトはとても重要になります。
また、社会人になると朝早く起きて夜遅くまで働く生活となります。内定後も継続してアルバイトをすることで、体力がつくので社会人になっても疲弊することがなくなると言えます。
長期インターンをする
3つ目の軸は、長期インターンをするです。長期インターンとは、有給や無給を問わず企業で実際に働く経験を積むことです。主に、ベンチャー企業で長期インターンを行っています。
学生から社会人になると、思考速度や意思決定の違いに苦労します。しかし、内定後に長期インターンをすることで、社会人になる基礎が身につく上にとても有意義に過ごせます。
知らない業界の理解を深めたり、社会人との交流ができるからです。海外では、長期インターンをすることが当たり前であり、日本でも今後、重要な過ごし方として注目されるでしょう。
起業に挑戦する
4つ目の軸は、起業に挑戦するです。これは、内定後の過ごし方として最もハードルが高いです。しかし、それと同時に貴重な経験が得られるので最も有意義に過ごせるでしょう。
起業とは、すでに存在する会社ではなく自らの会社を設立し、新たなサービスを世におくりだすことです。経営戦略、財務管理や人事などを全て、社長として決めなければなりません。
ベンチャー企業が起業することを支援するビジネスコンテストも多くあります。雇われる側でなく、雇う側として働きたい方はぜひとも起業に挑戦してみてはいかがでしょうか。
手順③|手順②と並行して出来ることに挑戦する
有意義な過ごし方をする3つ目は、内定後に行う軸と並行してできることに挑戦するです。上述の通り、内定後に行うことの軸を決めることは重要で、さらにもう1つ行うと良いです。
なぜなら、卒業までの時間は1年しかないため、時間的価値を最大化する必要があります。そのためには、同じ時間軸で2つのことに並行して取り組む方が良いのです。
以下では、並行して挑戦できることをいくつか紹介します。内定後に有意義な過ごし方をしたい方は、大変でも全力で取り組んでみることをお勧めします。
免許を取得する
並行して挑戦できる1つ目のことは、免許を取得することです。ここでいう免許とは、自動車の普通免許です。合宿であれば2週間、通いであれば2、3カ月で免許が取得できます。
社会人になると、とりわけ営業職の人は運転免許が必要となります。取引先へ訪問をしたり、先輩や上司と接待に行く際には自動車免許が必須です。学生の時なら時間に余裕があります。
社会人になると、免許合宿に行ったり通いでとるのは時間的制限が大きいので大変です。したがって、内定後に有意義な過ごし方をするために免許を取得すると良いでしょう。
海外旅行に行く
並行して挑戦できる2つ目のことは、海外旅行に行くです。海外では予期せぬトラブルや、見知らぬ土地でのコミュニケーションなど、成長に繋がる機会がたくさんあります。
JTBの海外旅行ツアーのためのサイトによれば、台湾であれば3万円代から東南アジアでも比較的安く行けます。そのため、十分な預金がない学生の方であっても、1カ月ほどのアルバイトで海外旅行に行けます。
社会人になると、有給を取得するのが難しかったり、旅行費を確保することが難しかったりします。そのため、学生のうちにぜひ海外旅行へいくことを計画しましょう。
読書をする
並行して挑戦できる3つ目のことは、読書をするです。読書は、知識が広がるので人とのコミュニケーションにおいて役立ちます。また1つのことに集中して取り組む習慣も付きます。
例えばhontoの書店員が選ぶ大学生向けの書籍がおすすめです。また、ビジネス書に関心のある人はビジネス書大賞、小説の場合は本屋大賞から気になる本を探してみて下さい。
普段読まないジャンルの読書をすることで新たな発見があります。また、興味が広がることで考え方や行動も洗練されるので、内定後の過ごし方が有意義になると期待できます。
資格・語学の勉強をする
並行して挑戦できる4つ目のことは、資格・語学の勉強をするです。就職活動においても、ある程度は資格や語学が評価されます。しかし、社会人では昇進に影響する場合もあります。
例えば、TOEIC800点以上であれば海外赴任を許可するといった規則もあります。忙しい生活の中、社会人になってから資格や語学を学ぶことは大変です。学生の方がはるかに楽です。
そのため、目に見える成果として資格・語学の勉強をすることは有意義な過ごし方です。大学受験の時を思い出して、1日10時間以上勉強することができれば大きな力が身につきます。
就活サイトから退会する
並行して挑戦できる5つ目のことは、就職サイトから退会するです。学生にとって、内定先を決定した後でも就職サイトから退会することは、人生における1つの大きな決断でしょう。
今後の人生を左右するため、つい就活サイトを見てしまう人も多いのではないでしょうか。ですが、メールが大量に届き続けるのが嫌という人もいますので、速やかに退会をすべきです。
例えば、主な就活サイトであるリクナビ2020やマイナビ2020の退会からはじめましょう。今後のことはくよくよ考えるのではなく、思い切って退会をすることを決断しましょう。
将来の人生設計を考える
並行して挑戦できる6つ目のことは、将来の人生設計を考えるです。将来の人生設計を考えるというと、仰々しく聞こえるかもしれません。ですが、人生においてとても重要なことです。
例えば、保険の説明を親と一緒に聞いたり、資産運用の本を読んだりなど。少しの意識で知識レベルは大きく変わります。これらが、将来的な人生設計において大きな役割を果たします。
これまでの人生を振り返ってみて、挫折や成功体験を書き出す。それを元に、これからの人生で必ず挑戦したいことを考えると、内定後に有意義な過ごし方をできるはずです。
まとめ
内定後の過ごし方がわからず、迷う学生が多いことがわかりました。一方で、内定後は最後の学生生活となるため、有意義に過ごす手順を踏むことがとても大切でもありました。
社会人に向けて能力を高めたり、人として人間性を磨いたりできます。そのため、内定後に何をしたいのかあらかじめイメージを持っておくと良いです。