国内の大企業の割合はわずか0.3%ということをご存知ですか?では、大企業で働く人の割合はどれくらいいるのでしょうか。気になりますよね。また、「大企業」と「大手」という言葉にも違いがあります。これも知らなかった方は多いでしょう。今回は、こうした会社の小ネタ的情報をお伝えします。
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この記事の監修者
キャリアカウンセラー|秋田 拓也
厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。
■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)
大手とは
ニュースや新聞などでよく目にする「大手企業」という言葉。実は、「大企業」とは少し意味合いが異なるという点をご存知でしょうか。このように、「大手」という言葉には、意外と知らないことも隠されています。
ここでは、大手企業の定義や大企業との違いについてお伝えしていきます。
業界シェア1位の企業
大手企業とは、業界シェア1位の会社を指します。つまり、その業界で売上高ナンバーワンということです。
ただ、大手企業には明確な定義がありません。上記は一般的な解釈なので、人によっては、「業界シェア3位まで」など、違う考え方をするケースもあります。
ただ、いずれの場合でも、大手企業の数は極めて少ないということに違いはありません。
大手と大企業は意味が異なる
「大手」と「大企業」では、その定義や意味が少し異なります。
大企業にも明確な定義はありません。しかし、対照の位置づけである中小企業は、「中小企業基本法第2条第1項」によって一定の定義が決められています。
仮に、中小企業以外の会社を大企業とするなら、上記の定義を裏返せば大企業を次のように定義付けすることも可能でしょう。
このように大企業を定義付けできるなら、業界シェア1位という意味がある大手企業とはまったく異なる概念となります。
大企業の割合
大企業の割合はどれくらいなのでしょうか。それを表す資料・統計などのデータも見つかりました。就活のうえでも役に立つ情報なので、大手や大企業についてしっかりと理解していきましょう。
大企業の割合は約0.3%
中小企業庁のデータによると、大企業の割合は約0.3%となります。国内の企業数は421万社あり、そのうち1.2万社が大企業です。残りの419.8万社が中小企業となり、割合は約99.7%となります。
このデータより、日本に存在する企業のほとんどは中小企業ということが分かるでしょう。
大企業の人数割合は約30%
先ほどの中小企業庁のデータには、大企業の従業員数についても統計が公表されています。大企業の人数割合は全体の約30%です。
国内の企業で働く従業員の総数は4,013万人ですが、そのうち約1,229万人が大企業に勤めています。一方、中小企業で働く人は約2,784万人で、全体の約70%を占めています。
中小企業の割合とともに、従業員数の数も中小企業が圧倒的に多いのです。
就職先は大企業が全てではない
就職先といえば、真っ先に大企業をイメージする方も多いのではないでしょうか。
2019年8月9日付けの東洋経済の記事では、2020年卒(後半)の「就職人気ランキング」を発表しています。上位50社にランクインされたのは、そのほとんどが大企業と呼べるところばかりです。
ただ、就職先は大企業が全てではありません。先ほどの調査のように、国内に存在するほとんどの会社は中小企業です。日本の経済は中小企業によって回っているといっても過言ではありません。
就活を行う際は、大企業に限らず、様々な会社に目を向けてみることが大切です。
まとめ
ニュースや新聞などでは、大手や大企業が注目されがちです。しかし、企業数や従業員数の割合を見てみると、圧倒的に中小企業のシェアが高くなっています。
「中小企業=ブラック」と決めつけていませんか?しかし、決してそんなことはありません。大手企業を超える成長率を示す中小企業はたくさんありますし、かえって人間関係が良好で働きやすいことも珍しくありません。
就活では、大手や大企業といった規模ばかりではなく、「会社の中身」にも注視してみましょう。