コーセー（KOSE）は大手化粧品メーカーで、商品を普段から使っている方も多いことでしょう。化粧品業界に就職したいと考えている方なら、コーセーの選考も受けることになると思います。今回は「顔採用をしている」と噂のあるコーセーの選考の実態について解説します。

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コーセー（KOSE）は化粧品メーカー

コーセー（KOSE）は、資生堂やカネボウ化粧品と並ぶ国内の大手化粧品メーカーです。

まずは、コーセーの基本的な企業情報について理解しておきましょう。経営体制や業績、採用方法について説明します。

コーセー（KOSE）は同族経営

コーセーは同族経営をしており、歴代社長は現社長の祖父、父、おじとなっています。社長が「三大決裁権」と言われる、商品の「香り」「デザイン」「企画・宣伝」を決める決定権を持っています。

そのため、社長の影響力が他の企業に比べて大きくなりがちです。社長への忖度が生まれるとの懸念もありますが、同族経営で社長の決裁権が大きいからこそ大胆な改革を進めることができています。

コーセー（KOSE）の業績は近年好調

コーセーはインバウンド狙いで、日本に来る旅行者に人気がありました。近年はアジア市場で躍進しています。中国・韓国・台湾では現地での売上が大きく伸びており、2018年には純利益46%増を達成しました。

明確なビジョン・将来性・良好な労働環境・やりがい・水準の高い給与など就職先に望むものがいくつも揃っており、資生堂と並ぶ超優良企業だと言えます。

コーセー（KOSE）は職種別採用を実施

コーセーは職種別採用をしており、大まかに総合職・美容スタッフ職にわかれています。総合職は文系・理系・IT系の3つに分類されます。

それぞれの仕事内容を簡単に紹介するので、どの職種が自分に向いているのかを把握しておきましょう。

総合職

総合職は商品企画や宣伝に携わったり、中国をはじめとする海外の市場を管理したり、マーケティングや商品の研究・開発を行います。IT系総合職では社内で利用するシステムの開発を担当します。

文系・理系とついているものの学部の専攻は問われません。文系学部出身の学生が理系総合職を受けることも可能です。

美容スタッフ職

美容スタッフ職は店舗に立ち、接客を担当するスタッフです。お客様に最適な商品を提案するため、商品知識が必要です。

また、店頭のディスプレイを担当するのも美容スタッフ職です。お客様が手に取りやすいような陳列をしなければならず、季節ごとの商品の入れ替えなどにも対応する必要があります。

コーセー（KOSE）は顔採用という噂がある

「コーセーは顔採用をしている」という噂は有名で、インターネット上でよく見かけます。ツイッター上の意見を紹介するので、その噂の内容を見てみましょう。

コーセーの社員さん2人とも美人すぎた

— おとべ (@otovegas331) November 9, 2017

上記のツイートの方は実際にコーセーの社員と会ったようです。「美人すぎる」印象があったとのことから、コーセーは顔採用をしているという印象を受けるかもしれません。

R&Dはね、例ワイ。KOSEの友人は王子で顔採用レディースに囲まれてウハウハらしいけど。

— 紀伊 (@deep1mpact2) May 30, 2018

上記のツイートでは、コーセーの社員のことを「顔採用レディース」と呼んでいます。美人だからという理由だけで採用されているかどうかは置いておき、社員に美人が多いという噂は本当であると考えられます。

コーセー（KOSE）が顔採用と言われる理由

コーセーはなぜ顔採用だと言われるのでしょうか。その理由に、商品が化粧品であることが挙げられます。

「化粧品に関心がある＝美意識が高い＝美人」というイメージがあるからでしょう。実際、コーセーが顔採用をしているかどうかについては次の見出しで説明します。

顔採用と噂のコーセー（KOSE）の真相

「コーセーは顔採用をしている」と思われがちですが、実際はどうなのでしょうか。

ここでは、コーセーの顔採用についての真相を3つ解説します。選考を受ける前に、ぜひその真相を把握しておいてください。

真相①｜美意識の高い人が集まる企業

上記でも述べましたが、「化粧品に関心がある＝美意識が高い」人が集まります。

そのため、他の業界よりも身だしなみや外見に関心が多い人がコーセーを受ける傾向にあるため、誰を採用しても他の業界よりも「美人が集まっている」という印象を受けやすくなります。

真相②｜企業力の向上に繋がる

販売員である美容スタッフ職が美人であればお客様に「KOSEの化粧品でこんな風になれる！」と思ってもらうことができ、売上を向上させることができます。

総合職でも、美意識が高い人でなければ満足度の高い製品を開発したり心に響くマーケティングを行うことは出来ません。化粧品メーカーとして、美人、美意識の強い人が求められています。

真相③｜化粧品を使いこなしている

「整形メイク」と呼ばれることもあるくらい、化粧をすることで大きく印象を変えることができます。化粧品業界に入って化粧品に携わりたい、と考える人は化粧品を使いこなしていることが多いようです。

そのため、自分自身も化粧がうまく、美人だと見なされる人がコーセーの選考に集まると言えます。

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結論｜美人が集まる環境がある

総合職、美容スタッフ共に美人が集まりやすい環境があるのは事実です。その環境が苦手であれば避けたほうが良いでしょう。

コーセーでは総合職と美容スタッフ職を募集しています。それぞれ顔採用なのかということと、就活の際に気をつけたいことについて説明します。

総合職｜志望度と能力が大切

美人は自分に自信があり、ハキハキと受け答えする人が多いためコーセーの総合職でも採用されやすくなります。つまり「美人かどうか」ではなく、「自信があるか」が大切だということにも転換可能でしょう。

また、総合職では長く勤務してもらうことが前提です。社風に合うかも大切な選考ポイントなので、自分にコンプレックスがあったとしても、社風に馴染むことができるとアピールする必要があります。

美人に囲まれる環境での勤務が考えられますが、その中でも頑張っていけるということを伝えられるとよいでしょう。

美容スタッフ職｜顔採用の可能性はある

美容職の場合、消費者へのアピールを兼ねていますので、美人が採用される傾向にあります。

接客業なので、外見にコンプレックスが多少ある方でも接しやすさや人当たりのよさがあり、それを面接でもアピールできれば採用される可能性は十分あります。

顔採用を意識するよりも、接客業であることを念頭に置くべきです。外見を気にするよりも、笑顔や適切な受け答えを大切にしましょう。

化粧品業界は顔採用という噂が多い

化粧品業界は扱う商品の性質上、顔採用であるという噂があります。実際、美人が採用されやすい傾向にあると言えるでしょう。

電子部品メーカーであるローム株式会社や、三井住友海上保険株式会社は顔採用をしているという噂があります。その実態については関連記事で説明しているので、気になる方はそちらも参照してみてください。

顔採用は差別か

外見に評価をつけて顔採用をしている企業があるとしたら、それは差別と言えます。しかし、外見で評価をしている企業はほとんどありません。

一般的に、外見がよければ自信があり、面接でもハキハキと受けごたえをして面接官に好印象を与えることができます。その結果通過するというのが実態であるため、決して差別であるというわけではないと言えるでしょう。

顔採用をするメリット

顔採用をすることで、どんなメリットがあるのでしょうか。ここでは、考えられる顔採用のメリットについて説明します。

• 志望する就活生が増える
• 社内婚や恋愛を促進できる
• お客様ウケがいい

主に、この3つのメリットが考えられます。下記でそれぞれの内容について確認してみてください。

志望する就活生が増える

顔採用によって就活生への認知度が上がり、より多くの学生が選考に来ることが期待できます。「本当に美人ばかり働いているのか見てみたい」というきっかけでも、企業に興味を持ってもらえるきっかけになります。

「あの企業は顔採用をしている」と認識されると、その企業で働くことがある種のステータスになることも考えられます。

社内婚や恋愛を促進できる

顔採用によって美人な女性社員を集めると、社員どうしの結婚や恋愛を促進することができます。社内恋愛・社内結婚をすることで社員が会社に定着し、人材が流出しにくくなるからです。

社内婚の場合には特別手当が出る会社や、社内婚を促すための独身者向けイベントを開く会社もあるようです。

お客様ウケがいい

顔採用をすると、お客様からのウケがよくなります。「あの会社は美人が多い」と知られると名前が広まり、新しい取引先を獲得しやすくなります。

また、コーセーはB to Cなので、消費者であるお客様に「コーセーの化粧品を使えば美容スタッフさんのように綺麗になれるかも」という印象を与えることもでき、売上促進につながります。

まとめ

コーセーは「顔で就活生を選び、採用している」というわけではありませんが、化粧品という商品を扱うため美意識の高い学生が集まる傾向にあります。選ばれた社員を見ると「顔採用をしている」ように感じるでしょう。

実際には美人かどうかよりも、総合職なら自信があるか、美容スタッフ職なら接客に向いてそうかを見られます。顔採用についてはあまり心配せず、自信を持って選考を受けましょう。