メーカーの海外駐在員の年収はどれくらい高いのか!?地域別の特徴についても紹介!

海外駐在員とは日本企業勤務のサラリーマンが、海外支社などに会社命令で一定期間赴任する人を指します。今回は主にメーカー系海外駐在員の待遇や年収について紹介します。また海外駐在員の役割や期待される成果などについても解説していきますので海外駐在希望の方はぜひ参考にしてください。

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この記事の監修者

キャリアカウンセラー|秋田 拓也

厚生労働省のキャリア形成事業にキャリアコンサルタントとして参画。
大手警備会社にて人事採用担当として7年間従事の後、現職にて延べ200名以上の企業内労働者へキャリアコンサルティングを実施。

■所持資格
国家資格キャリアコンサルタント、産業カウンセラー、CDA(キャリア・デベロップメント・アドバイザー)

海外駐在員とは

海外駐在員とは日本に本社を置く企業から海外転勤命令を受けて、海外の支社や現地法人へ赴任しているサラリーマンのことです。

メーカーの海外駐在に関する2つの疑問

中堅から大手まで日本のメーカーの多くは海外へ工場を持っています。それは人件費や土地代など物価が安いので、日本より低コストでモノ作りが出来るからです。

技術指導者やマネージメント、営業マンとして海外赴任しているメーカーの海外駐在員について、気になる二つのことを見ていきましょう。

目次

海外駐在は出世が望めるエリートコースか

メーカーの場合、製造現場も販売網もグローバル化が進んでいますので、海外駐在が特に出世コースの一つとは考えられていません。総合職キャリアの一つのステップとして見られていることが多いようです。

従って先進国だからエリートコースだとか後進国だから格が下がると言った価値観もありません。やる気があれば海外駐在の門戸はどんな社員にでも開かれています。

海外駐在をするために英語力は必須か

英語はビジネスの世界ではグローバルな公用語ですから、海外駐在するためには必須条件であることは確かです。ただし入社時から必要かというと大半の企業はその必要はないと答えています。

なぜなら海外展開しているメーカーならば、入社後語学研修を受ける機会はたくさん用意しているからです。海外駐在を希望する人は早くから勉強し努力している姿をアピールしておくと良いでしょう。

海外駐在員の年収事情

海外駐在員の年収はいくらくらいなのでしょうか。慣れない海外で苦労するのだから、それなりに多く貰わなければ割に合わないと思う人は多いでしょう。

メーカーやメガバンク、商社など海外駐在者の年収事情に大きな差はありません。住宅手当や子供の学費補助は80%から全額負担と国内と比較にならないほど手厚く支給されます。また海外危険手当も付きます。

但し業種間の格差絶対値は存在します。メーカーより商社の方が上という構図は昔も今も変わりません。

20代で独身の若手社員も男女の差無しに海外駐在のチャンスがあります。給料条件も20代だからと差別されることはなく、前述した手当はしっかり支給されますので日本以上の給料が貰えます。

海外という地理的要因による手当てに年次の差はないので、20代でも安心して海外赴任にチャレンジできます。

支給額の目安は日本の1.5倍〜1.8倍

海外駐在員の年収支給額の目安は日本の1.5倍と言われています。これは先述の手当てが高額である点に加えて、現地通貨による給与と日本側で日本円による給与も支給されるからです。

以上の話は額面であり、手取りになると1.8倍と増えるのです。理由は現地で発生する住民税や所得税は会社が負担するからです。

月給制で残業代は出ない

但し残業代は出ません。これは月給制として固定されるからです。20代の若手であってもマネージャーや支部長クラスであっても変わりません。

日本円と現地通貨の両方で支給される

海外赴任すると給料が下がるとネットで見ることがありますが、これは間違いです。恐らく日本円での給料が下がるので勘違いされているのでしょう。

現地通貨がメインの収入であり、先述したように日本円の給与と合わせれば間違いなく国内勤務時より給料は上がります。

ボーナスは通常通り支給される

海外赴任者にも当然ボーナスは支給されます。会社によって差はありますが、国内時と変わらない支給額であることが殆どです。

海外駐在の福利厚生

続いて海外駐在員の福利厚生について見ていきましょう。やはり日本より恵まれていることが多いようです。

家賃は基本的に会社が負担

家賃は全額会社が負担することが基本です。家探しも慣れない海外で赴任者が全部行うのは無理な話なので、会社側がマンションなどを用意し契約から支払いまで全て行うのです。

車と運転手がつくこともある

中国や新興国では役付きの赴任者ならば運転手付きの社用車が与えられることがあります。これは交通事情が危険な海外で赴任者に直接運転させないという安全上の配慮も含んでいます。

接待用のクレジットを持つこともある

現地支社の責任者として赴任した場合、営業用の接待費清算用として会社名義のクレジットカードが支給されることもあります。

メーカーにありがちな2つの海外駐在先

海外展開の多いメーカーで海外赴任した場合、ありがちな話を先進国と新興国に分けてご紹介します。

駐在先①|先進国の特徴

先進国と言えば北米やヨーロッパが該当します。メーカーであれば工場よりマーケティングでの海外営業が中心になるケースが多いようです。

成熟市場で営業やマネジメントが中心

先進国の市場は既に「成熟市場」化されていますので、業務は既存のルートにおける営業活動や経営、業務、人事面でのマネジメントが中心になります。

物価が高くそこまで裕福絵はない

先進国は物価が高いので、高額な海外赴任の給料をもらっても新興国に比べて生活が苦しくなるのではないかと心配される方もいるでしょう。

確かに住宅の広さやメイド付きなどの贅沢な生活は望めませんが、支出額の上回りは「購買力補償方式」で補填されますので、現地での中上流の生活は保障されます。

額面の給与支給額は新興国以上なので、ボーナスには手を付けないなど計画的に貯蓄すれば、帰国した時に見る日本円の銀行口座が楽しみになります。

駐在先②|新興国の特徴

新興国とは東南アジアを中心にインドや南米が該当します。稀にイスラム圏の駐在先もあります。

生産工場と成長市場が両立する環境

新興国は先進国以上に海外駐在員が活躍できる場が多い環境です。技術系の会社と言えど理系のみならず文系も大いに活躍できるチャンスがあるのです。

それは生産工場が多いことに加えて市場が成長途上であること、工場を取り巻く業務は資材調達から物流(ロジスティクス)、マーケティングなど広範囲に及ぶからです。

車や家政婦がつく豪華な生活

住宅の広さは日本とは比べ物になりません。更にメイド付きであることが多いのです。特に治安の面で駐在員及び家族の安全を確保するため、プール付きの高級マンションまで会社負担してくれたりする場合もあります。

社用車は当然のこと、家族用の車まで支給されることがあります(インドネシア、インド等)ちょっとした王様気分が味わえるような贅沢な暮らしも可能です。

20代から海外駐在に挑戦すべき3つの理由

20代でも海外赴任する機会はあります。20代から海外駐在に挑戦する理由とメリットを3つご紹介します。

若い頃から部下を持つ経験が貴重

特に新興国に海外駐在する場合に言えることですが、20代でもマネジメントになるチャンスはあります。言語も文化も異なる現地のスタッフをマネジメントする経験は大変貴重です。

頭ごなしに命令するような姿勢では相手にされなくなります。相手の立場や習慣を理解して、コミュ二ケーションを取りながら部下を管理する経験は帰国後のあなたの財産になります。

成長に直結する環境がある

異国の若い部下はあなたにどんどん意見を求めてくるでしょう。その時、異文化の相手の考えを推量しながら自分の意見を通せることが出来れば駐在員として立派な成長を遂げていると言ってよいでしょう。

決断や決済スピード、責任範囲などメーカー駐在の場合、若手も一人のマネジメントとしての能力を求められます。

これは三菱商事など大手商社駐在員に比べて、パナソニックやソニーなどメーカーの駐在員の任せられる仕事の幅がとても広いからです。

2度目の海外駐在の可能性が高まる

一度海外駐在を経験すると二度目のチャンスが舞い込みやすくなります。やはり経験値を会社は重く見ています。先進国と新興国の両方を経験すれば立派な海外駐在経験者と言えます。

まとめ

海外駐在員の年収や生活、福利厚生、仕事内容などについて見てきました。年収にこだわり過ぎず、海外での仕事の幅までチェックして自分が海外で何を得たいのか考えてみてください。

海外赴任を希望する就活生にとって参考になれば幸いです。

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